天女の慈愛は蜜毒となりて

勇士は天女の手に堕ちる

先の玄宗皇帝が没してから私に引き継がれたのは、混沌とした王政と後ろ盾を失った玉座だった。

「李将軍!李将軍はおらぬか!」

重々しい鎧を身につけた大男が、中華様式の宮殿をドス、ドスと歩いていく。

「李将軍!」

「聞こえておるよ、副将軍。今度は何処だ」

軍略室の扉を勢いよく開くなり部屋に入ってきた大男に対して答える。
こちらの男も大男よりは小柄だが、引き締まった体格と贅が無い肉体は歴戦の勇士を思わせる。

「ははっ!今度は南方より隣国の進軍と、西側で二つの農村にて蜂起が……」

「全く……。毎日毎日、全く頭を悩ませてくれる……」

「李将軍……、いえ、李皇帝。特に南の戦線では双方の戦力が拮抗してしまいます。御身にもご出陣いただく必要があるかと……」

この唐にて絶対的な力を誇っていた玄宗帝亡きあとは、毎日がこのような状態だった。
周辺の国をまとめ上げていた唐は、攻めに易いが、同時に守りにも弱い。周囲を囲んでいる国にとっては、隙あらば攻め込むのもた易い状態とも言える。

諸国を武力にて納めているということは、武力で反抗もされるということ。皇帝による支配が行き届く時代は良いが、そうでない今となっては悪い方へとばかり転じている。
周辺諸国は「いまが好機」とばかりに進軍を開始。我が領地の民衆も、これまで押さえつけていた不満が各所で結びつき、蜂起が連鎖していく始末である。

そして第一から第五までの皇位継承の権利を持っていた上の兄たちが運悪く、軒並み暗殺や不幸な事故、そして戦死などで次々と亡くなり、如何ともし難い状況でお鉢が回ってきたのは、戦事にしか取り柄がない元第六位のこの私だった。

(全く……此の惨事にて国家を任せるのが、よりにもよって軍部にしか顔の効かない私とは……)

これまでは上の兄たちの誰かが政を摂ると思い込み、私は数少ない得手であった武の道にて身を立たせんと、満足に都にも帰らず戦場に身を投じていた。
それが急にこの唐の皇帝の立場に据えられたのである。
執政など学んでこなかったこの身には、余りにも荷が勝ちすぎる。

ただ、今の状況に限っては執政より軍力がものを言う。
周辺国からの攻撃と内乱の鎮圧までは、この私がなんとかしよう。
その後は、私より頭の良い弟たちの誰かに執政を譲れば良い。
その決意はこの座に据えられた半月前より固まっている。

「では出るか。副将軍、私の馬の回復は済んだか」

「はっ。馬小屋にて準備してございます。
申し訳ありませぬ……。先の戦場から戻られて、まだ二日と経っておりませぬのに皇帝御自ら……」

「よい、この状況では仕方ない」

そうして軍略室を出て馬小屋に向かおうとすると、背後から女の声が届いた。

「天子様、今少しばかり、宜しいでしょうか?」

そう言い、二人の侍女が近づいてくる。
身なりから察するに、後宮の中位ほどの侍女といったところか。
皇帝の座に就いたときに後宮に控える女たちも私のものとなったが、これまで後宮に足を伸ばす暇などなかったので勿論この侍女たちとも面識はない。

「なんだ貴様らは。李皇帝はこれより出陣される。後宮の女人どもに構っている暇など無い」

「良い。副将軍、先に出陣の準備を整えておいてくれ。あとからすぐ向かう。して、何用かね。」

侍女たちに向き直ると、彼女たちの後ろからもう一人の女が近づいてくるのが見えた。

「ご出陣なさるところ、お足を引き止めてしまい誠に申し訳ございません。楊貴妃様が、どうか天子様に一度ご挨拶なさりたいと……」

「楊貴妃?」

初めて聞く名だった。
いや、先帝であった父には数多くの妻がいたという。
その中に、そんな名前があったかもしれない。

(とはいえ、女を相手している余裕は無いのだが……)

そうして目の前に現れた女人は。

まるで周囲の光が彼女に傅いているかのように輝く。

可憐とも美麗とも表現しきれぬ、天女のような貌だった。

両の手を前へ結び、上品に礼をして鈴のような声を上げる。

「ご機嫌うるわしゅう、天子様。私は、後宮にて先の玄宗皇帝の妻という栄誉を賜っておりました、楊貴妃でございます。
これよりは気軽に、”楊”とお呼びください」

美しく伸びる艶やかな黒髪。
茘枝(ライチ)の実のように透き通る白い肌。
唇は瑞々しい桃色で、慎ましく輝いている。

いや、言葉を尽くしてもこの女人を表すことは能わない。
そう思わせる、圧倒的な美貌が目の前に立っていた。

「……?どうかいたしましたか、天子様?
もしかして、何か気を悪くしてしまったでしょうか……?」

不安げに此方の顔を覗き込んできて、やっと我に返った。
ばっと後ろに飛び退き、一息つく。

「い、いや。そんなことはない。あまりにも貴殿がその、い、いや、忘れてくれ」

「?……ふふっ。新しい天子様は、変な方ですね」

口元に指を添えると、くすくすと少女のように悪戯げに笑う。

その唇に、指先に、思わず目がいく自分を覚え、かぶりを振る。

女の一挙一動に顔を真っ赤に赤らめてしまうのは、もうこの際気にしないことにする。
戦いばかりで女人と接した経験の少ない私と彼女とは、あまりに相性が悪い。

ただ、少し気になる点があった。

「其の方が、我が亡き父の妻、とな……?」

「はい。そして此よりは貴方様の妻となります。どうぞお見知り置きください」

その身の美貌とは相反するように、天女はどう高く見積もっても私より幾つか下の歳ほどであった。

(いくら何でも若すぎるのでは……?我が父は少女趣味があったのか?これでは娘を娶るようなものではないか)

疑念は募るが、今はそれを気にしている場合ではない。
一刻も早く出陣しなければ、事が悪化してしまう可能性がある。

「だが此の方に貴殿の相手をしている暇はないのだ。これよりまた戦場に出てくる。済まぬが、今後も私から声を掛けることはほぼ無いと思ってくれ」

そう突き放したように伝え、身を背けた。
あの厳格な、ほぼ面識が無かった父にこのような幼妻がいたことを今知り、そしてそれがこれから自分に充てがわれることになるという事実に、心持ちは少々騒ついていた。

亡き父の女人の好みにも。
その女人が自分の妻となることも。
そして、そのような突然の関係の変化にも、和やかに順応できるあの女にも。

どこか、嫌な感じがする。

「承知いたしました。良いのです、貴方様は必ず私の下へ帰ってこられます。どうぞ、ご無事なお帰りをお待ち申し上げております」

その言葉を訝しく思いながら、バタバタと急ぎ足で後宮を後にする。

颯爽と馬を駆けて出陣する新しい夫の姿を宮殿より見下ろし、楊貴妃はぽそりと呟いた。

「えぇ、逞しき殿方は、必ず私の元へと帰ってこられますもの……」

その眦は艶かしく、陶然とした笑みに下がっていた。


「ぐ、やっと南方の反乱での鎮圧が終わったか……」

侵略への対応と内乱の鎮圧とが落ち着いたのは、ひと月ほど経ってからだった。
その間は都に戻るのも度々軍備を整えるだけだったため、皇帝の寝室がある後宮に戻るのは久方ぶりである。

(あの幼妻は少し冷たく当たってしまったから、少し顔を合わせづらいな……)

そう思いながら後宮の門をくぐり中に入ると、そこにはあの天女がしとやかに立っていた。

軽く心臓が止まりながら表情を伺うと、こちらにも気づいたように微笑みかけてきた。

「な、お、起きていたのか……ええと……」

「ふふ、楊でございます。此度の遠征、誠にお疲れ様でございました。寝所の用意ができております。どうぞ此方に」

そう言って廊下を歩いていく。
多少呆気にとられながらも、その楚々とした背についていく。

「もしや、ずっと待っていたのか?寝もせずに」

「いえいえ、ずっとではありません。ですがもうすぐお戻りになるとは伝令より聞き届けておりましたし、先ほど馬の足音もしましたので。天子様だったらいいなぁ、と」

侍女たちに見つかったら叱られてしまいますけどね。
くすくす悪戯げに笑いながら、そう答える。

何か変な警戒をしていた自分が馬鹿らしくなってくる。
この幼妻は本当に自分の帰りを心待ちにしてくれていたらしい。
戦場続きで荒立っていた心が、少しずつ凪いでいく。

「此方へお座りください。折角なのでお疲れの天子様を癒して差し上げようと思いまして」

寝所に入ると、椅子に座るように指示された。
言われるがままに、幅が広い低い椅子に腰掛ける。

楊も次いでぽすん、と右隣に腰掛けてくると、その手には普段見慣れないものが握られていた。

「それは……琵琶、か?」

「はい、仰る通り琵琶でございます。非才のこの身ではありますが、この楽器だけは少しばかり慣れておりまして……。宜しければ、暫くの間お付き合いいただけますか?」

「構わぬ。お主の気が済むまで弾いてくれ」

そうして奏でられた旋律は。
“少し慣れている”とはよく言ったものだと思うほどに。
極楽浄土で流れている音とはこのようなものなのだろうなぁ、と感じる馥郁たる芸術の極みだった。

目の前に、まるで掛け軸でしか見たことのない極楽の風景が広がっていく。
戦でささくれ立っていた心の棘が、ひとつずつ綺麗に抜かれ平らになる。
音に触れたところから、身体が幸福感で満たされていく。
おそらく唐全土を見渡しても、これほどの弾き手は他にいるまい。

二、三曲弾き終えた楊は小休止とばかりに楽器を置く。
そのときに、自分はこの見事な演奏に対して呆けていたあまり賛辞を忘れていることに気づいた。

「…………その、見事なものだな……」

ようやっと絞り出した言葉は語彙に乏しく、学の無いことが我ながら嫌になってくる。
しかし、その言葉が心の底から嬉しいように、女は相好を崩す。

「よかったです……。天子様、戦いから戻られてからずっとむつかしい顔をされていたものですから」

楊は人差し指で目の端を釣り上げて、むっとした顔の真似をする。
それを見て、釣られて思わず笑ってしまった。

(あぁ、これほど安らかな心持ちになれたのは、いつ以来であっただろうか……)

そうして私はその後、楊たっての強い希望で寝所にて膝の上に頭を乗せられ、頭を撫でられていた。
何度も固辞しようとしたが、「私の演奏へのささやかな褒美だとお思いください」などと言われては断りづらいことこの上ない。

大人しく撫でられるがままになっていると、先ほどまでは楊から漂う良い香りで緊張していたこの身も、だんだんと眠気が襲ってきた。

「先帝陛下にも、よくこうしてお眠りになさるまで頭を撫でたものです。」

慈しむように膝の上の男を撫でる天女はそう呟く。

「あの鬼のように厳格な父が?そんなことをしていたのか?」

「ええ。玄宗帝も、この乱世を治めるうえで数々の困難に直面しておられるようでした。度重なる心労に耐えかねる夜もございましたのでしょう。その際ごとに私は床間に呼ばれ、こうして寝入られるまで琵琶を奏で、撫で差し上げたものです。」

確かに、変な緊張を催すこの膝の枕はともかく、琵琶の音は心を安らがせるのにこれ以上ないほどに効果的であった。

と、いかん、本格的に瞼が重くなってきた。
しぱしぱと瞬きを繰り返す様子を見て、柔らかな手がゆっくりと目を覆い隠してきた。

「その身はお疲れです。どうか、ごゆっくりお休みなさいませ」

言葉の最後がぎりぎり聞き取れたと思ったときには、意識はとぷんと落ちていた。


そうしてからは、戦場より戻るたびに楊貴妃の琵琶の音を聞き、寝入るまで共に過ごすのが習慣となった。

膝枕は添い寝となり、男女としての身体を重ねる間柄となるまでにそう時間はかかるはずもなく。

最初はどちらから誘ったか、などは覚えていない。
ただ、お互いの眼が合い、その眼に自分の姿が映ったと思ったときには柔らかい感覚を口に感じていた。

過酷な戦場に身を置き続ける自分にとって、ここだけが癒しの褥。
帰ってくる場所。

腰に手を回すとその華奢さに驚き、割れ物を扱うようにそっと両腕で包む。
それを見て逆に楊はぐい、と首に回した両腕を引き、耳たぶを食んできた。

「うっ……」

湯だった顔は際限なく赤くなっていく。唇の中で湿った耳に、熱い息がはぁ……と吹きかけられる。

「天子様……。ともに戦うことのできないこの身に、貴方の苦しみを癒す許しをどうか……」

「よ、楊……っ」

もう止まらなかった。
これまで我ながらよく我慢していたというほど、自らに眠っていた肉欲は凄まじい。
力強く布団の上に押し倒し、細い首元に吸い付いて痕を残していく。

楊はくすぐったそうによがりながら、しかしその腕は首から離すことはない。

「楊……っ、楊っ!」

「ね、天子様。この刻ばかりは、私のことを”ユゥユゥ”とお呼びください。
幼きときより共に育った関係のように。私に、いっぱい甘えてくださいまし……」

甘えた様子でそう言った。

この女は天性の男殺しだ。そう悟ったときにはもう遅い。
陥落した理性は目の前の天女の手の上で転がされ、男は獣となって瑞々しい果実を貪り尽くしていく。

「ゆ、ユゥユゥ……。ユゥユゥ……っ!」

「ぁんっ。もう、ふふ、天子様ぁ……っちゅ」

ちゅ、ちゅ
ちゅぱ、ちゅ
ちゅっちゅ、ちゅっぱ、ちゅ

唇が何度も、何度も重なる。
口付けの容量も分からないが、ただ合わせているだけで脳天に幸福感が電撃のように迸っていた。

もっと、もっと。
目の前の天女の唇が欲しい。
その口から溢れる甘い涎を飲み干したい。
そうやって動物のように荒々しく悶える舌の貪りを、天女は優しく受け止め、包み、弄ぶ。

柔らかな舌が緊張してカラカラの唇を舐めなぞり、歯を舐め解し、口周りの力を根こそぎ奪い取ってくる。
緩んだ口元から此方の舌を引きずりだし、女の口の中で丁寧にもてなされる。

っじゅぷ
ぶちゅ……ちゅっ
れろりゅ、りゅむっちゅ、ちゅる
ぷちゅりゅる、むちゅくちゅる

舌と舌が交尾中の蛇のように絡まり合い、お互いの輪郭を無くしていく。
いや、絡まり合っているのではない、一方的に、女の思うがままに踊らされているのだ。

「あへ……」

むちゅ、ちゅっぷ
ぷちゅる、むちゅ
ちゅ、ちゅ、っちゅ、ちゅっ、ちゅる
ぷちゅ、っぺちゃ、ぴちゅ

口元の力が抜けたところに、容赦無く舌が犯される。
慎ましやかな桃色の唇は、もはや男の口の中の肉棒を包み果てさせる女陰。
舌の感覚は甘い快感に痺れ、脳も陶酔感に満たされてまともに考える力を奪われていた。

「天子様ぁ、その、くださいませ、どうか……」

「ふあ……っ!」

予想していなかったタイミングで、ぐむ、と太ももで岩のように固くそそり立った魔羅を押し上げられる。
しとやかに滑る脚に触れられただけで、熱されきった鉄砲は暴発そしうになる。
すんでのところで腰に力を入れ、情けない態勢で発射衝動をこらえる。

その隙に、するりと腰の後ろに回される、白く美しい両脚。
目の前には、とぷとぷ、とこらえきれずに沁み出でた愛蜜と、雄蕊を突き立てられるのを今かと待ち望む肉の華があった。

「天子様、おいで……?」

ぷつん

と自らを人として留めていた糸が切れた気がした。

ず、っっっぷぅぅ…………

「あ、そんな、いきなり、ぁぁああん……」

「ぐ、ぅぅ、あぁぁああ、っ!!」

初めてその身で経験する女陰は、腰の感覚を消しとばすほどに壮絶だった。
剛直を四方八方から抱きしめてくる、肉の筒。
固く突き刺さっているのは此方なのに、なぜか優勢に立っているのは柔らかな肉で包み込むあちら側で。

抱擁のごとく迎え入れられた膣内で男根は踊る。
そして逆に穴の形はだんだんと肉棒に合わせて、ぴたりと収縮してきた。

「ふふ、熱っぅい、です……」

痛がる女人もいると聞くのに。
目の前にいる女は、陶然とした笑顔で、ただただ快感しか感じていないように。
目尻を下げて微笑んでいた。

「私は大丈夫ですから……。どうぞ、思うままに腰をお振りください」

ず……ちゅ
ず、……ちゅ
ず、ちゅ
ず、ちゅ
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ

「う、ぅう、ぐ、あ、ふぅ……っ」

だんだん早くなってくる腰の前後の動き。
突き立てられる剛直は、一挿しごとに大きく膨れ上がっていく。
その動きは天女の好いところを上手く突いたようで、先ほどまで吐息を漏らすだけだった口元から喘ぎが染み出してきた。

「あっっ、あぁん……っ!あっあっ、はぁあ、……ぁっ」

「ふっ、ふぅっ、ぅ、ふっ、うぁ、ぅ……っ!」

振る、ふる、ふる。
獣のように腰を振る。
そこには武人としての覚えもなく、男としての誇りもない。
ただ、目の前の全てを受け入れてくれる優しき天女に、己の全てを拙く、一心不乱にぶつけ続ける。
自分の弱さも、苦しさも、この幼妻は全てを受け入れてくれる。

「いくっ、っ!で、でる、出るぞっ!」

尿道を上ってきたモノを抑えることは、もうできない。
この全てを出したい。
受け止めてほしい。
爆発しそうな陰茎と承認の欲求は、華が咲いたような天女の笑顔に包み込まれた。

「……んぁっ。っ、はい、どうぞ、中へ、出してくださいまし、思いきり……っ」

腰に回された脚が、ぐい、と引き寄せる。
より深く女陰に突き刺さる棒芯。

「あ、ぐ、ぅああ、ぁぁんむぅぅううぅ……っ!」

「ちゅむ……ん、む、ちゅ………」

首に回された腕で引き寄せられ、深く唇が重なる。
喘ぎ声を出すことすら許されない。
深く、深く。
重ねられた唇とは相反するように、突き刺された陰茎からは溶岩のような迸りが漏れ出した。

(い、ぐっぅぅうぅう…………っ!!)

どっぷっ!

どぷっどぷっどぴゅるっ
どぷどぷ、どぷ、どぷ

どぷん、どぷ、どぷっ
どぷどぷ、ど、ぷん

どぷん、どぴゅ、ど、ぷ

どぷ、どぷ、どぷ

ど、ぷん

「あ……っ。ふ、ふふ。まだ出てきます……ぁん♪」

この日より、私は身も心も、楊の掌の上へと堕ちていった。


加速していく性癖の歪み

その後、これまで堪えていた欲望が堰を切ったように、私はユゥユゥと身体を重ねた。
毎日どこかで起こる戦争に対し軍を向け、同時に自分も馬を駆って出陣する。
そして夜傷ついた身体で帰ってきては、床間で甲斐甲斐しく起きて待っている楊の腕の中へと倒れ込むのだ。

ユゥユゥは、端的に言うと、非常に床上手だった。
すぐに私の性感を理解し、休みなく刺激を続けあっという間に身体を敏感にしていく。

これまで女人との経験がなく貞操ばかりは童のままだったこの身も、あっという間に女の肢体の味を知ってしまった。
いや、知らされてしまった。

(こ、ここまで女人との交わりが心地よいものとは……っ)

女との交わりに熱心になったばかりにその身を落とす男たちをこれまで何人も見てきたが、これまでは彼らを嫌悪感を抱くばかりだった。
男であるのに、軟弱なことを。鍛え方が足りん。

しかし、もう彼らの身を笑うことなどできない。

もうユゥユゥとの交わりが、私の人生の大きな悦びになっていった。

「ふふ、今日はちょっと趣向を変えませんか?」

そう楊が言い出したのは、褥を重ね始めて二ヶ月は経つかという頃だった。
曰く、いつも同じような内容では食事と同じくそのうち飽きがくるやもしれません。
曰く、夫婦として長く続くうえでも、新しい可能性の開拓は必要でございます。

そのようなことを何故か熱っぽくまくしたてられ、熱意に押し切られるままに色々と承諾をしてしまった。

その結果が。

「こ、この格好は些か恥ずかしいのだが……」

ひっくり返された蛙のような態勢で、尻穴を愛しい妻に見せつけている自分の痴態だった。
筋肉が鎧のように着いている男らしい身体も、このような姿を晒してはむしろ滑稽さを増すばかりだ。

男児として誰にも見せるべきではない秘部を、このような麗しい女人に対してさらけ出すなど……。

しかし、ユゥユゥはいたく気に召しているらしい。
キラキラした笑顔で、こちらを見て笑っている。
「うふふっ、”些か”であれば、天子様ならまだまだ耐えられますよね?ほぉらっ、もっと力を抜いてください」

「へぁっ!?」
私の、尻の窄みを、指先でゆるゆるとなぞり始めた。

「はぁ……っ、天子様、そのような恥ずかしがっているお顔をされて……可愛いです」
「そ、其の様なところ、触るでない……っ」

「あら、何故ですか?」

「ゆ、ユゥユゥの美しい指が、よ、汚れてしまう……」

きゅぅん……っ

この可愛らしき殿方は、どれだけ私を本気にさせれば気がすむのだろう、と、女の軀の奥が、熱く、熱くなっていく。

楊貴妃の全身に駆け巡った愛おしさは、彼女のタガの一つを外してまった。

はぷっ

「ぅひゃんっ?!」

(い、いま尻穴に何か生温かい感覚……がっ?!)

じゅぷ、じゅぷ
ぺちょ、ぴちゃ、ぴちゅる、ぶっちゅる

「んへぇっ!んぅ、ひゃ、ひやぁぁああ~~~~~!??」

尻の汚れをこそげ落とすように、ざらざらとした舌が穴の入り口を何度も往復していく。
これまで生まれてから、誰にも刺激されたことの無い敏感な部位。
そこは処女の秘部のようであり、そこよりも簡単に性感を開発できてしまう男の急所だった。

数分の間、未知の快感の波が襲いかかり続け、その度に高い声で情けなく喘ぎ続けた。

「……っぷはぁっ。うふふ。天子様、その様なあられもない声をあげられて、本当に可愛らしいですね」

一息ついた楊貴妃は、口を手でぬぐい、ほこほこと湯気が立った恥穴を見る。

「ひ、ひぃ……もう、気が済んだか……?」

ならもうやめてくれ、そう言おうとすると、両太ももに下から腕を回されてがっちりと固定される。
「いえいえ、本番はむしろここからですよ?もっと幼子のように、きゃんきゃん、おぎゃあおぎゃあと鳴かせて差し上げます……」

そう囁くと、幼妻は再度男の秘所を舐めしゃぶり始めた。

ぷっちゅう、ぺちゃ
ぽちゅ、むっちゅ、むっちゅる、ぺろ
ぷちゅんっ、ぬっちゅ、むちゃ、ぺちょ……

「っっはぁん!はぁぁあ、あ、ぁぁああん……。ゃ、ぁ、ぁああやあぁぁん……」

先ほどよりも明らかに熱っぽさを増した舌の動き。
激しく、しかしねちっこく。
より反応してしまうところを目ざとく見つけ、その度にいやらしくしゃぶり続けられる。

ぷちゅり、ぺちょ、ちゅ
むちゅ、ちゅっ、っちゅ、ちゅっ
む~……ちゅっ、むちゅっ、ちゅぱり

下で穴の形を丁寧になぞり、ぴちゃぴちゃと穴の縁の敏感な肉を舐めて解していく。
かと思いきや、唇で尻たぶに吸い付き、卑猥な痕を残していく。

「ん……このような隆々とした肉体をしていても、んちゅ……。ふふ、私の前ではこんなに素直な子になってしまうんですよね。あ~、ちゅ……っぱ」

「あ、ぁあ、ひぃ、ひやぁああ?!!やめ、ひゃめぇぇええ……ひぃん!!??」

すす……

尻を舐められている一方で、糸のような細指がゆるゆると魔羅をなぞり上げる。
このようなただでさえ羞恥に塗れている姿を、幼妻はさらに情けないものにしようとしてくる。

どうにか逃げようにも、固く抱きしめられた腰と太ももは微動だにしない。
さらけ出された男としての弱点を嬲り尽くされ、天女の思うままの反応を返すことが唯一できることだった。

「……はぁっ、あ、ぁあん……っ!」

しこ、しこ
しゅこ、しゅこ
しゅこ、しゅこ、しゅこ

肉棒に添えられた指がしゅるしゅると往復する。
菊門への責めでとうに限界まで勃起している陰茎は、その刺激で素直に絶頂への階段を登り始めた。

ゆっくりと、精液が上がってくる。
人しごきごとに数ミリずつ、確実に、確実に。
あと数十秒これを続ければ、簡単に果ててしまうだろう。

しかし、そんな普通の絶頂を、意地悪な天女は許さない。

途端、もう片方の手で尻穴をぐいと広げ、

ずぷり

と深く突き刺さった。

「??!!!?!おへぇえ?!!!」

舌の動きが、穴の中をほじくり返す動作へと変わる。

ずぷ、ずぷ
ずっぷり、ぬっぷ
ぬぷり
ぬぷり
ずっぷ、ぬぷ

何度も突き立てられる、芯を持った柔肉。
まるで眠ったいる性感をほじくり返すかのように。
しつこく、しつこく、何度も何度も

「あぁぁ?!あぁ?!へぇ?!ひぃぃあ!?あ、ぁ、やめ、ひゃめひぃぃいい?!?!」

ぬぷちゅ、ぬぷ
ぺちょ、ぬぷり
ぬぷ、ぬぷ、ぬぷ

しゅこしゅこ、しゅこしゅこ
しこしこしこ、しこしこしこ

(ぃ、いやだ、いや、尻穴をせめられ、ひゃぁん?!せめられてイくなど……ぃひぃっ?!)

「んちゅぱっ……。ふふ、出ちゃいますよね?お尻ぺろぺろ舐められて、おちんちん気持ちよくなって、ぴゅっぴゅ~ってしちゃいますよね?恥ずかしいですね?天子様としてあるまじき姿ですよね?でも止まらないんですもんね……ぁっ、だめですね、もう出ちゃいますね?」

「アッ?!あぁ、ひゃっ~~~っ!?あぁ?!」

(そ、そのような赤子をなだめるようなこと、いわな、言わないで、やめてくれェええ!?)

「仕方ないです、イっちゃいましょう……?気持ち良いおしっこ、ぴゅっぴゅってしましょう?あっ、でちゃうでちゃう。お尻ぺろぺろ気持ちいい。おちんちんしこしこきもちい。だめ、あっイく。でちゃう、ダメ、止められない、いいんですよ。でちゃいますね。
ふふ。はい、ぴゅっぴゅっぴゅ~~~♪」

あぁ、ああ、あぁぁあああぁあああ!!!?!??

どぴゅっっ!!
どぴゅるるるっ、ぴゅるるるっ!どぴゅるっ!
どぴゅうる、どぅぷぅんっ!
どぴゅるるるるるっっ!!

「止まらないですね……っ、あぁん、もう。まだ出てくる……。ふふっ」

どぴゅっ、どぴゅっどぴゅるる!
どっぴゅ、どぽん、どっぴゅ!
どぴゅ、どぴゅ、っぴゅ……

「はぁあんっ!あ!ぁあっ!?あ、ぁああはぁああん……」

(と、止まって、とまってぇっ……!)

結局、睾丸の中のものを全て出し切るまで尻穴は執拗に舐めしゃぶられ続け、ようやく陰茎が萎えたころには尻がふやけきってしまっていた。


おしめの中にこちょこちょ甘出し

(せ、先日は尻穴を舐められて、あられもない声を上げて果ててしまった……。いまは曲がりなりにも皇帝を預かる好みで、あのような一生の恥……っ!
ユゥユゥにはなんとしてでも、墓まで秘めて持っていってもらわなくては)

先日の衝撃的な遊戯は、心に深く刻み付けられた出来事となった。
もう、二度と、あんな背徳的な行為はしない。以後、そう決心を固めている。

しかし、自分の身体を隅から染め上げてきたあの幼妻の前でその決意を持ち続けられるか。
自分でも自身は一切持てなかった。

「お帰りなさいませ、天子様。あら、此度の戦陣はそれほどまでに過酷だったのですか?お体中が汚れております……」

「へ?!ゆ、ユゥユゥ。これは、ここまで迎えにきたのか?」

馬を小屋に入れていると、思いがけず声をかけられ奇妙な反応を返してしまった。
夜の冷えからか、暖かそうな羽織布を肩にかけた妻が出迎えて、自分の格好を見ていた。

「あ、あぁ。これは心配せずとも良い。途中嵐に遭い、泥や土で塗れてしまったな。怪我などはほとんどしておらぬ」

「そうですか、此度も誠お疲れ様でございました。
……あ、では、折角ですし、ふふ。私に良い考えが御座いますの。天子様?お召物を脱がれてから、浴室に来ていただけますか?」

“良い考え”という響きに、明らかに悪寒を感じる。
ただ、その中で芽吹いた言葉にならないこそばゆい快感を押さえつけ、後宮へと入っていった。

「ここに浸かってください。仰向けで、お腹を上にした状態で♪」
指さされたのは湯で満たされた、明らかに自分が入るには小さな、木でできた浅い容器だった。

「これは、風呂、か……?」

「ふふ、これは産湯です。まぁ正しくは”赤子が初めて浸かるお湯”を産湯と申しますので、些か語弊はございますが」

「な、なるほど……?」

色々と指摘したいことがある。
あるのだが、そもそも。

「これは小さすぎではないか……?」

少なくとも自分の身は小柄とは言えない体躯をしている。
ゴツゴツとした筋は身体を数回り大きくしているし、背も低く無い。

「ですが手脚を折り畳めば、天子様でもぎりぎり入れるような大きさでご用意したのです。あの、騙されたと思って、一度入ってみてくださいませんか……?」

そして、

(入るには入ったが、ぎ、ぎりぎりだな)

彼女の言う通り、手脚を赤子のように折り畳めばぎりぎり湯船に収まった。
いつのまにか寸分違わず、身体の寸法を把握されていたらしい。

ちらりと横に視線をやると、その姿を荒い息で熱っぽく見つめる天女がいた。
目の前の幼妻は、先ほどから様子がおかしい。
目は柔らかに慈愛の光を讃えているのに、その奥がまるで林に潜む虎のよう獰猛に輝いているのだ。

(……薄々感づいてはいたが、どうやらユゥユゥは少々困った性的嗜好の持ち主なのだな)

「で、では……お身体を洗って参りますね」

ちゃぷん、ちゃぷん

優しく湯を身体にかけ、洗っていく。

ちゃぷ、ちゃぷ
ちゃぷちゃぷ

戦で付いていた泥や埃を洗い流していく。
体を洗われているだけなのに。
なぜか変な心持ちになってくる。

赤子の頃、母に全てを投げ出し、世話をされているときの感覚。
成人し、とうに忘れた筈の、あの何もできない存在としての自分。

ちゃぷ、ちゃぷ
ちゃぷ、ちゃぷ
ちゃぷ、ちゃぷ……

石鹸も使い、丁寧に体中を隅から隅まで洗っていく。
心地よさに身を委ね、天女の指が身体を這う感覚だけに意識を集中させていく。

「折角ですので、汚れを落とすだけじゃなく、ここも綺麗にして差し上げますね」

ぼうっとしていると、ぐいと股を開かされ、逸物を晒される。
「危ないので動かないでくださいね~……」

しゅりしゅり

(え?は?)

どうやら自分は毛を剃られているらしかった。
股間の上で、剃刀が手慣れたように踊っていく。
陰茎にも睾丸にも、そして先日責め嬲られた尻穴にも。

しゅりしゅり、と刃がなぞられていく。
少しずつ自分を覆い隠していたものが奪い取られていく、不思議な感覚。
そうしてできたのは、精通を迎える前の少年のようなツルツルの男根だった。

「……っはぁ、本当に赤子のよう……素敵……」

一切の毛が無くなったそれを見て、頰に手を当て、ほぅ……とため息をついた。

「ね、天子様。私のことを”ママ”って言ってくださいませんか?」

「”ママ”……?それは、どういう意味の言葉、なのだ?」

「西洋の方で”母上”を意味する言葉らしいんです。戯れの一環で、他意はございませんので……」

この前の尻舐めから、この幼妻に流されてはいけない、何かがおかしくなってしまうと、戦場で身を助けてきた自分の予感が告げている。

なのに。
熱に浮かされた頭と、目の前の女の熱っぽい瞳に見つめられ、断ることができない。

「…………。ま、まま……」

どこか、その西洋の言の葉は、ずくんと、知ってはいけないむず痒さをお互いに呼び起こしてしまったような気がした。

「……もう一度、言って?」

「……ママ。」

「もう一度。」

「ママ。……っ」

「……はぁ……っ!ふ、ふふっ♪は~い、”りっくん”、ママですよ~?」

(り、りっくん?!それは私のことか?!)

「ほらぁ、”りっくん”。ちゃんと返事して?」

「ゆ、ユゥユゥよ。子供じみた呼び名は……」

「りっくん?ママの前ではそんな大人みたいな言葉つかっちゃいけませんよ?ほら、お湯は全部外に出したから、身体を拭いてあげますからね~」

突然、ユゥユゥは口調が変わり、赤子扱いをしながら綿布で身体を拭き始める。
それは、尻を責めたて果てさせられた、あのときのように。
甘々しく、意地悪な、男を快感で駄目にすることを好む、あの淫猥な目だ。

「は~い、腰をあげてください」

なにやら、腰の下に何やら布のようなものを通された。
そしてテキパキと慣れた手捌きでそれで私の股間を包んでいくと。
そこにあったのは、

「上手におしめ履けましたね~。ふふっ、可愛い♪」

赤子が身につける”おしめ”だった。

「こ、これはさすがに、っ!」

度が過ぎる。これは戯れでは収まらない。皇帝をなんだと思っているのか。
言いたいことが次々と駆け巡り、少し憤慨を覚えながら身を起こそうとする。

が、

しゅる、しゅるしゅる……
さす、さす、さすり……

「あ、はぁ……っ!」

抗議の言葉は、天女の手管によって瞬時にかき消された。
起こそうとした背はばたりとそのまま布団に沈む。
逸物を包む柔布ごしに、白魚のような指がするすると踊ってゆく。

「ふふふ、おしめを付けられると、始めはみんなりっくんみたいに抵抗しようとするんです。でも、おしめの上から少し優しく撫でて差し上げるだけで、殿方はお顔が蕩けちゃって抵抗できなくなっちゃうんですよ。りっくんも、ほぉら。おんなじ反応……」

すりすり
しゅるしゅる
さす、さすり、しゅる……

柔布の上から、その形を確かめるように手でなぞられる。
とうに肉棒は勃起しており、おしめの中で苦しそうに腫れ上がっている。
はやく、この態勢から脱したいのに、天女に完全に手玉に取られており満足に動くことすらできない。

「っ、ひぃっ!」

指先で、睾丸を持ち上げられこしょこしょ……と動かされた。
まるで身体の外に出ている臓物を直接くすぐられているような感覚。
触られてはいけない部分が、目の前の天女の掌の上でコロコロと弄ばれる。

こちょこちょ
こちょこちょ、くりくり
こちょこちょこちょ……

「あっ はっ、ひっぃいん……」

(こっ、睾丸をっ、くすぐられるのが、こうもこそばゆいとは……っ!ひっっ!ち、ちからがぬけぇ……っ)

「このお手玉をこちょこちょされると、殿方はひんひんと同じ鳴き声を上げてしまうのですよね。ほぉら、可愛い可愛い……こちょこちょこちょ~」

「あっ!ひっ!ひぃぃいぃぃん……」

脚の力がすとんと抜けてしまう。
喘ぎ声が止まらない。
おしめの中で、透明な我慢の汁がとめどなく流れている。

「裏側もぉ、根元もぉ……ふふ、こちょこちょこちょ~。ぼくの玉々はこんなに敏感なんでちゅねぇ」

気持ちいい。
気持ちいい。
恥ずかしい。
気持ちいい。
恥ずかしい。
気持ちいい。
恥ずかしいのに、気持ちいい。
恥ずかしくて、気持ちいい。

こちょこちょ、こちょ
こちょこちょこちょ
こちょ、こちょこちょこちょ

だんだん高まっていく性感。
勝手にへこへこと動いてしまう腰。
でも、このままだと、一気に射精できない。
でも、少しずつ、少しずつ、上ってきている。

こんな普通じゃないこと、はやくやめさせないと。
そう思うのに、くすぐったくて、気持ちよすぎて、抵抗の手が出ない。
せめて耐えるために力を入れようとしても、内股と会陰を下から上へと指先で撫で上げられ、犬のような悲鳴をあげながら無理やり脱力させられる。

しゅるしゅる、すりすり、しゅる、しゅるしゅるしゅる
こちょこちょ、こちょこちょ、こちょこちょこちょ、こちょこちょこちょ
くりゅ、くりゅ、さす、さす、さすさすさすさす

「あらあら、なんだかおしめの先っぽの方が濡れてきました。参りましたねぇ、お漏らししちゃいましたか?」

こちょこちょこちょこちょ
こちょこちょ、こちょこちょこちょ~
くり、くりっ

ずくん

「あっっ?!」

急に、くすぐったさが、切なさが。
強い感覚に変わった。
押し上げられる。
中に詰まっていたものが、急に栓が開いたみたいに上がってくる。
切なく、焦った表情を見て天女は優しく、意地悪に微笑む。

「あら?玉々だけをくすぐられて、果ててしまうのですか?
これだけ逞しく大きくしているモノを、触られもせずに果たさせてしまって良いのですか?」

(こっ、こ、こんな、赤子のようにおしめの中に吐精するなど、はっ、ぁぁああああん……)

こちょこちょ
こちょこちょ
こちょこちょこちょ、こちょこちょこちょ

(やだ、やだ、やだやだやだ、も、が、がまんが……っ!)
「あぁ、イってしまいます。イってしまいますね。
お精子が、玉々こちょこちょされただけで気持ちよーく出ちゃいますね」

こちょこちょ
こちょこちょこちょ

こちょこちょこちょ、こちょちょこちょこちょこちょこちょこちょ

(ひっ?!あっ、もう、やっっ、む、むりっ、ひぃっっ?!)

「あっ、イく、イく。出ちゃう、漏れちゃうぅ……ふふっ♪」

考えを上書きされる。楊の言う通りに体が反応する。言う通りに感じてしまう。

(でちゃう、漏れちゃう、もれちゃうぅぅう……)

じわじわとくすぐりで押し上げられてきた睾丸の中身。
ゆったりと上ってきたものは、勢いがついておらず、尿道の内側をねっとりと犯すように進んでいく。

ばちばちと目が点滅し、これまで体験したことのないほど長い、長い、長~い吐精が。

「はぁい、金玉こちょこちょお漏らし、とぷとぷとぷ~~♪」

ど……ぷっ……

とぷ、とぷっ
とぷとぷ、とぷとぷ
とぷとぷとぷとぷとぷ……
……とぷっ、とぷとぷ

(はぁぁぁああぁぁん……………)

涙を流しながら、おしめの中で切なすぎる射精が始まった。
吐精している間も、金玉のこちょこちょは辞めてくれない。
こちょこちょ、こちょこちょと。
快感に耐えることを許さず、どぷりどぷりと情けないお漏らしを吐き出させられる。

「ふふっ、これでは赤ちゃんお漏らしですね……。ほらりっくん?お漏らししたら、子どもは何ていうですか?」

快感で脳が焼ききれそうで、頭が満足に働かない。でも、自分がみっともないことをしてしまったことはわかる。謝らなきゃ。はやく。

「ごっ、ごめんなさいっ、ママ、ごめんなさいぃ……っ」

「……ふふっ。いいんですよ?
りっくんは今赤ちゃんですからね。情けなく、みっともなく、殿方としてどうしようもないお漏らし姿を晒してしまってもいいんですよ……」

睾丸をくすぐっていた指を離すと、手のひらで膨らみを優しく包み込んでくる。
ゆるゆると動かされる掌は、ぐずぐずとおちんちんを蕩かしてくる。
鋼のように固く勃起しているはずなのに、股間にもはや感覚がない。

ぬる湯に漬けられたような陶酔感だけが腰を包み、そして奥から少しずつ噴火の燻りが上ってきてしまう。
ママに触られた部分は全てその緊張から解放され、弱いところをさらけ出してしまう。

「あっ、あっは、ぁあ、ぁはぁぁあぁあぁぁ~~~~……」

とぷっ
っとっぷん……
とろとろとろ……

さすり、さすり……
すりすり、すりすり
さすさす、すりさすり

ママがおしめの上から膨らんだ肉棒をゆったりとさするだけで、無限の吐精へと導かれる。

「ママ、ママぁ……っ!」

ま、まだ、おしっことまらなっ……!

「はぁ……そんな可愛らしく泣いちゃって……。坊やが泣き止むご褒美、あげるわね。ん、しょっ……」

そう言うと、抑え付けていた服から美しく整った桃の実が、ぷるんとまろび出た。
そして二つの豊満な果実は、吐精の快楽に泣きながらよがる顔を覆い隠してくる。

「んむぅ?!むぅ、ぅぅ………」

「はい、おっぱい吸ってくださ~い……」

無理やり咥えさせられた乳首。
そこからは、甘い、ねばっこい乳が、少しずつ流れ出した。
すると、一切萎えようとしない陰茎からどぷん、どぷんと、また精子を吐き出させられる。

(おかしく、なる……。こん、なの、おかしくなる……また、出る……っ!)

ちゅ、ちゅぱ
ちゅ、ちゅ

とぷん、とぷ
とぷ、とぷ、とぷ

「ほぁら、女の人のおっぱいを吸ったのは赤子以来でございますよね?男の子は乳房の前には弱くなってしまうんです。いっぱいちゅぱちゅぱ吸って、お股からとろとろぴゅっぴゅ、いたしまちょうね……♪」

「ふぅ……っんっ!」

「うふ、また出てきました……。そんなに身を震わせて、気持ちいいでちゅか?
頭の中身が痺れて、可笑しくなってきまちゅよね?いいんでちゅよ、その感覚に、心地よさに、身を預けていきまちょう?ほぁら、ちゅぱちゅぱ、とろとろ、ぴゅっぴゅっぴゅ~……」

ちゅ、っちゅぱ、ちゅぱ、っちゅ
さすり、さす
さす、さす、さす
とろ、とぴゅっ、とろぉ、とっろぉ……

(止まんない、とまんないよぉっ……)

「んぅ……っ!あ、あぁあはぁあん……やぁああぁ……っ!」

「ほぉらりっくん、赤子はそんな泣き方しないでしょ?ばぁぶ、ばぁぶって泣いて?」

「……!ば、ばぶ、ばぶぅっ……」

「あ、……っはぁん……。本当に、かわいいぃ……~~ん、ちゅっ」

「はひゃあんっ!っばぶ!ばぁぶぅっ……!!んむっ……」

脳が焼き切れそうな快感を泣き声をあげて逃がそうとするが、口に入ってくる乳首に母乳を吸うことを強制される。
乳房にぱふぱふと蹂躙される顔は、力が抜けて厭らしい泣き笑いの顔が浮かんでいる。

それから、精液を出し切って、空イキするようになってもママはおしめをさする手を止めてくれず。
耐えきれない快感に失神してようやく解放された頃には、ドロドロになったおしめと、自分の出した大量の精液の産湯に浸かる情けない男の姿が残っていた。


尻穴への躾で壊される心

「りっくんはママの言うことを聞けるいい子だから、ママがいいって言うとき以外はお漏らしぴゅっぴゅダメだからね?」

そう言われて付けられたのは、あの日失神するまで精を搾り尽くされたおしめだった。
このおしめをつけている間は、射精を禁止される。
だが、絹で出来ている布は、中でつるつると陰茎を刺激してくるのだ。
四六時中おしめをつけられている背徳感と、肌触りの心地よさが、もどかしさを輪をかけて助長していた。

(うぅ……想定より大幅に遠征が長引いてしまった……。ようやく、十日ぶりに後宮に帰れる、射精を許してもらえる……っ!)

思わず何度も自分でしごいて果てようと思ったが、逸物に手を伸ばす度に、

–「もし自分で射精しちゃったら、あの失神しちゃったときなんて比じゃないぐらい、すごいお仕置きしちゃうからね……?」

という楊貴妃の言葉がよぎり、なんとかその手を抑える
しかし同時に、その言葉を思い出して、あの壮絶な快感を上回るお仕置きを想像し、ずきんずきんと股間を痛めていた。

そもそも、あの延々と引き伸ばされる吐精の気持ちよさを、身体に刻み付けられてしまっているのだ。
自分でしごいた程度では、とうに満足できない身体へと調教されてしまっている。

疲れてる馬に鞭打ち、部下も置いて後宮へと戻る。
バタバタと後宮の中を走り回りながら、十日ぶりの天女の姿を探す。

「おかえりぃ、りっくん♪あら、あらあらそんなに慌ててどうしたの?」

「ゆ、ユゥユゥ、ゆぅゆぅ……!イかせてほしい……もう、限界だ……!」

「そんな泣きそうな顔しちゃって……かわいい♪」

足元にすがりつく私を優しく包み込み、神々しささえ感じる微笑みを向けてくれる。

「つらかったのね。十日も私に会えなくて、ずっと我慢してたものね」

「うん、うん……っ!」

本当に辛かった。
もどかしくて、もどかしてくて。
おちんちんが切なくて。
でもイけなくて。
ユゥユゥに、ママに会いたくて。

「でも、そしたらそんなお願いの仕方じゃないよね?りっくんは賢い赤ちゃんなんだから、わかるよね……?」

そして、もう二人は妻と夫の関係ではなく。
背徳的で、蜜月な、母と子の関係なのだ。

「ま、ママ、お願い……っ!ぴゅ、ぴゅっぴゅさせてっ……!」

「ふふっ、よく言えました。じゃあ、お布団にいこっか……」

十日間履き続けて蒸れきったおしめを新しいものに変えられ、そして睾丸こちょこちょとおしめごしのさすさすにより、一日中甘出しお漏らしをさせられる。

「あ~~っ!!あぁああぁ……」

とぷ、とぷっ
とぷとぷとぷ
とぷっとぷとぷとぷ……

「ふふっ、うふふふふ……りっくん可愛い……。
次はおぎゃあ、おぎゃあって泣いて?ほらほら、おぎゃあおぎゃあ♪」

「おぎゃぁあっ!おぎゃあぁぁ……!」

「いい子いい子♪はぁい、おっぱいでちゅよ~」

「おぎゃんむっ?!ん~~~ぅ…………」

とぷとぷ
とぷとぷっ
どぷっ、とぷとぷとぷ……

そうやって、ママの言うことを聞けたときは意識が無くなるまでおしめの中で搾り取られていく。もう男としての尊厳などほとんどなくなった。
ただただ、情けない姿を受け止め、みっともない姿で気持ちよくしてほしい。
意地悪に、甘ったるいお漏らしをさせてほしい。

魂に深く、深く刻み付けられていく快感。
そしてつい魔が差したある日、楊貴妃に隠れて自慰をしていたのがばれてしまい、私は寝室で彼女からの”お仕置き”を受けていた。

「わ~~可愛い♪ママが仕立てたりっくんのお洋服、すっごく似合ってるよ……♪」

今男の体は、おしめだけでなく赤子が身につけるような可愛らしい服を着せられている。
手と足は指を丸めたまま動かせないような布で覆われており、自分で脱ぐことはできない。

「ね?りっくん、ほら、ばぶばぶ~♪」

「む、むぅぅうう~~!」

涎掛けと一緒に口には赤子がつけるおしゃぶりを咥えさせられており、満足に声を上げることも不可能。
頭を愛おしげに撫でられながら、されるがままの無防備な身体を女に晒すしかない。
腰に手をかけられておしめをぐいを引き上げられると、つるつるの秘門が顔を出した。

「んっっっ!」

「言うことを聞けない赤ちゃんには、お尻にお仕置きしなくちゃいけないって昔からいうからね。
今日は徹底的に、りっくんがいい子になるまでまたお尻の中をこねこねしてあげる」

壺に入った香油をとろとろと指に絡めていき、楊貴妃は微笑む。
膜を張って滴り落ちる液体は、寝所の灯りを受けてらてらと淫靡に輝いている。

(あ、赤子へのお仕置きとは、尻を叩くことではなかったかひぃいぃん?!!!)

ぬ、っぷぅぅ……

香油でとろとろになった指先は、秘部へと深く突き刺さる。
尻穴を舐められたときより強烈な感覚に、背筋が弓なりに反り返ってしまう。

「ふふ、りっくんあっという間にひっくり返っちゃったね。そんなにお尻の穴気持ちいの?ぺろぺろされたときもアンアン鳴いちゃってたもんね。でも、今日はもっともっと気持ちよくて、もっともっと辛いお仕置きだからね……♪」

つぷ、つぷと何かを確かめるように指を出し入れしていると。
何かにひっかかったように指の動きを止めた。

「み~つけた……。こ~こっ♪」

ぐりっ

「むぁっぁっ!?!」

嫋やかな指先は、男の快楽の蕾を的確に捉えた。
芯を捉えた中指は、意地が悪いほどにねちっこく押し揉んでいく。

「ほぉら、こね、こね、こねこね~♪」

「~~~~!!!~~~っ!?ぁ~~!??!」

身体が跳ね上がる。
心臓がどくどくと脈打つ。
未知の快感で冷や汗がどっと噴き出る、

前立腺の刺激で強制的に勃起させられた陰茎は、その口から涙を流しながら静止を懇願する。
しかし肝心の上の口はおしゃぶりのせいでもごもごと悶えることしかできない。

お尻の奥がかっと熱くなり、硬くなった肉棒はおしめの中でビタンビタンと震える続ける。

「りっくん、ダメな子だからママにいっぱい叱ってもらわなくちゃだもんね?ママがいい子になるまで、根気よく躾けてあげるからね」

くりゅ、くりゅ
くちゅ、くりゅ

こね、こねこね
こねこねこね、こねこねこね

「お尻虐められてえんえん泣いちゃっても、赤ちゃんおちんちんの先から恥ずかしいお漏らし全部出し切っちゃっても、ママの匂いを嗅ぐだけでイっちゃうようになっても、りっくんがいい子になるまで躾けは終わらないの」

前立腺を執拗に押し上げ、こね回していく。
衣類を洗濯するときのように、膨らみを四方八方から様々な指の動きで洗い回される。

拡張した尻穴は、二本目すらも容易く咥え込んだ。
尻穴の中を中指の薬指が舞い踊り、ぐちゅぐちゅと揉み解す。
そこはもう排泄のための出口ではなく、母による快楽に塗れた仕置きを受けるための入り口だった。

執拗に、執拗に、何度も、何度も。

こね、こね、こね、こね、こね、こね

「一番いい子は、どんな子かわかる?それは、自分から危ないところに行かない子。
今まではずっとりっくんが危ないところに行くの我慢してたけど、もうだめだよ。
りっくんはもうここから出ちゃダメ。ママと安全な場所にいるのがいい子なの♪」

(しっ、しかし、それでは、このくにがぁぁあ……っぁ!)

最後に残った国を守る心が、意識を保とうとする。
しかし、天女はそれを優しく包み込み、容易くぽきりと手折る。

「ふふ。もう、強情なんだから。ママのおっぱいの匂いを嗅いだら素直になってくれるかな?
はい、これど〜ぞ♪」

そう言うと楊貴妃は片手で上半身をはだけさせると、乳房を覆っていた肌着を顔に巻いてきた。
ぷるぷるとたわむ桃肉を支えていた下着は、谷間に流れていた汗を吸っていたおかげで、濃厚な湯気がむあっと立ちのぼった。
それにより窒息させられた顔は、雌の薫りに蒸しあげられる。
淫猥な湯気を鼻筋を通り、甘ったるい匂いが鼻腔を、肺を犯していく。

(む、ぉおおぉおお……)

「ママの乳房を包んでいた肌着、ママの濃い匂いがいっぱいだよね?
あは♪りっくんのお尻の穴もひくひく震えてきちゃった。そろそろイっちゃうかな?」

背筋が震える。
絶頂が脊髄から上ってきた。
白目をむいた目は、下着に巻かれて見えない。

濃い雌の匂いが脳内を駆け巡る。
絶頂感が、浮遊感が、全身を覆っていく。
気持ちい匂いでしか、息ができない。
こんなの吸い続けたらこわれる。
あっ、お尻だめ、おしりこわれちゃう、きもちいい、おかしい。

「〜〜〜〜”!!〜〜んん〜〜〜”!!!」

(おしりからきちゃう”っ!?おかじいの、ぎぢゃぅ〜〜〜〜!?)

「気持ち良いおしっこぴゅっぴゅのときは、お手手とお脚を畳んだ姿勢でぴゅっぴゅ~だったね?りっくん、上手にできるかな?」

瞬間、条件反射のように手脚が折りたたまれ赤子のポーズになる。
辛いのに、逃げ出したいのに。
節操なく快楽を貪る赤子へと調教された身体は、一生懸命に脳天を突き上げる快感を耐えるという無意味な努力を重ねる。

楊貴妃はさらに無防備さを増したひくつく尻穴を、蕩然とした艶顔で徹底的に開発し続けていく。

こね、こね、こね、こね。

限界を超えた快感に、中心へ中心へと身体が収縮する。
勝手に折りたたまれた手脚には抵抗する意志が欠片も見当たらず、どれだけの快楽地獄が押し寄せても、全身が危険信号を放っていても、”ママ“の言いつけを従順に守る。

(ママ、まま”ぁ…………あ”ぁ……)

こねこね、こね、こね。

僅かに残っていた男としての尊厳も、思考も全て。

こね、こね、こね、こね

と…………ぷん

とぷ、とぷ
とぷとぷ、とぷ、とぷとぷ

こね、こね、こね、こね

とぷとぷとぷ……
とぷ、とぷとぷとぷとぷ……

この吐精に溶けて出て行く。

自分でも気づかないうちにお漏らしに至った躰は、貴妃によってさらなる毒沼に堕とされる。
顔に巻かれている蒸れた乳当ての中でぐずぐずと泣きながら、少しずつ自分の大事なものが欠落していくのを感じる。
でも、おしりが、おちんちんが、あたまが、ぜんぶぜんぶきもちよくてにげられない。

楊貴妃はこれで終いだとばかりに、くすりと和かな笑みを浮かべると、膝の上に乗っている愛しい赤子の頭に口を近づけ、囁いた。

「りっくん、ほら、戦いは辛いよね?苦しいよね?怖いよね?
辛いことからは逃げちゃお?
苦しいことは投げ出しちゃお?
怖いことには目を背けちゃお?
ママにぜ~んぶさらけ出して、りっくんはぜ~んぶ捨てちゃっていいの」

だから、ほら、ママの赤ちゃんのままでいようね♪

………ぁ、

もうだめだ

のう、が、

あたまが、

こころ、が、

こ、わ、れ……

ま、ま……………………

……………………、………………

それから数時間後。

顔には楊貴妃の秘部を包んでいた股布が何重にも巻かれ、大人の体躯の赤子は滅茶苦茶に乱れた布団の上で廃人となっていた。

イき続けていた最中も代わる代わる付け変えられた彼女の下着の匂いが、身体中に循環しており他の空気では呼吸ができなくなっている。

シーツや彼の身体に残る引っ掻き傷は、彼の気が狂いきる前に、最後に残っていた理性で抵抗したであろう証。
しかし、それも途中から手脚をそれぞれ赤子のポーズのまま彼女の着物帯で縛り上げられたせいで、無意味に終わっていた。

そうして抵抗を許さないまま長時間彼女の下着、肌着、そして直に脇や秘部の匂いをかがされたまま尻穴を弄り尽くされ、勇猛さを残していた男の身体は見るも無残な姿へと変貌している。

おしめは中から漏れ出した大量の精液でぐずぐずになっており、あたりに水たまりを作っている。
いたるところが彼自身と女の体液で汚れ、その腰布で巻かれた奥の目は”ママ”以外を写すことは無い。
正常な判断力と思考力を抵抗もできず奪い去られ、そこにいたのは文字通り己の力だけでは生きられなくなった”赤子”だけだった。

「ふぅ……。ふふ、これでこの子も私の愛をよく心と身体で聞き届けた、”いい子”になったようですね」

鼻から流れ込んだ匂いにより脳幹を支配され、腰の奥が熱くなるのを止められない。

「玄宗皇帝は”いい子”になっていただいてから暫くの間に、不届き者の手による暗殺を許してしまいました。本当に悲しかった……。これよりこの子は、後宮の奥深くにて私がひとときも話さずお守りいたします」

―――

「李将軍!!!李将軍はおらぬかぁっ!!」

「それが、先日から李将軍は後宮の床間から一切でてこなくなったようで……」

「な、なんだと……ええい、出せ!後宮から皇帝を出すのだ!!」

「騒がしい。何事ですか」

「楊貴妃様。副将軍が”ここに通せ、李皇帝を出せ”と騒いでいる、とのことですが。」

「追い返しなさい。天子様はもう十分戦いました。これより以後は、私が彼の心の傷を癒してさしあげるのです。貴方たちもそのような些事の相手をせず、私の助けを致しなさい」

「承知いたしました。本日はどのような……」

「ふふっ、今日は侍女と私とで貯めた母乳を産湯とし、天子様の身体を隅々まで洗って差し上げようと思います」

「分かりました。では、これより侍女を招集致します」

「ママ、ママぁぁあ~~……」

「あらあら、ごめんねりっくん。外がうるさかったでしょ?ほらほら、泣かないで。おっぱい上げますからね~」

着物の胸元を下ろし右乳房を露わにすると、とても赤子とは言えない体躯の男は一心不乱に口を近づけ、柔らかい果物を食むかのように優しく桃粒を吸い始めた。

「もうりっくんは二度と戦わなくていいの。ママと一緒に、恥ずかしくて気持ちいいぴゅっぴゅすることだけ考えましょうね……♪」

唐の都が落ちたのは、それから数月と経たぬ頃だった。


カルデアへ

「マスター!マスター!新しいサーヴァントの召喚に成功しました!」

なにがしかの奇跡により人理に登録されたらしい私は、かるであという場所に喚ばれた。

目の前には、私と同じさーゔぁんとであるましゅ様と、まだ年若い男の子のますたーが立っている。

「楊貴妃、これからよろしく!近いうちにまた戦いが始まると思うから、そのときは一緒に戦闘に出てもらうことになると思う」

ますたーはそう言い手を差し伸べてきた。
歳の頃に見合わない、傷だらけの手だ。

「ますたーとは、本来後方支援に回られるものと聞いております。その身自ら直接戦場に出られて、怖くはないのですか……?」戦いに赴くのは、怖くはないのでしょうか……?」

「そうだね……怖いよ。でも、生き残ったマスターは俺だけなんだ。俺が皆を守らなくちゃいけないから」

あぁ。
そうなんですね?
貴方も、望まぬ戦いを強いられて、傷を負っている殿方なんですね?

「分かりました。これよりこの身、ますたーに捧げさせていただきます。
宜しければ今日はお近づきの印として、ますたーの部屋にお伺いしてもよろしいでしょうか?」

「え?お、俺の部屋?なんで?」

「ふふ。実は私、戦闘はさほど得意ではありませんが、少しばかり特技がございまして。
唐の都では私の琵琶の音は評判で、かの玄宗皇帝様も、その次の天子様にも、たいそう気に入っていただけていたのですよ?」

「へぇ……それは凄く楽しみだなぁ。ぜひ聞いてみたいけど、いいの?」

「えぇ、もちろんでございます」

「なっ……!先輩の部屋に、二人で、ですか?」

二人の会話に、ましゅ様が立ち入ってくる。

「ま、まぁまぁ、マシュ。確かに戦いが始まる前にお互いの理解を深めるために、交流は必要だと思うし」

「で、でもっ。先輩、かの楊貴妃は傾国の美女と謳われます!英霊となったと言っても、まだどんな方なのか分からないのに……」

お二人が小声で会話されている。

なにやらましゅ様は、私とますたーが二人きりになるのを不安に思っているらしい。
確かに私は傾国の女として人理に登録されているとのこと。不安に思うのも当然かもしれない。

ただ、その心配は不要だ。
だって私は、殿方を危ないところから守りたい、それだけを願う平和の女なのだから。

「ま、まぁまぁマシュ。さっき楊貴妃のステータスを確認したけど、彼女”混沌・善”だったよ?ちょっと価値観が違うこともあるかもしれないけど、基本的に善性だったらだいじょうぶだって」

「ふふっ、ましゅ様、ご安心ください。ますたーの仰る通り、この身は今はますたーを守るためだけにございます。お休みになる前に、少し琵琶の演奏でお疲れをとることができれば、と思った程度ですので」

「ほら、マシュ。ちょっと最近働き詰めだったから、ついでに少し仮眠を取ってくるよ。後で休憩代わるね」

「まぁ、お二人がそう言うのでしたら……」

そうして二人は廊下に出て、マスターの自室へと歩みを進めていく。

(このお方も、玄宗皇帝や李皇帝と同じく、望まぬ大役を任せられ、そして悉くを尋常ならざる努力にて乗り越えてきた方……)

愛さなくては。

守らなくては。

その胸の内にジリジリと燻り立ち上る、歪んだ保護欲を素面の表情で必死に押さえつける。
まだ出してはいけません。かの皇帝たちも、そしてきっとこのマスターも強いお方。
そう簡単に情けないお姿は見せないでしょう。

「でも、かの有名な楊貴妃さんの子守唄ってどんな感じなのかなぁ」

ただ、その内側には誰にも見せられないほど弱い赤子が眠っているのです。
ええ、そうでしょうとも。
この楊貴妃は、そんな殿方を癒し、愛し、守るために在るのです。

そして、二人は部屋にたどり着いた。
マスターの部屋。それは彼を保護するセキュリティの観点からも、内側からロックをかけるとサーヴァントでもおいそれと無理やり開けることは叶わない仕組みになっている。

– ここにはもう邪魔するものはいない。
– 今まで戦いつづけたこの偉い子を、危ないところに連れ出す不埒者はいない。

カチャリ

扉が閉まり、鍵がかけられた。

そうして、傾国の天女による、かの皇帝たちをも堕としつくしてきた愛技の数々の矛先が最後のマスターへと向けられる。

「ねぇ、マスター……いえ、天子さま。楊が貴方さまを隅から隅まで、幼子のように愛し、癒し尽くして差し上げますからね?」

人理を守護する稀有な若人の心は、中華を傾けた天女の歪んだ庇護欲に跡形もなく蕩け堕とされた。

End

中編・長編執筆の進捗

性感躰です。最近、新しい作品の投稿ができておらずご無沙汰しています。

昨年8月末に初めて作品づくりを始めてから、あっという間に一年が経ちそうそうです。

執筆当初の目標としては、ひとまず自分の性癖を満たす作品を一定品質以上の濡れ場クオリティで書けるようになるために、短編を中心に投稿しておりました。

恥ずかしながら仕事で忙しくしていたせいでコンスタントな活動ができておりませんが、ただ「抜きどころ」だけを切り取るだけではなく、物語の文脈としての表現をその基盤に持てればより変態的で興奮する作品がつくれるのではないかと思い、中編・長編の構想は結構前より進めておりました。

色々ボツにもしておりますが、今はなんとなく以下の3つのアイデアでプロットを組み立て書き出し始めています。

1.教え子に変態性癖がバレた教師が、学校のあらゆる道具・場所で徹底的に躾けられていく話

2.パパ活アプリで出会った女子大生に被虐体質に変えられ、ペット契約で人生台無しにされる話

3.年上のお姉さんに女装癖を植えつけられ、変態ち○ぽがついた女子にされる話

すでに書いている短編たちにも続編や番外編・シリーズ編を付け加えたりもしたいなぁ、と漠然と思っていますが、どれが先になるかは当の本人にもわかりません。

ただ、創作意欲は以上のようにまだまだありますので、お待ちいただいている方がおられましたらば、気長にどうぞよろしくお願いいたします。

モコモコパジャマの前に男は脆く

「あ〜んなに自信満々で追い詰めておいて、こんな情けない姿晒すなんて。ねぇお兄さん、本当にやる気あったの?」
「ふむぅ……むぐぅ……!」

B級冒険者の男はギルドから請け負ったD級の淫魔退治の任務を果たしに、その根城へと足を踏み込んだところだ。
いや、そのはずだった。
今やその顔は、ピンクと白のボーダーのモコモコパジャマ姿の、淫魔の足の下に敷かれている。

淫魔は13〜4歳の少女ほどの年齢に見え、柔らかそうな生地のパーカーとショートパンツ、そして膝丈まであるルームソックスを身に着けている。
薄い天蓋がついたベッドの上に小柄でプリンとした臀部を乗せ、床に仰向けで転がる男を愉しそうに見下す。

パジャマと同じく靴下も、モコモコとした異常に肌触りが良い素材でつくられており、そのマシュマロの様に柔らかな足裏が、逃れようとする彼の抵抗を容赦なく踏みにじる。

男は簡易防具を付けた格好でどこにも傷が無い筈なのだが、何故か完全に目の前の淫魔へとその無力化された醜態を晒している。
彼の股間の部分はじっとりと濡れており、時折ひくひくと腰をわななかせる。
その僅かな動きさえ、男の頭部に置かれた靴下を履いた脚が押さえつけて戒めてくる。

大の大人が少女の足蹴にされ完全に馬鹿にされていることに屈辱感が沸き起こるのだが、柔らかな靴下に顔をトロトロと撫で回される快感で、思わず顔が溶けてしまう。

「ほぉら、女の子の靴下ふわふわで気持ちいいでしょ〜。ふふ、やぁだ、お兄さんの顔にやにやして馬鹿みた〜い♪」
「ん……あふぁ……んぅ…」

同時に、鼻に靴下を押し当てられた際に脳を犯す、強烈なメスの匂い。
おそらく普段からこの少女淫魔の寝巻きとなっているこの服たちは、彼女の汗やフェロモンがこれでもかというほど染み付いている。

特に汗をかきやすい足を包む靴下からは、少し鼻を近づけるだけで脳がクラリとくる淫臭が漂ってくるのだ。
それが直接鼻腔に押し当てられると、肺の奥まで桃色の空気が流れ込んできて細胞を一つずつ卑猥に犯し、壊していく。

(ぐ、む、ぁ……も、やめて、くれ……!このままだと、足の匂いなんかで、こんな小さな淫魔の奴隷に、堕とされ、ちまう……!)

性欲に正直にさせられた身体は真っ先に彼女に白旗を揚げ降参させられてしまっており、微かに残る理性で必死に意識を保とうとする。

それは底がピンクの催淫粘液で満たされた蟻地獄に堕ちようとする身体を、淵に捕まって限界まで耐えようとするかのごとく。
だが、そうやって健気な努力を見つめる少女は愛おしげな眼を向けながら、容赦なくその手を足で突き落とす。

「あ〜あ、私の匂いを体内に入れすぎて、もう身体に力入んないねぇ。お顔横にふりふりしてどうしたの?もっとこの靴下に染み付いた私の匂い嗅ぎたいの?」
「や、ふぁ……ん、あぇ……」

虫をいたぶるかのように、足先で頭を蹴転がして弄ばれる。
先ほどから何度も何度も濃い匂いに踏みしめられ、強烈な快感を引き起こす淫臭と感触を再体験させられ続けられているせいで、彼の心はもう折れる寸前まできていた。

「ふふ、力抜けすぎて何言ってるかわかんない。でもさっきから足の裏嗅がせてあげるたびにビクビク女の子イキしちゃって、お兄さんの股間から我慢汁染みちゃってるから、たぶん嬉しいんだよね?」

スッと両足を上にあげると、照準を定めるように俺の顔の真上に浮かせる。

「じゃあ今度こそ、私の足の匂いで窒息させて、負けさせてあげる。ほらぁ、嫌だったらちゃんと逃げないと、淫魔特有の濃〜い足裏の匂いでお兄さんの頭くるくるパーになっちゃうよ〜?」
「……っ!!!」

(い、いやだ、もう今度こそ、頭バカにされる……!壊される……!)

目と鼻の先に、ムンムンと淫臭を放つ二つの足裏が掲げられる。
反抗する気持ちを見る見る間に蕩かしてきた魔性の足を絶望した思いで見上げながら、脱力されきった身体をなんとか動かそうとする。

彼はせめてもの抵抗に、少ししか力の入らない首を、左右へと逃げるように動かす。
その無力な反抗心をあざ笑うかのように、ぴたりと真上に少女の両足がついてきて、トドメを刺す機会を余裕綽々と伺う。

「……お兄さん、本当にちゃんと逃げようとしてる〜?実はイヤイヤしてるところを無理やり私に犯されるの、楽しみにしてるんじゃないの?」

幾度となく彼女の足の淫臭を嗅がされ、もはや首から上でさえも満足に言うことをきかない。
力尽きて獲物のささやかな顔の動きの抵抗すらも止まったとき、少女に似つかわしくない大人びた厭らしい笑みで様子を伺っていた彼女は、ギロチンの刃の如くスッと真下に下ろした。

「あ〜あぁ、もう逃げるのやめちゃった。やっぱり、私の足の匂いが嗅ぎたいんじゃない。息荒げながら期待して見上げちゃって。
ふふっ、そんな欲しがりわんちゃんなお兄さんにはぁ、お・仕・置・き♪」

ーーむぎゅり

両足で挟み込むように、顔全体を靴下で覆われる。
土踏まずと土踏まずの間にできたわずかな空間に鼻を押し当てられ、
むわり……
と濃厚な空気が密集する。

「はぁい、恥ずかしい格好で私の足裏くんかくんかさせて、お兄さんの性癖を歪めちゃいま〜す♪
自分は女の子の靴下にも逆らえない身分だってこと、しっかり身体で覚えるまでお仕置き続けてもらおうね〜」

「ん、ん、んう”〜〜〜〜〜〜……!!」

ビュクッ!
ビッックン
ビックン、ビク、ビクビクッ

「あはっ、やっぱり靴下の匂いだけでイっちゃった!白いおしっこ暴発させられて悔しいね〜、恥ずかしいね〜♪ お股からなんだかシミが広がっててお漏らし赤ちゃんみたいだよ〜?」

顔は少女の脚で地面に押し付けられているので微動だにできない。
代わりに脱力してコントロールを失った四肢が、あらぬ方向へとバラバラに痙攣する。
その動きで顔と靴下の繊維が擦れ、肌を蕩けさせる肌触りでまた小さい絶頂が波状的に押し寄せる。

少女の靴下の匂いでイく。
モコモコの肌触りで、またイく。

ぐりぐり
ぐりぐり、
と足裏への負けを認めさせるように。

(負けだくないぃ……イぎだぐないのにぃぃ……〜〜っっっ!)

ビクッ
ビクンビクンッッ
ビクビクッ

「やだぁ……恥ずかしい〜……。女の子の靴下にも勝てない、負け犬おちんぽ♪雑〜魚ちんぽっ……♪」

彼の戦士として、男としてのプライドは、戦闘用の衣装でもないただの就寝着である、女子の象徴のような可愛いパジャマで弄ばれて、跡形もなく弾けて消えそうになっていた。

こんな醜態を彼が晒すまでに至ったのは、1時間前に遡る……

[newpage]

ーーーー1時間前ーーーー

「ここが複数の淫魔が寝付いているっていう館か。案外小さいじゃないか」
ザッ、ザッ、ザッと足音を響かせ、白い洋館の前に男が辿りついた。

彼は中心街のギルドのB級魔物ハンターで、ウェアウルフやゴブリンなどの中位ランクモンスターを狩ることを生業にしていた。
今日はたまたま目当ての任務が全部他のハンターに取られていたところ、珍しい内容の札が置いていたのだった。

(淫魔退治……無人の館を根城にしている複数の淫魔を退治してください、か。報酬は50G〜とあるが、討伐数によって値上がりするんだな。まぁ、わりと割りのいい内容じゃないか)

淫魔を討伐したことは無い彼だったが、淫魔の魔物ランクはD級である。
普通に考えれば苦戦するとは思えない。
彼もそう考え、その任務を引き受けて夜の時間に対象の館に向かったのだった。

それが、彼の”人間”として最期を決めるとは知らずに……。

ーーー館到着後

ギィ……
(物音は……しない。誰もいないのか?)

外観が白かった館は、どうやら内装もほぼ全部城のようである。
正面玄関の扉を開けると、各部屋に繋がるクリーム色の扉と、入り口から正面の階段へと伸びる、ベビーピンクの毛並みがよい絨毯が目に入った。

「……ん?あれ?お兄さん誰?」

ふと声がした上の方を見ると、ふよふよと宙に浮いている小柄な女性が目に入った。
いや、容貌こそ少女のようだが、背に生えた蝙蝠のような小さな羽と、腰から伸びる尻尾が彼が目標としている魔物であることを証明していた。

(もう獲物が見つかったか、運がいい。どうやら見た感じ俺よりもふた回り以上レベル下の相手だな。)

「俺は中心街のギルドに登録しているハンターだ。残念なお知らせだが、ちょっとおイタが過ぎたようだな。
うちのギルドからのお達しだ。お前らを全員討伐するためにここに来た」

「え、うそ!なんでわざわざ私以外の娘たちが出ちゃってるときに来るのよー!タイミングわる〜い!」

目の色を変えた淫魔は踵を返すと、上の階の奥に伸びる通路へと飛び去っていった。

「……逃すか!」
(あのガキみたいなやつしかいないのか。どうやら好都合だな。こいつを斃した後は罠でも仕掛けて、仲間の奴らも根絶やしにしてやろう)

「ここは、クローゼット……か?」
そうやってたどり着いた部屋の扉を開くと、ハンガーに掛かった服たちが所狭しと並んでいた。
ドレス、卑猥な下着、村娘が着ている服、パジャマ……
どうやら部屋の入り口に服掛けが幾つもあるようで、奥の方が部屋になっているようだった。

彼は服をかき分けて奥まで進むと、少しひらけた場所にベッドが鎮座していた。
そこに少女淫魔は、まるで部屋着、というか寝巻きの装いで座っていた。
脚をベッドの裾から放り投げて、パタパタと動かす。

「私の寝室にいらっしゃ〜い♪ ほら、お兄さん怖がらずにこっちにおいで?」

「言われなくても……っっ?!!」

ベッドが置いてある空間に足を踏み入れると、強烈な甘い匂いが彼の鼻腔を襲った。
思わずよろめき、膝をついてしまいそうになる。
すんでのところで耐えると、ニマニマと意味深な笑みを浮かべながら少女はこちらを見ていた。

「あっそうだ、靴下履くからちょっと待っててね」

敵を目の前にし、余裕な態度でそう言いのける。
白く細い、陶磁器のような艶をもつ脚がスッと彼の方に伸ばされ、そこに白とピンクのボーダーのルームソックスが通されていく。
シミひとつ無い美しい肌は、隠してしまうのが惜しいように見え、だが隠れてしまうことでより素足が背徳的な感覚にもなってくる。
やがてモコモコと柔らかそうな靴下に両脚が秘められたところで、声をかけられる。

「さ、準備おっけ〜!どこからでもかかってきていいよ、お兄さ〜ん♪」

(……なっ、おれ、何で脚と靴下なんかに見惚れてたんだ!)
「……お前、ふざけてるのか。戦うなら戦うで、それにふさわしい格好をしろ」

「え〜?これが女の子の夜の勝負服だよ?あ、お兄さんなんか童貞っぽいし、そういう大人なお話はわかんないか〜♪」

手慣れた娼婦のようにその幼い肢体を艶めかしくくねらせ、見下げたように彼を一瞥する。
完全に目の前の男を自分よりも性的に下位の存在として認識したらしい彼女は、年上の女性が未経験の少年を手解くかの如く、彼を小馬鹿にする。
戦闘の実力こそ努力で磨き上げたが、どうも昔からウブで女性経験がからっきしな彼にとって年下の女性に最も言われたくない図星をつかれてしまい、思わずカッと頭に血が上る。

「この……クソガキっ!」
先程まで脚がよろめいていたのも忘れ、武器を手にして少女に振り下ろそうとする。
距離自体は2〜3メートルほどで、飛びかかればすぐにその手は淫魔を貫くはず、であった。

「ふふっ、そうやってがっついちゃう男の人は嫌われるんだよ?仕方がないから、私がイチから女の子のこと教えてあげるね。『バインド(拘束)』〜♪」

指をくるっと小さく回すと、急に両脚が一つに拘束される。

「おわっ?!」

勢いをつけて飛びかかった分、急に止められた身体は慣性の法則に従って無防備に宙を舞う。

「むふふ、はぁい。いらっしゃ〜い♪」

「むぐっっ??!」

行き場を失った上半身は、投げ出された先にあった少女の身体に抱きとめられる。
武器は手から放り投げられてしまい、顔は少女の胸元の横、脇の間へと飛び込んでいった。

「お兄さんと私ぐらいレベルが離れてると、2〜3秒しか拘束効果は無いんだけど、十分だよね。
淫魔のエッチな脇の匂い、お兄さんはどこまで耐えられるかなぁ……♪」

脇からは、むわぁ……と濃く甘い淫臭が襲ってくる。
鼻の頂点は少女の脇に囚われ、じっとりとしたモコモコのパジャマの匂いを嗅がせられる。

(こっ、これは、危険だ……!はやくっ、にげ……)

逃げようと腕をばたつかせるが、ひしっと頭部を大事そうに抱きとめられ、淫臭で耽溺した脳では溺れもがくような弱々しい動きしかできない。
息苦しさでより呼吸が荒くなり、鼻の奥までむせ返るほど濃いフェロモンが届いてしまう。

(やめ、わき、これ、匂い、だめ、も、もっい、イッッグゥゥ……!)

ビクッ
ビクッ
ビククッ

「ん”ぅぅ”う”〜〜……っ!」

「あはっ♪匂いだけでイかされちゃった〜♪ 匂いで甘イキさせられるの、お精子出ないのにすっごく気持ちいいよね〜。それが女の子のイき方だから、何度も復習して覚えようね♪ はぁい、もっと深く吸って〜……」

女児特有のミルクの様な臭いと、花のような女性の可憐な芳しさが、男を唆す姦淫な淫魔の薫りと混ざり彼の脳神経を混乱させる。
オスの脳髄を痺れさせて、心の無抵抗な部分を剥き出しにさせられていく。

温かさを得ることを重視したその衣服は、一本一本が柔らかな繊維で織られており、寝汗を吸うように吸水性が高く作られてある。
水を吸いやすいというのは同時に匂いが沁み付きやすいということであり、体臭それ自体が男殺しの武器となる淫魔たちが身につけた場合、幾重にも重ねられた香りがオスを即時屈服させるだけの濃さへと強まってしまう。

「むぐぅぅ………っ!」

ビグンビグンッッ
ビクビクビクビクッ

彼女たちからすると、そのパジャマの匂いを嗅がせるだけで男たちが面白いように精を吐き出し、腰をヘコヘコ振る犬へと化すのだ。

「あはっ、またイっちゃったの?お兄さん流石に弱すぎない?他の童貞さんでもこんなに早く堕ちちゃった子いないよ〜♪」

できの悪い子どもを嗜めるような口調で、さらに脇にしっかりと顔を閉じ込める。
イけばイくほど、男は何故か極端に力が入らなくなってきており、なされるがままの身体はそれを拒絶できない。
射精にギリギリで至らないもどかしい絶頂を繰り返させられ、むず痒さで震える下半身を思わず前後に振り始めてしまう。

ものの数分で従順なペットのような様まで身を堕とした男の姿を楽しそうに眺めて、少女は妙案を思いついたように口を開く。

「じゃあ、これからお兄さんに逃げ出すチャンスを3回あげるね?10分間射精しなかったらお兄さんの勝ちで、射精させられたら私の勝ち。女の子イキはカウントされないから、精子さえ出さなければ何回でもイっていいよ。
あと、童貞のお兄さんへのハンデとしておちんぽは触らないでいてあげるね。こ〜んなに手加減してあげてるルールなんだから、大人のお兄さんが勝てないなんておかしいよね〜♪
もし3回ともお兄さんが負けちゃったらこれから一生私の遊び道具になってもらうから♪ 私のお人形さんになりたくないなら、ちゃんと頑張るんだよ?」

ーーそして時は戻る。

脇の間で蒸し蕩けさせられた頭と身体は、彼女の足元へと這い蹲されて、新たに靴下の匂いへも屈服を示してしまった。
表情どころか口元すらもゆるゆるに脱力させられ、無様に舌を伸ばした顔面はみっともないにやけ顔に歪められている。

「モコモコパジャマの怖さ、これでわかった?
こんなにふわふわの素材だと汗をいっぱい吸っちゃうから、普段から着てると淫魔のフェロモンや淫香がべったりと染み付いちゃってるの。
お兄さんみたいなちょっと戦うのが強いだけの童貞さんなんか、女の子のモコモコパジャマの敵じゃないの」

淫香で何度も深く果てさせられた身体は、陶酔感で浸されてぐずぐずにふやけてしまった。
脇の匂いで屈服させられ、靴下の匂いで心を折られ、いいように痴態を晒す恥辱に震える姿を舐めるように眺め、少女は唇を濡らして笑う。

「ふふふっ。私好みの素敵なお顔になったね。
私、大人の男の人が恥ずかしさで顔真っ赤になって、ふるふるって震えてる姿だいだいだ〜い好きなんだぁ。お兄さんってプライド高いくせに、ちょっと辱められちゃうとお顔キュ〜ってしちゃって頑張って耐えようとするの、はぁ……すっごく惨めで可愛い……♪」

ベッドに座りながら、ふとももに肘をついて彼の情けなく緩んだ表情を舐め回すように見つめる。
羞恥に塗れながら、彼の頭には先ほどから浮かんでいる疑問がうっすらと過ぎる。

(おかしい……射精させられた回数は、多くないのに、なんでここまで、全身に力が……くそ、指一本、うごかせない……)

何かを察したような表情になった彼女は、それに答えるように説明を始めた。

「んふ。淫魔のフェロモンには、その淫魔ごとの性的嗜好とか特性が色濃く出るようになってるの。だから、私のフェロモンの効果は『脱力』と『羞恥』♪
お兄さんがさっきから私にイかされるたびに抵抗する力が抜けちゃって、恥ずかしさやみっともなさが増しちゃってるのって、私のフェロモンのせいなんだよ?すごいでしょ?」

(なっ、なんだそのふざけた効果は……?!)

彼女の言葉が本当なら、この匂いを嗅いだり、イかされる度に抵抗する力を奪い取られ、同時にその無様な自分に対する恥辱も際限なく高まっていくということだ。

まさに淫魔ごとの趣味の悪さが形となったフェロモンの効果に、思わず冷や汗が浮かぶ。
このまま目の前の少女に弄ばれ続けば、一切抵抗できない状態で、プライドをズタズタに引き裂かれるほどの強い羞恥心を伴う辱めを、延々とを受け続けることになってしまう。

「私とのゲームにあと2回負けちゃったら、お兄さんはこれから一生、モジモジ恥ずかしがる姿を私に弄ばれ続けるお人形さんにしちゃうからね♪ 頑張って我慢してね?
とりあえず、どうせなら罰ゲームでもお兄さんの可愛い姿見たいんだけど、どうしてあげたらもっと恥ずかしがってくれるかなぁ、う〜ん……」

腕を組みながら首を可愛くコテンと倒し、わざとらしく考え込む。
しかしその内容は男の尊厳を完膚なきまでに砕き散らす、残酷な嗜虐者の嗜好だった。

「あ、わかった!私のパジャマがそんなに好きなら、もうお兄さんも着てみればいいんじゃない?」

ぽん、と手を鳴らし、一世一代のアイデアを思いついたように口を開く。

(……は?)

「女の子のパジャマ、しかも、ぜった〜い大人の男の人は着ないようなモコモコの可愛いデザイン!こんなの着ちゃったら、もう男の人失格だよ〜♪ ね?そう思うよね?」

「ふ、ふざけ……」

「はいはい、負けちゃったお兄さんに拒否権はありませ〜ん♪
えっと、昨日着たパジャマが確かベッドの中に……あった!」

ごそごそとベッドと掛け毛布の間に手を入れると、今少女が着ているのと同じようなデザインの、モコモコとしたパジャマのセットが現れる。

「さっき、私の靴下には何回も負けちゃったから、これは最初の罰ゲーム!ほら、足あげて、お・に・い・さ・ん♪」

「やめ、こら、やめ、やめて……たのむから……っ!」

「〜〜♪」
弱々しい抵抗は無視され、裸にひん剥かれた身体に、靴下だけが通される。
ベトリと粟の匂いが立ち上るむき出しの股間からは力なく陰茎がたれさがり、何も付けられてない裸体に唯一着せられたモコモコしたソックスが、その姿の変態性を強調する。

「わ〜可愛い〜♪ お兄さん、女の子の靴下似合わな〜い♪
ねぇ、どう?靴下履いちゃったところ、さっきよりも全然力入んないでしょ?
筋肉を動かそうっていう脳神経からの命令を、私のフェロモンが途中でぐずぐずに溶かしちゃうんだぁ♪」

彼女の言う通り、ソックスの生地の下の筋肉、というか神経に一切動こうとする意思を感じられない。
感触はあるため感覚神経が遮断されたのではなく、あくまで運動神経が完全に取り上げられたようである。

(まさか、淫魔のフェロモンが染み付いた衣服ってだけで、根こそぎ抵抗する力を奪うなんていう危険性があるなんて……!)

脚はもう完全に使い物にならない。
逃げるなら、尺取り虫のようにゆっくりとヘコヘコ腰を振りながら進むしかない。
が、目の前の彼女がそれを許す筈がない。
楽しそうにこれからの彼の運命を告げる。

「射精したらその瞬間、お兄さんの身体は私のフェロモンの吸収率がどんどん上がっちゃうからね。その度にどんどん力が入らなくなっていって、もっとも〜っと恥ずかしさが増しちゃうから。……恥ずかしさでいっぱいのくせに気持ちよくなっちゃうお兄さんのお顔、私に見られたくなかったら頑張って我慢するんだよ?」

彼の微かな抵抗を、丁寧に一つずつ摘み取るのが何より楽しいかのように、絶対に報われないことをわかっていながら最後の希望を、恥辱に塗れた絶望とともに、悪趣味にちらつかせる。

「じゃあ次も、10分間お兄さんがイかなかったら勝ちだよ。今度は耐えられるかな〜?靴下に負けちゃうようなド変態のお兄さんなら、何されちゃっても負けちゃう?そんなことない?クスクス♪
じゃあ今度はベッドの上でゲームしよっか」

力の入らない両脇を抱えられ、ズルズルとベッドまで引き上げられる。
するとモコモコパーカーを手にし、裸の上半身へとあてがい、力の入らない腕に通してくる。
奇妙なことがあるとすれば、そのパーカーを彼女は”逆向き”に着せてきている。

「あれ〜、なんだか間違って後ろ向きに着せちゃったな〜。ふふっ、これで10分間射精しなかったらお兄さんの勝ちね」

(これは、上着を着るだけか……?なら、まだ希望があるかも……!)

肌に擦れる柔らかな生地の感触が、上半身を犯す。
絶頂とともに肌が鋭敏になっているためそれだけでも苦悶しそうになるが、まだギリギリ耐えられそうな刺激だ。

だが、それは余りに甘い推測だった。

「じゃあ、これ被って、10分のカウントスタート、ね……♪」

首の前に垂れ下がるフードを持ち上げて、顔の前までもってくる

パサッ……

と顔の前面がモコモコパーカーのフード部分に覆われた。
その瞬間、どんなスイーツよりも甘ったるい匂いの奔流に襲われる。
これまで嗅がされてきた足裏や脇などとは全く違う、暴力的なほどに甘い臭気。

(んにょぉぉおおおほぉお〜〜〜!!)

「フードの内側は、私の甘〜い髪の匂いが染み付いちゃってるからね。いい匂いがいっぱいで天国みたいでしょ?好きなだけ嗅いでね?」

(ぐぎぃぃぃぃいい〜〜!?!あま、あまいぃぃいい、いぃいい……っっっっ!!!?)

脳髄と脊髄まで痺れさせられ、彼の意識とは無関係に身体が拒絶反応を示す。
その拒否反応は前立腺と陰嚢まで届き、溜まったダムから決壊するように尿道から精液が吹き上がった。

ビュッビュビュクビュッ!!

「えぇ……嘘でしょ?お兄さん、すぐイっちゃった……。まだ10秒もたってなかったのに……。
もうっ!ちょっとお兄さん?ほんとにや・る・き・あるんですか〜?ん〜〜?」

さわさわさわさわさわさわさわ……

「んんいぐぐぅぅぐぅ”う”ぅ”う”……!!!」

ビクビクビクッ
ビグンッ
ビグッッビグッッ

少女の手が上半身を這い回り、パジャマ越しに胸から背中、脇、お腹を優しく撫で回す。
フェロモン漬けのパーカーに包まれているせいで上半身の筋肉には力が入らず、一番敏感な状態でなされるがままに身体を犯される。

射精を伴った絶頂と匂いでの深イキが綯交ぜとなり、人間の許容量を明らかに超えた快感に襲われ身体中が地震でも起きているかのように小刻みに揺れる。

「あはっ……♪ もう、その馬鹿みたいに痙攣してる恥ずかしい姿に免じて許してあげる。でもあと10分の残りの時間は、ずっとお兄さんの身体中虐めちゃうからね?」

さわりさわり……
さわさわさわさわ……
するする……
こしょこしょこしょこしょ……

「はん”っっ!っあ”っ!あ”っ!んあ”っ!ぁぁあ”っ!」

獣のような叫び声をあげさせられ、何度も、何度も、強制的に快楽の限界点を超えさせられる。
優しい手の動きでの蹂躙と、際限なく敏感にさせられる身体、身体に浸透していく淫香、どんどん深くなる絶頂が彼の人格を跡形もなく壊していく。

「ほらぁ、私のフェロモンがお兄さんの身体にどんどん染み込んでいっちゃうの、わかるでしょ?
お兄さんのイキ顔が見れないのは残念だけど、フェロモン漬けにされて身体中を犯されちゃったお兄さんのふやけたお顔、後でいっぱい眺めてあげる。グズグズのボロボロになるまで、私の髪の匂いでいっぱいイってね?」

ホワァ……
ホワァ……

ッドクン!
ッドクンッドクン!

敏感な脇を上下にさすられて、匂いイキを持続させられる。
ピンピンに勃った乳首をコリコリと指先で捏ねられ、射精の勢いを強められる。
危険なフェロモンをスポンジのように体がグングンと吸収してしまっているのを感じ絶望的な気持ちになるが、イくのが止まらない。止められない。

「んはぁぁあぁあ……!あ”っっ!あん”っ!も”、ゆるじ、ゆるじでぇぇ……!だずげ、も”う”いぎだぐない”いぃぃ……ん”お”ぉ”ぉっ!」

ーーそして、10分後。

パーカーの後ろ前を正された彼は余りの連続絶頂に浸された結果、自律神経をめちゃくちゃにされ、処女を散らされた乙女のように泣きじゃくっていた。

「……ぷっ、ふふっ、ごめんね?お兄さん。だってお兄さんが悪いんだよ?あんなにみっともない姿晒しちゃうんだから、メッタメタに虐めたくなっちゃうのは不可抗力だよ〜。あ〜もう、大人の男の人が気持ち良くされすぎて泣いちゃうなんて可愛いっ……♪」

笑いを堪え切れないように少女に嘲笑されることすらも、恥ずかしさと性感を何度もこじつけられた肉棒とってはカチカチに固まる性的なスパイスへと変換させられてしまう。

フェロモンに犯された上半身には糸が切れたように一切の力が入らない。
もはや目の前の淫魔に反抗することなど頭の隅からも消し去られ、いかに許しを請えば辞めてもらえるかで頭の中が埋め尽くされていた。

「お兄さんもう完全に心が負けちゃってるきがするけど……。約束だから、最後のゲームしてあげるね。これから私のお股の匂い嗅がせてあげるから、これも10分間耐えたらお兄さんの勝ち。これが最後の逃げるチャンスだから、って言ってももう気持ち良さと恥ずかしさで頭おバカさんになっちゃってそうだから、聞こえてないかなぁ」

形の良い張りのある臀部を、男の前でフリフリと左右に振って見せつける。
限界を超えた快感でむせ返り涙をこぼしながら、これから始まる快楽責めを想起させられて、情けなさでまた涙を零す。

「小さな女の子に簡単にメソメソ泣かされちゃうお兄さんは、女の子のお尻にも負けちゃう?そんなことないよね?もしかしたら、奇跡が起きて我慢できちゃうかもしれないよね?ふふっ……」

わかりきった結末の筈なのに、彼女はわざとらしく希望を持たせるような発言をする。
そんなことないのに。また数分も我慢できず、精液を漏らす未来が決定的に見えるのに。

「じゃあ、最後のゲーム始めるね。こんな小さな女の子のお股に、簡単に負けちゃダメだよ?」

ぽふん♪

と柔らかなショートパンツ越しに、プリプリのお尻が顔に載せられる。
伝わる柔らかさ、沁み渡る淫魔のフェロモン、絶頂へと誘われる羽毛のような肌触り。

快感に漬けられきったオスの身体が我慢などできるはずもない。
イく、イく、イく……

(イッっっぐぅぅぅ”う”う”ぅぅ!!!)

ビグッビグッ
ビグビグビグッッ
ビックッ

「あ〜あ〜。匂いイキもうキメされられちゃった。でもでも、まだ射精してないもんね♪ まだ大丈夫だよ?匂いだけなら何回でもイっていいからね」

みっともなく跳ねまわる全身。
溢れ出す涙。
完全に年下の少女に屈した精神。

そんな男の恥辱に溢れた姿を見て、悦楽と興奮が彼女を満たす。
そんな醜態に思わず愛しさを感じ、少女の秘部からじゅわり……と自然と愛液が滲みだしていく。
途端にむせ返るほどに濃度を増して尻肉の谷間から溢れ出すメス臭気。
それが彼の人間としてのトドメを刺す最後の引き金となった。

(も”っッ!む”っっッ!!あ”ッっ!!でちゃっっッ!!んぎひっッ!!!)

ドプン……ドプン……
ドップ……

力なく吐き出された快楽の塊は、ゆっくりと陰茎を登り尿道を犯す。
自分の内側から責められながら、腹の上にこってりとした白濁液がコポコポと泡立っていく。
小さな液だまりは人間としても男としても敗北したという証拠。
彼の人としての尊厳は、未来永劫淫魔の手に奪われてしまった。

「あ〜あぁ……。
お兄さんは最後まで淫魔との勝負に負け続けてちゃった。女の子のお尻の匂いに男の人としてのトドメを刺してもらって幸せ?ん?」

グリグリ、プリンプリンと少女の尻に顔を犯される。
顔自体が性器とおなじくらい敏感にさせられ、そのショートパンツの生地に顔をもみくちゃにされる感覚で、より深くイかされる。

……ベッドの上に洪水かと思われるほどの精液が広がって床にも溢れ出したとき、ようやく彼女のお尻の谷間から顔が解放される。

「じゃ、最後のおしお〜き!ちょっとだけ腰を浮かせてごらん?」

少女は男の丸出しになっている下半身を見やると、お揃いの最後の寝巻きを手に取った。
丸出しの股間に直接モコモコのショートパンツを穿かされ、キュッと股間を引き上げられる。
張り詰めて限界まで性感を高められた肉棒に、直接モコモコの生地が擦れ、ドピュリ、と我慢汁が放出する。

「これで、お兄さんと私はお揃いのモコモコパジャマだよ。嬉しいでしょ〜、恥ずかしいでしょ?お兄さんのよわよわ負け犬おちんぽも嬉し涙ながしてるもんね♪」

少女趣味の服に押し込められて硬直した肉棒を、膨らみの上から掌でなぞる。
もう完全に彼の身体は少女の思い通りに転がされている。
肛門括約筋や、射精時に力んでしまう筋肉が全て淫魔のフェロモンで無力にほぐされてしまい、もはや射精すらも力ないお漏らしへと変わっていく。

トロ……
トロトロトロトロ……
ドロ……ドプンッ……

「ふっ………!ふぅ……っ!ぅっ……!」

そうやってモコモコショーパンの中で、緩やかに引き伸ばされた吐精が始まる。
力みたいのに腰に一切力が入らず、トロトロと濃い白濁が尿道をゆっくりと駆け上るもどかしい快感に身体をよじることもできず悶え苦しむ。

少女の股間からは毒々しいほど濃厚な愛液の匂いが容赦無くゼロ距離で顔に放たれ、弱々しい射精を強制されている今の状況への情けなさと羞恥心がフェロモンの効果で深まっていく。

また更新されてしまった恥辱の高まりに、彼はべそをかき続けなら少女の”お仕置き”が終わるのを祈るような気持ちで待っていた。

「じゃあ、これからお兄さんは私”たち”のお人形さんね。お人形さんだから、抵抗も反抗もぜ〜んぶ禁止。私たちが飽きるまで玩具として使ってあげる。飽きちゃったらポイしちゃうから頑張って私たちを楽しませるんだよ?」

(わ、わたし、たち……?)

「今は出払っちゃってるだけで、この館にはいろんな淫魔の娘たちがいるんだ〜。フェロモンの特性が『短小包茎化』の娘、『精液増産』の娘、あと『メス化』とか『精神退行』の娘もいるよ。うーん、別に壊れちゃうギリギリまでいたぶってあげるのはいいんだけど、お兄さんの恥ずかしがる理性だけは残しときたいな〜」

あまりに残酷な未来が待ち受けていることが分かってしまった。
今体験させられた辛すぎる快楽天国など生ぬるい、延々と続く無間地獄が想像できてしまう。
跡形もなく、俺が作り変えられてしまう。

「色んな娘のパジャマ着せられちゃうと、淫魔のフェロモン効果、重ねがけされちゃうね?
そんなことされたら、もう二度と普通の生活なんてできないよ。私たちの気まぐれでお兄さんの性癖が、元がどうだったか分からないぐらいぐちゃぐちゃにこじれちゃうの。
ふふっ、私、お兄さんが私たちのモコモコの女の子パジャマ着せられて、赤ちゃん言葉で罵倒されながらオムツの中で失禁した後じゃないと射精できない、みたいなド変態にさせられちゃったりした姿、見たいな〜……」

複数の淫魔から様々な女児服をあてがわれ、その度に絶頂を繰り返して震える姿を想像してしまう。
淫猥な夢想に陥って垂れ下がる表情を、低俗な期待に打ち震える表情を、少女は見透かしたような瞳で見下ろす。

「ねぇねぇ!余裕で退治できるつもりで来た相手に、お人形さんにさせられてこれから一切の自由を取り上げられちゃうのってどんな気分?みっともない?死にたい?ふふっ、すっごく惨めで、情けなくて、恥ずかしそう……♪」

喜悦に浸りきった蕩ける笑みを浮かべながら、最愛の人を見つめるような眼差しを向けてくる。
しかしそれはねじ曲がった性癖のもと、彼の尊厳を踏み砕きつづける愛である。

ふと、急に館の扉が開く音が聞こえ、階下が賑やかになった。

「あ、皆帰ってきたみたい。んふ♪ じゃあ、これからお世話になる皆に、恥ずかしい初めましてのご挨拶、しようね?」

無理やりベッドの上に座った状態にさせられると、後ろから支えられて扉の方を向けさせられる。
今部屋に入ってきた者には、女児用のモコモコパジャマを着せられて快楽に蕩けた情けない男性の姿が、真っ先に見せつけられることになる。

「恥ずかしい気持ち良さでピンピンになっちゃったみっともないおちんぽは、私の靴下穿かせて隠してあげる。お兄さんも他の娘たちにこんな恥ずかしおちんぽ見られたくないもんね?」

その恥辱に輪を掛けるように、ずい、とずり下げたショートパンツからはみ出た陰茎に、彼女が今まで履いていた靴下をスルスルと被せられる。
ホコホコと温かいソックスに蒸された肉棒は、モコモコフェチへと歪められた性癖に従ってガチガチに勃起する。
だがその力強さは見る影もなく、女子靴下が被せられてデコレーションされたせいで、可愛いらしさに閉じ込められピクピクと泣いている。

「ほら、我慢できないね。私のフェロモンのせいでおちんちん力入らないもんね。だんだんせり上がってくる白いおしっこ、自分では止められないもんね?もう私のおちんちんだもんね♪
小さい女の子におちんちんの所有権取り上げられちゃうの悔しい?恥ずかしい?恥ずかしいよね?恥ずかしいのが気持ちいいんだもんね〜♪
あははっ、もうなに身体よじってるの〜。観念してモコモコ靴下の中に男の子おしっこお漏らししなさい、私のお人形さん♪」

パジャマの上から敏感な身体中をさすられる。
特に乳首を執拗に転がしながら、力の入らない全身を好き勝手に蹂躙され、男とは思えない鳴き声をあげさせながら耳元でお人形として最初の命令が囁かれる。
廊下から姦しい声が聞こえる。もう近くまで淫魔の集団が帰ってきたようだ。

「……イくのと同時に『モコモコパジャマ気持ちいい〜』って言って、皆をお出迎えするんだよ?
じゃないとまた最初から、さっきまでのお仕置きやり直しだからね?」

くりくり、と乳首を捏ねられながら、モコモコ靴下に覆われた性器の薄い粘膜から、淫魔のフェロモンがどんどん染み渡り、浸透していってしまう。
股間全体が脱力させられ、肉棒だけが血管が浮き出るほど剛直し、ピーンと天井を向いて反り返る。
ぐるぐると睾丸の中で攪拌された精液が立ち上ってくる。力が入らないので塞きとめることもできない。
あ、もう出る、デる、あっ、ダメ、もう……

ギュリ、と強く乳首を抓りながら、少女は笑顔を消した低い声で、そっと耳穴に甘ったるい吐息を流し込んだ。

「……ほら、言いなさい。ヘ・ン・タ・イ・さん……♪」

ガチャリ

「も、モ”コ”モ”コ”パジャマ”、ぎもぢいぃでずぅ〜〜!!」

その夜、女児パジャマに身を包む男の情けない屈服宣言と、複数の少女の黄色い歓声が淫魔の館に響き渡った。

[newpage]

ハンターの彼が館に住み着いた淫魔たちのお人形にされてから、2週間が経過した。
今夜、彼はスケスケのネグリジェと女児用のパンティを着せられた格好で、顔面をパジャマ姿の淫魔のお尻に敷かれながら、股間を靴下を履いた足に電気あんまされて幾度となく絶頂に導かれていた。

「……ほら、イくのを休んではいけません。あなたのみっともない短小包茎おちんぽに、私たちの退屈を紛らわせる以上の価値があると思っているのですか」

電気あんまを施す淫魔に両脚を掴まれて下半身方向に引っ張られ、少女の足がより深く股間に食い込む。
パンティの中に締め付けられて逃げ場のない肉棒が、靴下越しの足にブルブルと振動させられて今日何十回目かの絶頂に誘われる。

とうに精液は枯渇しており、尿道をパクパクと開閉させる射精に止まる。
その尿道すらも今は皮に覆われており、勃起したサイズも小学生低学年の男子以下の大きさまで縮み上がっていた。

「最初にニーナが虜にしちゃったおかげで、すっかりお兄さんモコモコフェチになっちゃいましたね。
この靴下で踏んであげるだけで、ずっとおちんちんカチカチにしちゃって射精止まらないんですから」

モコモコソックスを履いた足で男の股間を踏みつける少女は、彼のお尻の上に座ってその醜態を楽しんでいる淫魔に声をかける。
ニーナと呼ばれた彼女は、最初に彼をモコモコフェチに調教した淫魔だった。

「んふふ〜。でしょ?お兄さん、私の匂いで恥ずかしくさせられちゃうの、いちばん好きだもんね?」

グリグリとお尻を振り、楽しそうに顔を蹂躙する。
今や幾度となく嗅がされた淫香に蒸し上げられた顔は尻の谷間に挟み込まれており、その様子を伺うことはできない。
しかし見るまでもなく、彼の顔は年下の少女たちに完全に敗北した、卑屈さと恥辱にまみれた笑みへと歪んでいる。

以前よりも色々な淫魔に変態性癖を重ねがけされた彼は、もはや自分でも何に性的興奮を抱いているのか定かではないほど混乱させられていた。

「……あらあら、この新しいお人形は、そんなにもニーナにご執心なんですね……。
これはっ、調教のしがいがっ、ありそうですっ」

「む”う”う”う”う”ぅぅぅぅ”!ぅ”!ぅ”!ぅ”!ぅ”!」

淫魔の嫉妬心を刺激してしまった彼は、先ほどよりも数倍強い振動に苛まれる。
短小化したおちんぽは女児用の小さなおぱんつの中に完全に収まってしまっており、その形を露わにすることはない。
だが余計に逃げ場を無くされたおちんぽは女児おぱんつにぴったりとその形を浮き上がらされており、そこに小刻みなバイブレーションが襲う。

ビグッビグッ
ビクビクビクッッ
ッビグンッッ

「あ、またイった。もー、あんまりキャロルがイかせちゃったら、またお兄さんの『短小包茎化』が進んじゃうじゃない」

「いいじゃ、ないですかっ。だっておちんちんは小さくて情けない方が、女の子の服着せたときにみっともなくて、よく似合うでしょう?
こんどは私のお古のメイド服を着せて、勃起したおちんぽが、小指サイズになるまで、延々と乳首でメスイキさせるん、ですからっ」

今彼が穿かされている女児下着はキャロルという淫魔のものだ。彼女の『短小包茎化』の効果を持つフェロモンがべったり染み付いたおぱんつの中で何十回も絶頂に導かれた肉棒は、情けないサイズへとどんどん縮まっていく。

「えー、可愛い服に全然似合わないおっきなおちんちんが、女の子パンティからはみ出して恥ずかしそうにピクピク泣いちゃってるのも、すっごく惨めで可愛いのに……。ま、そのときはミリューに頼んで『性器肥大化』してもらえばいっか」

彼は淫魔少女たちの人形として、彼女たちのフェロモンによって気まぐれに性癖ごと”着せ替え”られる玩具と化していた。

元ハンターの彼は男でも、人間でもなくなった。そんな我が身を振り返る羞恥心をギリギリ保ちさせられ、毎日地獄のようなお人形遊びが彼を襲う。

しかし、そんな精神を犯し続ける行為に普通の人間は長期間耐えられない。何ヶ月と経たないうちに彼も廃人となり、少女たちは新しいお人形探しへと精を出すようになるだろう。

そこで彼女たち誰かの性癖を思わず射止めてしまうのは、もしかすると貴方かもしれない……。

グリムアロエに教えてもらう敗北射精

「ボンバーバトル」という競技が一般的になった世界の話。
この世界では、あらゆる正しさ・強さがボンバーバトルにより決定される。
ルールは用意されたフィールド内に戦略的にボムを配置していき、時間内にHPを減らしきるか、より多くHPを保ったものが勝利するというシンプルなものだ。

皆が目標とするのは、全ボンバーバトラーたちの頂点、「ボンバーマスター」。
富と名声が同時に手に入り、世界中から憧れられるその肩書きを目掛けて、今日も多くのボンバーバトラーたちがしのぎを削る。

「まったく…今までボンバーバトルは男たちの競技だったのに、最近は女が入って来やがる…どうなってんだ」
彼はリョウ。誇り高いボンバーバトラーとして名を馳せている、期待のホープだ。今最もボンバーマスターに近いとも言われている。

黒い短髪にシンプルながら機能的な服装をまとった彼は、一見すると普通の青年だがバトラーが見ればわかるほど、経験を積んだ歴戦の身のこなしをしている。
今日も全戦全勝。しかし、彼の懸念は別のところにあった。

「ボンバーバトルのプレイヤーは今まで全員男だったのに、なんなんだ『ボンバーガール』って。
しまいにはアイドルなんかも現れやがるし。協会は何考えてやがる」

そう、近頃はボンバーバトルの場に女性、しかも女の子と言えるようなまだ若く幼いプレイヤーが目をみはるスピードで増えているのである。
ボンバーバトル協会はそれまで「バトラーとして登録できるのは男だけ」と固く門を閉ざしていたにもかかわらず、ある日突然「ボンバーガールを推進します」と手のひらを返し、積極的な女子バトラーつまりボンバーガールの誘致に積極的になったのである。

彼からすると、神聖なる男たちの戦いが、女に軽々しく踏み荒らされるのが我慢ならない。興味本位でボンバーバトルを始めるような女子を目にすれば、彼は断固として分からさせるだろう。「これは男たちだけの、誇り高い戦いである」と。

そして今日彼が街に出て人探しをしているのは、そんなボンバーバトルを荒しまわるボンバーガールがいるとの噂を聞きつけてだった。なんでも、そのプレイヤーはこれまで男のボンバーバトラーだけと試合し、しかも全勝を納めている。
最初は威勢のいい女がいるな、と思っていただけだったが、リョウの親友でありライバルでもあるバトラーが昨日突然ボンバーバトルを仕掛けられ、惨敗したとの知らせを受けた。

その女に負けた男は二度とボンバーバトルをまとめにできないほどのトラウマを抱えるらしく、リョウが見舞いに行った病室で見たのは呆けた顔で焦点が合わない状態の親友の姿だった。
明らかに危険な存在だと認識した彼は、こうやってその元凶を突き止め、完膚なきまでに敗北させてボンバーバトルから足を洗わせようという思いで聞き込み調査を続けている。

(なるほど、今日バトルが行われたのはこのあたりか)
今彼が調査しているこのA区にて、その女が今日バトルしたとの情報を獲得することができた。であればこのまま街を歩き回ればその女を突き止められる、と歩みを早める。

すると、少し近くで騒ぎがあったようだ。
リョウがそちらの方に歩いていくと、どうやら今しがた終わったらしいボンバーバトルの勝者と敗者がそこに立っていた。
いや、立っているのは勝者だけであり、敗者はその場にうずくまりピク、ピクと震えている。

「もー、ほんとつまんなーい。男のボンバーバトラーさんってこんなに弱っちいんだねー」
立っているのは、年端もいかない少女。
豊かな銀髪をツーサイドアップにし、綺麗になびかせている。
黒いセーラー服調のワンピースは丈が非常に短く、黒のニーハイソックスとの間に光る太ももが眩しい。
どうやら、この少女が目の前の男を下した勝者らしい。

「おい!お前か!ここ最近ボンバーバトルを荒らし回ってるっていう女は!」
「ん~?お兄ちゃんだぁれ?」

振り向いたその顔は、百人に聞けば百人が美少女だと答えるような透明感のある見た目をしている。
しかし長いまつ毛に彩られたその目は嗜虐的な色で満ちており、彼を視界に入れるとニンマリと喜色を浮かべた。
「あはっ♪お兄ちゃん、もしかしてボンバーバトラーさん?しかもー、その顔見たことあるなぁ。結構有名な人じゃない?」

「俺は誇り高いボンバーバトラー、リョウ!ボンバーマスターを目指している。お前みたいなガキに、しかも女にこの神聖なボンバーバトルをこれ以上汚されるのは我慢ならねぇ。俺と勝負しろ!俺が勝ったら、金輪際ボンバーバトルからは手を引いてもらう!」
「あははっ、やっぱり大物だぁ♪あたしはグリム・アロエっていうの。うん、きーめた。記念すべき100連勝目の相手は、お兄ちゃんにしてあげるね?」
(なっ…、100連勝?!もうそこまでのバトラーがこんなメスガキに……!)

「あたし、最近ボンバーガールになったばっかりなんだけど、ボンバーバトルってこんなに簡単なんだねー。み~んな弱くて、ザコばっか♪ほんと笑っちゃう♪
せっかくだし、あたしがボンバーマスターになってあげちゃおっかな~」
「お前…これ以上、その口でボンバーバトルを貶めるな!早く構えろ!」
「ふふっ、お兄ちゃん怖い顔…♪いいよ、バトルしたげる。…後悔しないでね?」
(言ってろ!こんな失礼で男の誇りも何も理解できないようなメスガキは、一度こっぴどく懲らしめて礼儀を分からせてやる必要があるんだ!)

そうして用意されたバトルフィールドのそれぞれの開始位置に立ち、バトルの準備が開始される。
「いいか、確認だ。俺が勝ったら、お前は今後ボンバーバトルを行うのは禁止だ。ボンバーガールの登録からも消してもらう」
「もー、何度も言わなくてもわかってるよぉ」
今からバトルが始まるというのに、グリム・アロエは呑気に飴を舐めている。

(こいつ…緊張感も何もないのか…?)
「逆に、お前からが勝ったときの要求はなんだ。男として公平な勝負にしたい」
「え~、別にいいよぉそんなの。だってぇ…」
グリム・アロエは舐めていた飴の棒を指で掴み、口から出す。
よだれがにちゃぁ…と溢れ、丸い飴にてらてらと絡みつく。

「バトルが終わったあとのお兄ちゃん、多分あたしの言うこと、ぜ~んぶ聞く奴隷になってるし…♪」
嗜虐的な笑みに歪められた唇は、まるで経験豊富な娼婦のような淫靡さをもって彼の心を射抜いた。
(こ、こいつ…ガキのくせになんて妖艶な表情しやがる…)

-Ready?-

リョウはフィールドを確認する。ごく一般的な地形だ。そこそこの数の遮蔽物とロードの広さ。思ったより隠れられそうな場所や、置かれたボムを見落としやすい箇所があるのをチェックする。
(待ってろ…!絶対仇をとってやるからな!)
親友の顔を浮かべ、改めて目の前のニヤついた少女の表情を、敗北の悔しさで歪めてやろうと決意を固めた。

-Start!!!-

リョウ HP 500/500 -
グリム・アロエ HP 500/500

「ふっ!」
スタートと同時にリョウは走る。地形に沿って素早く動き、効率的にボムを配置して回る。
片やグリム・アロエに目を向けると、ポト、ポトと不規則にボムを落としている。
しかし彼の目に留まったのはそこではない。

(なんだ、あのボム…?)
それは、レギュラールールで定められている、黒いボムではない。真ん中にハートマークが浮かべられたピンク色のボムだった。普通、レギュラールールに反するボムを使うバトラーなどいない。
彼は一瞬混乱しながら、そのボムを出すグリム・アロエに目を向ける。

「…ん?なぁに、お兄ちゃん。あたしのどこ見てるの~♪」
「な!う、うるさい!お前みたいなガキに、見惚れるわけないだろ!」
「ひどぉーい…こことか、お兄ちゃん興味あると思うんだけどなぁ…」

そうして、こちらにお尻を向けたまま短いワンピースの裾をたくし上げていく。
(お、おぉ…)
だんだん見える面積を広げていく、白い太ももとお尻。
少女ながらそのむっちりとした質感は完全に女性のものであり、子どもの見た目とその淫靡な肉感とのギャップが、男の性欲に突き刺さる。

「男の子はね、女の子には絶対勝てないの。ちょっとスカートひらひら~ってやったり、軽くウィンクするだけで、もうぼーっとしちゃってあたしに釘付けになっちゃうんだよ?」

そうしてグリム・アロエはこちらを見ると、パチッ♪とウィンクを飛ばしてきた。
(なっ…!)
美少女が飛ばしてくる魅惑行為に足が立ち止まり、完全にその顔に見入ってしまう。

「そ~こ、あたしのボムに注意してね?」
「はっ?!」
そうして立ち止まってしまっていた足元には、グリム・アロエのピンクのボムが転がっていた。

「残・念でした♪ばーん♪」

-♡BOMB!!!♡-

リョウ HP 450/500

「ぐおぉおおおぉぉぉ!??!!!♡」

ドピュドピュドピュドピュッ!!!♡
ビュルルビュルビュルッ!!!♡

リョウは爆発に巻き込まれたと同時に、ズボンの中に派手に精液を吐き出してしまっていた。
(な…なんだこれ…♡ダメージを受けたと思ったら、気持ちよくなって、俺射精したのか…?!)

「あ、ごめんね~?あたし最近ボンバーバトル始めたばっかりだから、もしかしたらちょ~っとだけ、みんなが使ってるボムと違うかも~♪」

(な、まさか…?!)
グリム・アロエのボムは、ダメージ時に絶頂効果を持つように違法改造された特殊ボムだった。リョウはダメージと同時にその効果を食らってしまい、精液を撒き散らしてしまったのである。
(嘘だろ…!なに考えてるんだ協会は!こんな違法バトラーをなんで野放しにしてやがるんだ…!)

「お前!ふざけるな!この違法ボムで、今まで男のバトラー達をボンバーバトルができない状態にしてきたのか?!」
「もぉ、人聞き悪いなぁ。だって、これまでのバトラーさん達、バトル中にあたしのボムで爆破されるのが大好きになっちゃって、自分からダメージを浴びにきてたんだよ?あたし悪くないよ~♪」

「そんなわけあるか!なんで自分からダメージを受けにいくんだ!頭おかしいだろ!」
「あはっ♪そんなにズボンどろどろに汚しちゃって、ぜーんぜん説得力ないよぉ♪お兄ちゃんも、実はもっとあたしのボム、受けてみたいんじゃない…?」
そう言って姿勢を前かがみにし、上目づかいでこちらの心を見抜いてくる。

(なっそんなこと…)
「さっきのボム、気持ち良かったでしょ?ばーんっていう爆発と同時に、お股も気持ちいいので爆発しちゃって、びゅるびゅるびゅる~♪って♪」
グリム・アロエは桃色の舌を出し、んべーと見せつける。舌で人差し指を舐めると、唾液が指先へと絡みついていく。

「さっきは一個だけだったけど、もし何個も同時に爆発させられちゃうと、どうなっちゃうんだろうね?
一個だけであんなにどぴゅどぴゅ気持ち良かったのに、3個なら…?5個なら…?あはっ、頭馬鹿になっちゃうぐらいアヘアヘになっちゃうかもね♪」

「はぁ…はぁ…。…♡」
グリム・アロエの男を挑発するような仕草も、彼にとっては目を離せないものになっていた。ダメなのに、もう一度、あのボムに爆破されたいと思ってしまう。

実はグリム・アロエの使う違法改造ボムには対象となる男性の絶頂効果の他に、ダメージ対象の魅了効果も含まれていた。
つまり、グリム・アロエのボムで爆破されて絶頂させられればさせられるほど、より彼女のボムでダメージを受けることを、自ら求めてしまうのである。

これまでのバトラーは彼女の誘惑で一度ボムを受けてしまってから、あっという間に魅了されバトル自体にも敗北してしまっていた。

「くっ…うぅ…!」
「ほ~ら、そんなにぼーっとしてていいの?こっちにボム置かれちゃったらどうなるのかな?」
「あっ、しまっ…」

ポトポトポト

「あーあ、逃げ道塞がれちゃった♪お兄ちゃん、どうしよっか♪」
彼女の誘惑に気を取られている隙に、彼の退路は全て絶たれていた。正面の道も、後ろの道も、全てピンクのボムで塞がれている。

「良かったねー♪お兄ちゃんの周りには、えーっと…ボムが5つもあるからさっきよりもすっごく気持ちよくなれちゃうと思うよ♪」
「ひっ……ひぃ…」
これから襲いかかるであろう絶頂の予感に恐怖を覚えながら、心の底では被虐的な期待が首をもたげているのを否定することができない。

「でもー、これだけじゃお兄ちゃん満足できないかもだから、もうちょっと増やしてあげるね♪」
「…なっ?!」

ポトポトポト

コロコロコロコロ

そう言ってグリム・アロエはボムの数を増やし、彼の足元まで蹴り転がしてくる。
「これでー、お兄ちゃんの周りには私の絶頂ボムが10コ♪すごいね~、どんなに気持ちよくなっちゃうんだろうね♪」

「やめ、やめて、ゆ、許して」
先ほどは1個でも頭を真っ白にさせられるほどの絶頂を味わったグリム・アロエのボムが、今超至近距離にその10倍が転がっている。
快楽への恐怖心に思わず命乞いの言葉が出てくるが、彼女はこれ以上ないほど楽しそうな笑みを浮かべて、囚われた哀れな獲物の様子を視姦する。

チッチッチッチッ

と爆破までの非常な音が鳴り進んでいく。

「ガマンしないでいっぱい感じてね?それじゃお兄ちゃん…

イっちゃえ♪」

-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-

リョウ HP 150/500

「びゃぁぁぁああアアァァアァアァああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!♡♡」

ドビュルルルルルルル!!♡
ドッピュドッピュドピュドピュ!♡
びゅくびゅくびゅくびゅく♡
ドピュドピュドピュドピュ!!♡

「きゃ~♪噴水みたーい♪」

「お”ほぉぉぉぉおおおぉぉぉぉお!!!!♡」

脳の許容量の限界を超えた快感は、身体の限界値をも超えた絶頂を強いていく。
彼の意識は完全にピンク一色に埋まり、気持ちいいというただそれだけの感覚で全神経が凌辱される。
跳ね上がった身体は支えを失って膝をつき、自分の肉棒からは金玉が破裂したんじゃないかと思われるレベルの量の精液がズボンを突き破って溢れ出していた。

「あーあ♪お兄ちゃんの目、ハートマーク浮かんじゃってもうメロメロ♪もう完全にあたしのボムで負けさせられるの好きになっちゃったね♪」

「あへ、あへぇ……♡」

(グリム・アロエちゃん好きぃ…♡
…いや、何考えてんだ、このメスガキを俺は凝らしめるために…うぅ、もっと負けさせてほしい、なんだこれぇ…♡)
絶頂ボムで魅了効果を何度も重複された彼は、正常な思考をする能力すら取り上げられ、脳内はグリム・アロエへの好意とその可愛さを賛美する言葉で埋め尽くされていく。

「うーん、あたしもう疲れちゃったし~。そうだ♪
お兄ちゃん、自分のボムでHPギリギリになるまでダメージ受けて♪
トドメはあたしがしてあげるから、ね?」

(ふ、ふざけるな…!)
「そ、そんな、そんなこと……」

それは誇り高いバトラーとしての矜持も、男としてはプライドも全てを棄て去らせようとする悪魔のささやき。
しかし、グリム・アロエのボムによって重ねがけされた魅了に犯されてしまった誇りは、もはや水に濡れた紙よりも脆くぐずぐずになってしまっている。

「そんなワガママ言わないの♪ほらぁ、最後はあたしが直接、気持ちよ~く果てさせてあげるから…♪」

その一言で彼の最後のプライドは瓦解し、自らの周りに自分のボムを転がし、敷き詰めていく。

「そうそう♪周りにいっぱい自分のボム置こうね~?」

「うっうっ……♡」
悔しい、悔しい、こんな情けないことがあるか。懲らしめようと思って捕まえたメスガキに、あろうことかルール違法行為でコテンパンにされ、そして今まさにそのメスガキの命令で自爆行為を進んで行おうとしている。

「あはっ、自分のボムで全方位塞いじゃった~♪じゃあ、お行儀よくダメージ食らうんだよ?」

跡形もなく自分のプライドを破壊されるまでのカウントダウンがはじまる。

チッチッチッ

5…♪

4…♪

3…♪

2…♪

1…♪

「あはっ♪お兄ちゃんの、ば~か♪」

0!! 

カチッ

ーBOMB!!!ー
ーBOMB!!!ー
ーBOMB!!!ー
ーBOMB!!!ー

「ぐぁぁぁああぁぁぁあ!!!!」

リョウ HP 1/500

自滅行為で瀕死状態まで追い詰められた彼は、地面に這い蹲り自分の情けなさを噛みしめる。
「ぐぅぅ……ぐぞぅ…ぐぞぅ~……♡」
遂にバトル相手の少女に唆されて自らに引いてしまった引き金は、これまで彼がボンバーバトラーとして築き上げてきた誇りや信念を二度と立ち上がれないほどボッキリと叩き折ってしまった。

「あ~あ、今回のお兄ちゃんもほんと弱かったなぁ~。ねぇ、もしかしてお兄ちゃん、ボンバーバトルのルール知らないの?あたしが教えてあげよっか?」

ぺたぺた、と歩いてくる少女の姿を見上げると、頭の悪い子どもを見て心の底から呆れているような表情を浮かべていた。

うずくまっている彼の顔を、赤いブーツを履いた足で踏む。

「ボムが当たると、ライフが減るの。お兄ちゃんわかった?」
「…はい、わかりましたぁ…♡」

ぐりぐり、と横顔を踏みにじられ、地面と頬をこすりつけられながら、明らかに初心者でも分かっているルールを、一つ一つグリム・アロエの口から分からさせられる。

「だから、自分の周りにボムを置いちゃダメなの。バトル相手にお願いされても、絶対やっちゃいけないんだよ?これもわかった?」
「はいぃ、わかりましたぁ…!わかりまじたぁ……♡」

「じゃあ、最後♡男の子は、女の子には絶対勝てないの。お金ちょうだいって言ったらおサイフを差し出して、降伏してって言ったら仰向けになっておちんちん見せるんだよ?」

「はぃ…♡男は絶対女の子には勝てません…!なんでも言うことききますぅ……♡」

「じゃあ、お兄ちゃん、自分から降伏して?」
そうして彼は、少女の前で仰向けになり手足を折り曲げてその股間を晒し、犬のような降伏体勢を取らされる。

「あははっ♪お兄ちゃんなっさけな~い♪あたしの事こらしめるんじゃなかったの~?
今の格好わんちゃんみたいでバカみたいだよ♪」
そうやって彼女になじられること自体が、もはや彼にとっての喜び、存在価値となっていた。

グリム・アロエは白濁液で汚れた彼の股間の上にポトリ、とピンクのボムを落とす。
(こ、こんな直接爆発させられたら…!おちんちん壊れちゃう…!もうダメになっちゃう…♡)

「じゃあお兄ちゃん、これからずーっと、あたしの奴隷ね♪これから何回も、何回も、心にべっとりこべりついちゃうまで、女の子に敗北射精(マケイキ)させてもらう気持ち良さ、教え込んであげるから♪
わかった?」

「わかり、ました……♡ありがとうございますぅ…!♡」

「あはっ♪よくできました♪」

股間に置かれたボムの上から、グリム・アロエの足が踏み潰す。

ー♡BOMB!!!♡ー

「お”へぇぇぇぇえええ”え”え”え”ええええっっっっっ!!!♡♡」

びゅるるるるるるるる!!♡
どくどくどくどくどくっ!!♡
ドピュルルルルルルルルル!!♡

リョウ HP 0/500

ーグリム・アロエ WIN!!

「いえ~い♪これで100連勝~!ほんっとボンバーバトルってチョロ~い♪」

そうして、将来を有望視されていたリョウはボンバーバトルをグリム・アロエとしか行わなくなり、わざと彼女に負けて射精する快感に病みつきになってしまった。

Happy end♡

「ボンバーバトル」という競技が一般的になった世界の話。
この世界では、あらゆる正しさ・強さがボンバーバトルにより決定される。
ルールは用意されたフィールド内に戦略的にボムを配置していき、時間内にHPを減らしきるか、より多くHPを保ったものが勝利するというシンプルなものだ。

皆が目標とするのは、全ボンバーバトラーたちの頂点、「ボンバーマスター」。
富と名声が同時に手に入り、世界中から憧れられるその肩書きを目掛けて、今日も多くのボンバーバトラーたちがしのぎを削る。

「まったく…今までボンバーバトルは男たちの競技だったのに、最近は女が入って来やがる…どうなってんだ」
彼はリョウ。誇り高いボンバーバトラーとして名を馳せている、期待のホープだ。今最もボンバーマスターに近いとも言われている。

黒い短髪にシンプルながら機能的な服装をまとった彼は、一見すると普通の青年だがバトラーが見ればわかるほど、経験を積んだ歴戦の身のこなしをしている。
今日も全戦全勝。しかし、彼の懸念は別のところにあった。

「ボンバーバトルのプレイヤーは今まで全員男だったのに、なんなんだ『ボンバーガール』って。
しまいにはアイドルなんかも現れやがるし。協会は何考えてやがる」

そう、近頃はボンバーバトルの場に女性、しかも女の子と言えるようなまだ若く幼いプレイヤーが目をみはるスピードで増えているのである。
ボンバーバトル協会はそれまで「バトラーとして登録できるのは男だけ」と固く門を閉ざしていたにもかかわらず、ある日突然「ボンバーガールを推進します」と手のひらを返し、積極的な女子バトラーつまりボンバーガールの誘致に積極的になったのである。

彼からすると、神聖なる男たちの戦いが、女に軽々しく踏み荒らされるのが我慢ならない。興味本位でボンバーバトルを始めるような女子を目にすれば、彼は断固として分からさせるだろう。「これは男たちだけの、誇り高い戦いである」と。

そして今日彼が街に出て人探しをしているのは、そんなボンバーバトルを荒しまわるボンバーガールがいるとの噂を聞きつけてだった。なんでも、そのプレイヤーはこれまで男のボンバーバトラーだけと試合し、しかも全勝を納めている。
最初は威勢のいい女がいるな、と思っていただけだったが、リョウの親友でありライバルでもあるバトラーが昨日突然ボンバーバトルを仕掛けられ、惨敗したとの知らせを受けた。

その女に負けた男は二度とボンバーバトルをまとめにできないほどのトラウマを抱えるらしく、リョウが見舞いに行った病室で見たのは呆けた顔で焦点が合わない状態の親友の姿だった。
明らかに危険な存在だと認識した彼は、こうやってその元凶を突き止め、完膚なきまでに敗北させてボンバーバトルから足を洗わせようという思いで聞き込み調査を続けている。

(なるほど、今日バトルが行われたのはこのあたりか)
今彼が調査しているこのA区にて、その女が今日バトルしたとの情報を獲得することができた。であればこのまま街を歩き回ればその女を突き止められる、と歩みを早める。

すると、少し近くで騒ぎがあったようだ。
リョウがそちらの方に歩いていくと、どうやら今しがた終わったらしいボンバーバトルの勝者と敗者がそこに立っていた。
いや、立っているのは勝者だけであり、敗者はその場にうずくまりピク、ピクと震えている。

「もー、ほんとつまんなーい。男のボンバーバトラーさんってこんなに弱っちいんだねー」
立っているのは、年端もいかない少女。
豊かな銀髪をツーサイドアップにし、綺麗になびかせている。
黒いセーラー服調のワンピースは丈が非常に短く、黒のニーハイソックスとの間に光る太ももが眩しい。
どうやら、この少女が目の前の男を下した勝者らしい。

「おい!お前か!ここ最近ボンバーバトルを荒らし回ってるっていう女は!」
「ん~?お兄ちゃんだぁれ?」

振り向いたその顔は、百人に聞けば百人が美少女だと答えるような透明感のある見た目をしている。
しかし長いまつ毛に彩られたその目は嗜虐的な色で満ちており、彼を視界に入れるとニンマリと喜色を浮かべた。
「あはっ♪お兄ちゃん、もしかしてボンバーバトラーさん?しかもー、その顔見たことあるなぁ。結構有名な人じゃない?」

「俺は誇り高いボンバーバトラー、リョウ!ボンバーマスターを目指している。お前みたいなガキに、しかも女にこの神聖なボンバーバトルをこれ以上汚されるのは我慢ならねぇ。俺と勝負しろ!俺が勝ったら、金輪際ボンバーバトルからは手を引いてもらう!」
「あははっ、やっぱり大物だぁ♪あたしはグリム・アロエっていうの。うん、きーめた。記念すべき100連勝目の相手は、お兄ちゃんにしてあげるね?」
(なっ…、100連勝?!もうそこまでのバトラーがこんなメスガキに……!)

「あたし、最近ボンバーガールになったばっかりなんだけど、ボンバーバトルってこんなに簡単なんだねー。み~んな弱くて、ザコばっか♪ほんと笑っちゃう♪
せっかくだし、あたしがボンバーマスターになってあげちゃおっかな~」
「お前…これ以上、その口でボンバーバトルを貶めるな!早く構えろ!」
「ふふっ、お兄ちゃん怖い顔…♪いいよ、バトルしたげる。…後悔しないでね?」
(言ってろ!こんな失礼で男の誇りも何も理解できないようなメスガキは、一度こっぴどく懲らしめて礼儀を分からせてやる必要があるんだ!)

そうして用意されたバトルフィールドのそれぞれの開始位置に立ち、バトルの準備が開始される。
「いいか、確認だ。俺が勝ったら、お前は今後ボンバーバトルを行うのは禁止だ。ボンバーガールの登録からも消してもらう」
「もー、何度も言わなくてもわかってるよぉ」
今からバトルが始まるというのに、グリム・アロエは呑気に飴を舐めている。

(こいつ…緊張感も何もないのか…?)
「逆に、お前からが勝ったときの要求はなんだ。男として公平な勝負にしたい」
「え~、別にいいよぉそんなの。だってぇ…」
グリム・アロエは舐めていた飴の棒を指で掴み、口から出す。
よだれがにちゃぁ…と溢れ、丸い飴にてらてらと絡みつく。

「バトルが終わったあとのお兄ちゃん、多分あたしの言うこと、ぜ~んぶ聞く奴隷になってるし…♪」
嗜虐的な笑みに歪められた唇は、まるで経験豊富な娼婦のような淫靡さをもって彼の心を射抜いた。
(こ、こいつ…ガキのくせになんて妖艶な表情しやがる…)

-Ready?-

リョウはフィールドを確認する。ごく一般的な地形だ。そこそこの数の遮蔽物とロードの広さ。思ったより隠れられそうな場所や、置かれたボムを見落としやすい箇所があるのをチェックする。
(待ってろ…!絶対仇をとってやるからな!)
親友の顔を浮かべ、改めて目の前のニヤついた少女の表情を、敗北の悔しさで歪めてやろうと決意を固めた。

-Start!!!-

リョウ HP 500/500 -
グリム・アロエ HP 500/500

「ふっ!」
スタートと同時にリョウは走る。地形に沿って素早く動き、効率的にボムを配置して回る。
片やグリム・アロエに目を向けると、ポト、ポトと不規則にボムを落としている。
しかし彼の目に留まったのはそこではない。

(なんだ、あのボム…?)
それは、レギュラールールで定められている、黒いボムではない。真ん中にハートマークが浮かべられたピンク色のボムだった。普通、レギュラールールに反するボムを使うバトラーなどいない。
彼は一瞬混乱しながら、そのボムを出すグリム・アロエに目を向ける。

「…ん?なぁに、お兄ちゃん。あたしのどこ見てるの~♪」
「な!う、うるさい!お前みたいなガキに、見惚れるわけないだろ!」
「ひどぉーい…こことか、お兄ちゃん興味あると思うんだけどなぁ…」

そうして、こちらにお尻を向けたまま短いワンピースの裾をたくし上げていく。
(お、おぉ…)
だんだん見える面積を広げていく、白い太ももとお尻。
少女ながらそのむっちりとした質感は完全に女性のものであり、子どもの見た目とその淫靡な肉感とのギャップが、男の性欲に突き刺さる。

「男の子はね、女の子には絶対勝てないの。ちょっとスカートひらひら~ってやったり、軽くウィンクするだけで、もうぼーっとしちゃってあたしに釘付けになっちゃうんだよ?」

そうしてグリム・アロエはこちらを見ると、パチッ♪とウィンクを飛ばしてきた。
(なっ…!)
美少女が飛ばしてくる魅惑行為に足が立ち止まり、完全にその顔に見入ってしまう。

「そ~こ、あたしのボムに注意してね?」
「はっ?!」
そうして立ち止まってしまっていた足元には、グリム・アロエのピンクのボムが転がっていた。

「残・念でした♪ばーん♪」

-♡BOMB!!!♡-

リョウ HP 450/500

「ぐおぉおおおぉぉぉ!??!!!♡」

ドピュドピュドピュドピュッ!!!♡
ビュルルビュルビュルッ!!!♡

リョウは爆発に巻き込まれたと同時に、ズボンの中に派手に精液を吐き出してしまっていた。
(な…なんだこれ…♡ダメージを受けたと思ったら、気持ちよくなって、俺射精したのか…?!)

「あ、ごめんね~?あたし最近ボンバーバトル始めたばっかりだから、もしかしたらちょ~っとだけ、みんなが使ってるボムと違うかも~♪」

(な、まさか…?!)
グリム・アロエのボムは、ダメージ時に絶頂効果を持つように違法改造された特殊ボムだった。リョウはダメージと同時にその効果を食らってしまい、精液を撒き散らしてしまったのである。
(嘘だろ…!なに考えてるんだ協会は!こんな違法バトラーをなんで野放しにしてやがるんだ…!)

「お前!ふざけるな!この違法ボムで、今まで男のバトラー達をボンバーバトルができない状態にしてきたのか?!」
「もぉ、人聞き悪いなぁ。だって、これまでのバトラーさん達、バトル中にあたしのボムで爆破されるのが大好きになっちゃって、自分からダメージを浴びにきてたんだよ?あたし悪くないよ~♪」

「そんなわけあるか!なんで自分からダメージを受けにいくんだ!頭おかしいだろ!」
「あはっ♪そんなにズボンどろどろに汚しちゃって、ぜーんぜん説得力ないよぉ♪お兄ちゃんも、実はもっとあたしのボム、受けてみたいんじゃない…?」
そう言って姿勢を前かがみにし、上目づかいでこちらの心を見抜いてくる。

(なっそんなこと…)
「さっきのボム、気持ち良かったでしょ?ばーんっていう爆発と同時に、お股も気持ちいいので爆発しちゃって、びゅるびゅるびゅる~♪って♪」
グリム・アロエは桃色の舌を出し、んべーと見せつける。舌で人差し指を舐めると、唾液が指先へと絡みついていく。

「さっきは一個だけだったけど、もし何個も同時に爆発させられちゃうと、どうなっちゃうんだろうね?
一個だけであんなにどぴゅどぴゅ気持ち良かったのに、3個なら…?5個なら…?あはっ、頭馬鹿になっちゃうぐらいアヘアヘになっちゃうかもね♪」

「はぁ…はぁ…。…♡」
グリム・アロエの男を挑発するような仕草も、彼にとっては目を離せないものになっていた。ダメなのに、もう一度、あのボムに爆破されたいと思ってしまう。

実はグリム・アロエの使う違法改造ボムには対象となる男性の絶頂効果の他に、ダメージ対象の魅了効果も含まれていた。
つまり、グリム・アロエのボムで爆破されて絶頂させられればさせられるほど、より彼女のボムでダメージを受けることを、自ら求めてしまうのである。

これまでのバトラーは彼女の誘惑で一度ボムを受けてしまってから、あっという間に魅了されバトル自体にも敗北してしまっていた。

「くっ…うぅ…!」
「ほ~ら、そんなにぼーっとしてていいの?こっちにボム置かれちゃったらどうなるのかな?」
「あっ、しまっ…」

ポトポトポト

「あーあ、逃げ道塞がれちゃった♪お兄ちゃん、どうしよっか♪」
彼女の誘惑に気を取られている隙に、彼の退路は全て絶たれていた。正面の道も、後ろの道も、全てピンクのボムで塞がれている。

「良かったねー♪お兄ちゃんの周りには、えーっと…ボムが5つもあるからさっきよりもすっごく気持ちよくなれちゃうと思うよ♪」
「ひっ……ひぃ…」
これから襲いかかるであろう絶頂の予感に恐怖を覚えながら、心の底では被虐的な期待が首をもたげているのを否定することができない。

「でもー、これだけじゃお兄ちゃん満足できないかもだから、もうちょっと増やしてあげるね♪」
「…なっ?!」

ポトポトポト

コロコロコロコロ

そう言ってグリム・アロエはボムの数を増やし、彼の足元まで蹴り転がしてくる。
「これでー、お兄ちゃんの周りには私の絶頂ボムが10コ♪すごいね~、どんなに気持ちよくなっちゃうんだろうね♪」

「やめ、やめて、ゆ、許して」
先ほどは1個でも頭を真っ白にさせられるほどの絶頂を味わったグリム・アロエのボムが、今超至近距離にその10倍が転がっている。
快楽への恐怖心に思わず命乞いの言葉が出てくるが、彼女はこれ以上ないほど楽しそうな笑みを浮かべて、囚われた哀れな獲物の様子を視姦する。

チッチッチッチッ

と爆破までの非常な音が鳴り進んでいく。

「ガマンしないでいっぱい感じてね?それじゃお兄ちゃん…

イっちゃえ♪」

-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-
-♡BOMB!!!♡-

リョウ HP 150/500

「びゃぁぁぁああアアァァアァアァああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!♡♡」

ドビュルルルルルルル!!♡
ドッピュドッピュドピュドピュ!♡
びゅくびゅくびゅくびゅく♡
ドピュドピュドピュドピュ!!♡

「きゃ~♪噴水みたーい♪」

「お”ほぉぉぉぉおおおぉぉぉぉお!!!!♡」

脳の許容量の限界を超えた快感は、身体の限界値をも超えた絶頂を強いていく。
彼の意識は完全にピンク一色に埋まり、気持ちいいというただそれだけの感覚で全神経が凌辱される。
跳ね上がった身体は支えを失って膝をつき、自分の肉棒からは金玉が破裂したんじゃないかと思われるレベルの量の精液がズボンを突き破って溢れ出していた。

「あーあ♪お兄ちゃんの目、ハートマーク浮かんじゃってもうメロメロ♪もう完全にあたしのボムで負けさせられるの好きになっちゃったね♪」

「あへ、あへぇ……♡」

(グリム・アロエちゃん好きぃ…♡
…いや、何考えてんだ、このメスガキを俺は凝らしめるために…うぅ、もっと負けさせてほしい、なんだこれぇ…♡)
絶頂ボムで魅了効果を何度も重複された彼は、正常な思考をする能力すら取り上げられ、脳内はグリム・アロエへの好意とその可愛さを賛美する言葉で埋め尽くされていく。

「うーん、あたしもう疲れちゃったし~。そうだ♪
お兄ちゃん、自分のボムでHPギリギリになるまでダメージ受けて♪
トドメはあたしがしてあげるから、ね?」

(ふ、ふざけるな…!)
「そ、そんな、そんなこと……」

それは誇り高いバトラーとしての矜持も、男としてはプライドも全てを棄て去らせようとする悪魔のささやき。
しかし、グリム・アロエのボムによって重ねがけされた魅了に犯されてしまった誇りは、もはや水に濡れた紙よりも脆くぐずぐずになってしまっている。

「そんなワガママ言わないの♪ほらぁ、最後はあたしが直接、気持ちよ~く果てさせてあげるから…♪」

その一言で彼の最後のプライドは瓦解し、自らの周りに自分のボムを転がし、敷き詰めていく。

「そうそう♪周りにいっぱい自分のボム置こうね~?」

「うっうっ……♡」
悔しい、悔しい、こんな情けないことがあるか。懲らしめようと思って捕まえたメスガキに、あろうことかルール違法行為でコテンパンにされ、そして今まさにそのメスガキの命令で自爆行為を進んで行おうとしている。

「あはっ、自分のボムで全方位塞いじゃった~♪じゃあ、お行儀よくダメージ食らうんだよ?」

跡形もなく自分のプライドを破壊されるまでのカウントダウンがはじまる。

チッチッチッ

5…♪

4…♪

3…♪

2…♪

1…♪

「あはっ♪お兄ちゃんの、ば~か♪」

0!! 

カチッ

ーBOMB!!!ー
ーBOMB!!!ー
ーBOMB!!!ー
ーBOMB!!!ー

「ぐぁぁぁああぁぁぁあ!!!!」

リョウ HP 1/500

自滅行為で瀕死状態まで追い詰められた彼は、地面に這い蹲り自分の情けなさを噛みしめる。
「ぐぅぅ……ぐぞぅ…ぐぞぅ~……♡」
遂にバトル相手の少女に唆されて自らに引いてしまった引き金は、これまで彼がボンバーバトラーとして築き上げてきた誇りや信念を二度と立ち上がれないほどボッキリと叩き折ってしまった。

「あ~あ、今回のお兄ちゃんもほんと弱かったなぁ~。ねぇ、もしかしてお兄ちゃん、ボンバーバトルのルール知らないの?あたしが教えてあげよっか?」

ぺたぺた、と歩いてくる少女の姿を見上げると、頭の悪い子どもを見て心の底から呆れているような表情を浮かべていた。

うずくまっている彼の顔を、赤いブーツを履いた足で踏む。

「ボムが当たると、ライフが減るの。お兄ちゃんわかった?」
「…はい、わかりましたぁ…♡」

ぐりぐり、と横顔を踏みにじられ、地面と頬をこすりつけられながら、明らかに初心者でも分かっているルールを、一つ一つグリム・アロエの口から分からさせられる。

「だから、自分の周りにボムを置いちゃダメなの。バトル相手にお願いされても、絶対やっちゃいけないんだよ?これもわかった?」
「はいぃ、わかりましたぁ…!わかりまじたぁ……♡」

「じゃあ、最後♡男の子は、女の子には絶対勝てないの。お金ちょうだいって言ったらおサイフを差し出して、降伏してって言ったら仰向けになっておちんちん見せるんだよ?」

「はぃ…♡男は絶対女の子には勝てません…!なんでも言うことききますぅ……♡」

「じゃあ、お兄ちゃん、自分から降伏して?」
そうして彼は、少女の前で仰向けになり手足を折り曲げてその股間を晒し、犬のような降伏体勢を取らされる。

「あははっ♪お兄ちゃんなっさけな~い♪あたしの事こらしめるんじゃなかったの~?
今の格好わんちゃんみたいでバカみたいだよ♪」
そうやって彼女になじられること自体が、もはや彼にとっての喜び、存在価値となっていた。

グリム・アロエは白濁液で汚れた彼の股間の上にポトリ、とピンクのボムを落とす。
(こ、こんな直接爆発させられたら…!おちんちん壊れちゃう…!もうダメになっちゃう…♡)

「じゃあお兄ちゃん、これからずーっと、あたしの奴隷ね♪これから何回も、何回も、心にべっとりこべりついちゃうまで、女の子に敗北射精(マケイキ)させてもらう気持ち良さ、教え込んであげるから♪
わかった?」

「わかり、ました……♡ありがとうございますぅ…!♡」

「あはっ♪よくできました♪」

股間に置かれたボムの上から、グリム・アロエの足が踏み潰す。

ー♡BOMB!!!♡ー

「お”へぇぇぇぇえええ”え”え”え”ええええっっっっっ!!!♡♡」

びゅるるるるるるるる!!♡
どくどくどくどくどくっ!!♡
ドピュルルルルルルルルル!!♡

リョウ HP 0/500

ーグリム・アロエ WIN!!

「いえ~い♪これで100連勝~!ほんっとボンバーバトルってチョロ~い♪」

そうして、将来を有望視されていたリョウはボンバーバトルをグリム・アロエとしか行わなくなり、わざと彼女に負けて射精する快感に病みつきになってしまった。

Happy end♡

鹿島のくすぐり高級リフレ【天国♡300分コース】

忙しい。死ぬほど忙しい。

つい最近までしがない海兵だった俺は、突然「艦娘」という人間でもあり兵器でもあるという存在たちを束ねる提督の一人として取り立てられた。

人類共通の敵として突如現れた「深海棲艦」に唯一対応できるのが、この「艦娘」という一見少女に見える者たちだ。
通常の大砲や銃が効かない深海棲艦たちをなぎ倒していく艦娘たちには非常に心強さを覚えるが、同時に年頃の少女としての側面も持っているため扱いが本当に難しい。
色々なことに気を使わなくてはいけない提督の立場は、どんどん俺の疲労を蓄積させていった。

そして今、俺は列車に揺られている。
「今日は…何ヶ月ぶりの休みだろう…。やっと疲れを取れる…」
前回の休みを覚えていないほど久しぶりの休暇を、やっと本日取ることができた。
書類仕事などは秘書艦に頼み、少々自分の鎮守府を離れることにしたのだ。
寝休日でもいいが、なんせ次いつ休めるかわからない身だ。かねてより気になっていた、同僚内でも評判の『くすぐりリフレ』とやらがある繁華街に向かっている。

海軍から出る給金は溜まっていく一方だ。何せ使う暇が全くない。
今日ぐらいはパーっと散財してリフレッシュしよう。そう思いそこそこの金額を降ろして来ている。

列車は目的の駅で停車し、俺は軽い足取りでホームに降り立つ。
ここは別の鎮守府が管轄する繁華街のある街で、艦娘が運営する有名なくすぐり専門リフレ店があると言う。
一応会員制のようなもので、提督業に就いている者しか利用できない風俗店とのこと。

風の噂に聞くと、そこのリフレは癒し度が抜群らしく、疲れも性欲も物凄くスッキリするらしい。
仕事で自慰をする暇さえなかった俺の身体は、有り体に言えばめちゃくちゃに溜まってしまっている。明日から再び仕事を頑張る活力を得れたら良いなと思い、目当ての店に少し早歩きで向かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「いらっしゃいませ、提督さん。当店は初めてのご利用でしょうか?」
こじんまりしているが、少しリッチなホテルのようにも見える豪奢な造りの入り口に入ると、受付にいたこの鎮守府の所属であろう大淀がお辞儀をして出迎えた。

「あ、うん。ここのリフレコースを受けてみたくて」
つい艦娘相手だとくだけた口調になってしまうが、大淀は気にしない素振りで説明を続ける。

「はい、当店の鹿島が担当する『くすぐりリフレ』のコースですね。時間によって幾つか種類がございますので、こちらのボードよりお選びください」
そう言って、目の前にコース一覧が書かれたボードを差し出す。

============
(1)【お試し!60分コース】
(2)【お手軽 ♪ 90分コース】
(3)【大人気♡120分コース】
・・・
============

ボードには上から順に、時間が短い順にコースが並んでいる。
なるほど、受けたい時間で選ぶシステムなのか。
…ん?

「この一番下にある、『(特別)【天国♡300分コース】』っていうのは?」
「…?!あ、あの提督さん、特別コースをご所望でしょうか?えぇと…その、申し上げにくいのですが…」
「あ、もしかして今はやってないとか?」
「いえ!勿論承っております。ただ、ちょっと何と言いますか…。だ、大丈夫ですか?」

奥歯に物が挟まったような言い方だ。そんな高額なコースなのだろうか。
「大丈夫、これでもそこそこ稼いでるんだ。今日ぐらいしか使う機会がないからね。せっかくだし、この特別コースにさせてもらおうかな」

「……承知いたしました。では、【天国♡300分コース】ですね。こちらに料金をお支払いください。」
電卓で指定された料金を確認する。なんだ、確かに安くはないが、意外とこれぐらいの金額なのか。満足したら、また来るのはありだなぁ、と考えながら支払いを済ませる。

「それでは、特別コースは少々準備が必要になりますので、こちらにおいでください」
大淀について受付の脇の廊下を進んでいくと、検査室のような部屋に誘導される。
「それではこちらの中で、服を全てお脱ぎください。お脱ぎになった服は足元の籠に入れていただければ、お帰りの際にお出し致します」

(プレイする部屋にいく前に、もうここで脱いでいくのか)
そう思いながら、カーテンで仕切られた部屋の隅で服を脱ぎ全裸になる。別の鎮守府の艦娘の前で裸になっている、というなんとも言えない背徳感を抱きながら、こんなお店に来ている時点で今更かと思い直す。

脱ぎ終わってカーテンから顔を出すと、部屋の真ん中に円形のステージのようなものがあった。
「こちらのステージ台の真ん中にお立ちください」

言われた通りに裸で台の上に乗ると、大淀は台の淵のリングになっている部分を持ち上げる。すると台とリングの間に膜…?のようなものが繋がっていた。
非常に薄い素材のようで、肌色の膜からは向こう側が透けて見ていた。
大淀は膜を俺の身長より少し低いぐらい、首ぐらいまで持ち上げて伸ばすと、そこで固定する。

「特別コースはリフレの効果を最大限まで高めるため、伸縮性の高い特殊な素材のスーツで全身を覆わせていただきます。非常に薄い素材ですので、着圧後はおそらく張り付いているのかどうかが分からないぐらいかと思います。それでは着圧を始めますね。脚を少し開いて、腕を両横に伸ばしてください」
立ったまま大の字のような体制をとると、プシューッという音とともに膜が近づいて来る。
指先、手のひら、腕、肩、脇腹という順番に、全身が極薄の生地にぴっちりと包まれていく。
触れてみた感触はしっとりと吸い付くようで、なんだか全身にコンドームが被せられているようなイメージだった。

そして、首から下の全身の着圧が完了する。膜自体も肌色のため、本当に身体に張り付いているかがよく見ないと分からない。
「こちらで全身を密封されることで、汗をかきやすくなってリフレ効果が倍増するんです。それではプレイルームまでお連れしますね」
身体に意識を向けると、首から下が余すことなくピタピタになっているのがよくわかった。なるほど、確かにこの状態だと汗をよくかけそうだと思う。
ただ…股間の竿と玉も、上向きで身体にぴっちりと張り付いてしまっており、少々恥ずかしい姿になってしまっていた。
股間の前に両手を置きながら、いそいそと目の前の大淀を見失わないように付いていく。

そして一番奥の、【♡かしま♡】と書かれた扉の前で立ち止まる。
「こちらが当店の鹿島のお部屋になります。念のため申し上げますが、所定時間が終わるまでプレイは継続されます。時間が来ましたらお迎えに上がりますので、ゆっくりとおくつろぎください。
その……鹿島のコースは気持ち良いと非常に人気なのですが、少々お気をつけくださいね」
「 えっと…気をつけるっていうのは?」
「…いえ、余計なことを申しました。それでは、当店のリフレをお楽しみください」

そう言い、大淀は綺麗なお辞儀をして立ち去る。
受付の時もそうだったが、そんなに病みつきになってしまうのだろうか。

[newpage]

扉を開けると、鹿島が普段の艦娘の格好のまま、三つ指をついて出迎えてくれた。
「初めまして、本日の『くすぐりリフレ』を担当します、鹿島と申します!【天国♡300分コース】のご指名、誠にありがとうございます♡提督さんをいっぱいスッキリさせちゃいますね」

「あぁ、ありがとう。やっと取れた休みでさ、ここの評判聞いて、気になって来ちゃったんだ」
「えー!わざわざ調べて来て頂いたんですか?すごい、私嬉しいです♡お近くの鎮守府の提督さんなんですか?」

そうして何気ない会話をしながら場の空気を解きほぐす会話は、なるほどこの娘が人気嬢であることがよく納得できた。
しかし、いかんせん今は俺の姿が全裸にほぼ透明なボディースーツという、非常に変態的な格好になっている。
気恥ずかしさを覚えつつ、とはいえ300分も取ったんだ、ゆっくりさせてもらおう、と会話を楽しむ。

「今回はくすぐりプレイですけど、提督さんはそういったプレイは経験されたことありますか?」
「いや、実は初めてなんだ。すっごい気持ちいい、って聞くから、どんなものなんだろうって思って」
「わぁ!私が提督さんの初めてを頂いちゃうんですね♡絶対に忘れられない思い出にしてあげます♡
……ふふ♡すっごく…気持ちいいですよ?」

そのとき、鹿島の目の奥に見えた嗜虐的な炎に、背中が粟立った。

「それでは、こちらにいらしてください」
手を引かれ、部屋の真ん中にあった、赤いX字の拘束具のようなものの前で立ち止まる。
それはSMで使うようなXの形で責められる側が身動きをできなくされる拘束具。今は立った状態だが、どうやら後ろのジョイントのようなものを見ると、そのまま倒して寝た状態にできそうでもある。

「リフレ中に暴れると危ないので提督さんの身体をこちらでしっかり固めちゃいますね?このX字に沿うように、手足を伸ばしていただけますか?」
X字の拘束具の場所まで連れていかれると、手足、腰を順に丁寧に、しかし一切の緩みなく拘束していく。

少しずつ増えていく拘束に、何故だか強い背徳感を覚える。
清純な美少女の見た目の鹿島に、全身を動けなくされるというのは、非日常的に過ぎる光景だった。

そうして完成した拘束は、俺の両手足と腰をロックし微動だにできなくしていた。
全身を覆うスーツのせいで、ちんぽとキンタマがぴっちり張り付き、その形を惜しげも無く鹿島に晒してしまっている。

「これでてぇとくさんは、私に何をされても、一切抵抗することができません…♡」
鹿島は顔を近づけて、俺の顔に吐息がかかる距離でそう宣言する。

その背徳的で甘い空気に、なぜか、息が少しずつ荒くなってきていた。

「…ちなみに提督さんは、くすぐったいのは平気ですか?」
「あ、あぁ、今までうちの駆逐艦たちに遊びでくすぐってきたりしたことはあるけど、大丈夫だと思うよ。
くすぐったいのには弱くないと思うから、鹿島の好きにやってくれ」
自己申告ながら、くすぐったいと思うことはあっても、それを辛いと感じたことはなかった。
そんな俺の宣言を聞き、鹿島は意味深な笑みを浮かべる。

「わぁ、頼もしい♡じゃあ、私も気持ちよくなってもらえるように頑張りますね♡」
すっと鹿島の顔が、俺の胸元へと近く。
ふわっ、と銀色に輝く綺麗な髪から甘くいい匂いが漂う…

チュッ♡

「お”ひっ?!」

「…最初は、少しずつ感度を上げていきます♡全身リップ、始めていきますね…♡」
今、胸板に啄ばむようなキスをされただけで、電流が流れたような快感とくすぐったさが走った。
も、もしかしてさっき、俺はとんでもないことを言ってしまったんじゃ……っ!!?

チュッ♡
チュッ♡
チュッ♡

「い”ひっ!
い”やっ!?
ぉ”っ!」

鹿島の小さくすぼめた唇が、身体に軽く吸い付くだけで素っ頓狂な声をあげてしまう。
声をなんとか抑えようと思っても、刺激に耐えられず漏れる嬌声は、子豚のように醜くなってしまっていた。

「ここも、可愛く立っちゃってます…♡」

…チュッ♡♡

「お”ひんっっ??!」

薄膜越しにぴょこんと張り出た乳首に甘い口づけをされた瞬間、今までで一番大きな嬌声が上がる。
それからも鹿島は全身余すところなく、首筋、背中、腰回り、脇、お腹、内股など、敏感なところを中心にリップの跡をつけていく。
一通り鹿島からの寵愛の接吻を受け終わると、俺の身体は完全に発情しきり、敏感に刺激を受け取る状態へと出来上がってしまっていた。
でも、いくら鹿島のキスが上手でも、こんなに敏感に感じるなんて、何かがおかしい。

「はぁ、ハァ…こ、このスーツって、もしかして、敏感になる効果、が、あったりと、か?」
「あれ?大淀さんが説明しなかったですか?そのぴっちり極薄膜スーツを着てると、密封効果で新陳代謝が3倍ぐらいになるんですけど、実はそれだけじゃなくって、膜に覆われてるところの感度が10倍に跳ね上がるんですよ♡
その薄膜ごしにこちょこちょ〜♡ってされちゃうと、リフレが始まる前は余裕に満々の提督さんたちも途中で『やめてやめて♡』ってワンワン泣きだしちゃうんです♡」

鹿島は、その美しい手に、ぴっちりとしたゴムのような白い手袋を嵌める。
ぴちっ、ぴちっと両手につけ終わると、傍にあった洗面器の中から液体を救うと、手にぷちゅ、ぷちゅる♡ぶちゅ♡と絡めだした。

「ほとんどの方が私担当のくすぐりリフレだと60分コースでも音を上げられているので、今日の提督さんは300分コースも指名していただいて、鹿島すっごく嬉しいです♡
皆さん短いコースのせいで普段我慢している分、めいっぱいくすぐってあげますね♡」

き、聞いてない。感度が10倍?だからこんなにくすぐったかったのか。
もし、この状態で鹿島の指で全身をくすぐられたりなんかしたら…

「え、えぇ、と今日の、コースの流れって、ど、どうなってるのかな〜、なんて…」
「あ、それはあちらのボードに書いてあります♡」
そう言って指さされた先には、どの順番で体の部位をくすぐっていくか、の流れが書かれていた。

(ボード)
=======
【メニュー表】
①「脇腹」
②「脇」
③「乳首」
④「足裏」
⑤「睾丸」
⑥「お尻」
⑦「おちんちん♡」

=======

全身の性感帯を余すところなく並べたそのボードに、絶望感が増した。
これ、もしかして俺はとんでもないコースを選んでしまったんじゃ……

「じゃあ、鹿島のくすぐりリフレ、【天国♡300分コース】始めさせていただきます♡最初は脇腹ですね♡」
「あ、あのできればお手柔らかに」
そう言いかけた言葉、自分の口からでる笑い声に突然かき消された。

「こちょこちょこちょこちょこちょ〜♡」
「あはははははははははは!!!!!!!」

大声を上げるのが全く我慢できなかった。
くすぐったい。くすぐったい。くすぐったい!!!
その思考だけが頭を埋め尽くしていく。

両腕が挙げられて無防備になった脇腹に、鹿島のぬるぬるした指先が容赦無くくすぐっていく。
いやらしい液体を塗り広げるように怪しく蠢く指先は、見ているだけでむず痒い。

「あひゃははははははひひひひひひひひひ!!!!!!」
肋骨の一本一本を愛しむようにさすってくる。
そして骨と骨の間を、丁寧に指の腹でにゅるにゅると蕩かしてくる感覚に背中が跳ね上がる。
どこをどうすれば感じるかを知り尽くした指の前に、無様な声を上げるしかできない。
「ひゃ〜〜〜〜はははははははははは!!!!!!優しくぅう!!!!やさしくぅうううう!!!!!」

「てぇとくさん、始まったばかりですよ♡ちょっとはかっこよく耐えてください♡」
脇腹を舐め溶かすように動く白い手は、人生で今までされたことのあるくすぐりがまるでお遊びだったかのように、壮絶な刺激を与えながら俺の体を弄ぶ。
暴れようとする身体は、しかし上に挙げられたまま拘束された状態からピクリとも動かない。

「ひゃぁぁぁあああああ!!!わき腹ぁああ!!!!あははははやめてぇええええ!!!」
「じゃあ変えますね♡次は、脇です♡」
「い”ひッ?!?」

脇のすぼみに指先をずぼりと潜り込ませると、だんだん早く指を動かしてくる。
逃げ出そうと腕を必死になって動かすが、全く遊びがない状態で固められた手の拘束は微動だにしない。

「ぎゃははははははははははは!!!!!そごほらないでぇぇぇええええ!!!!」
新しい性感を発掘するように動く指は、まるで脇を掘り出しているかのよう。にゅるんにゅるんと、凹んだ脇を蹂躙する指先に合わせて絶叫が漏れる。

「ちょっとどめでぇぇえええ!!!むりぃいぃぃぃぃぃ!!むりぃいいいひひひひいひひ!!!!」

「大丈夫ですよ♡皆、最初はくすぐったいのが辛いよ〜辛いよ〜♡って喚いちゃうんです♡
でも、つらいつらいくすぐったいのが続くと、壊れちゃわないようにだんだん脳が、これは気持ちいことだって受け止め始めるんです♡
早くてぇとくさんもそこに連れていってあげますね♡」

それは男の性癖を捻じ曲げる、一種の死刑宣告。もしそんな状態にされてしまったら、俺はこの鹿島のくすぐりから生涯離れられなくなる。

「ならなぁあいぃいいぃいい!!!!!あひゃはははははは!!!ぎもちよくなあ”ぁいいいぃぃぃひひひひ!!!」
「う〜ん、そうですか…♡じゃあ、くすぐったいのが気持ちいい、って自分で言っちゃいましょう♡そうすれば、てぇとくさんの頭が『こちょこちょされるのは気持ちいい』って思っちゃいますから♡」

鹿島が囁くのは、自らくすぐりマゾに堕ちていく、禁断の行為への誘惑。
せめてそれだけはやっちゃいけないと、必死の抵抗をする。

「やだぁぁああいやだぁぁああはっははははは!!!」

「そんなこといっても、てぇとくさん少しずつ気持ちよくなってきてるんじゃないですか?♡
笑い声の中に、気持ち良さそうな喘ぎ声が混ざっちゃってきてますよ♡」

「ひい”っっっっっ!!!♡ひゃははは!!!!いいひひひひひひひひひひ!!!!!♡」
鹿島の言う通り、絶叫の中に嬌声が混じる。
限界を超え始めた脳が、防衛本能として無理やりくすぐったいことによる辛さを快感へと変換し始めた。

「じゃあ、次の場所にいきましょう♡」
ぴたり

前からくすぐっていた状態から一瞬手の動きが止まると、鹿島が後ろに周り姿が見えなくなる。

「ひっ……ひっ……」
何をされるかわからない。どこから手が伸びてくるかわからない。

ふっ…♡

「はひん?!!」
背後から耳元に口を近づけられ、吐息をかけられた。
そして脇から手が伸びると、後ろから抱きつくようにして指先が乳首に添えられる。

「…乳首さん、くすぐっていきますね…♡」

ニュルニュル
なでなでニュルニュル

「ああぁああぁぁぁん!!!♡はぁあぁぁぁぁぁぁんんん!!」
これまでの激しいむず痒さとは打って変わって、甘く蕩けるような快感が胸をつんざく。

「ふふっ、女の子みたいな声です♡」

コリコリ♡
コリコリコリコリ♡

「ひっひっひっひっひっ!!!ぁぁあん!あぁぁぁああああん!!」

身体の内側の弱いところをぐすぐずに蕩かしてくるような、強烈な快感。
くすぐったさよりも気持ち良さが強く感じてしまっており、このまま続けられると絶対にダメになる恐怖が頭をよぎる。

カリカリッ♡
カリカリカリ♡

「やめて♡もうむりぃひひひひひひひひひひいぃぃ!!!!ひひひひひひむりぃぃひひひひひひひ!!!!!」

「あれあれぇ♡てぇとくさん、『鹿島の好きにくすぐっていい』って始まる前言ってましたよね?
まだ20分しか経ってないですよ♡てぇとくさん、実はこちょこちょに弱々なお身体だったんですか♡かっこ悪いですよー♡」

耳元でくすくすと笑いながら、俺の懇願を相手にせずからかってくる。
手袋越しの指先が、なんどもピンク色の胸の突起を弾いていく。

「あぁあぁぁぁぁん!!ひひひひひ!!♡はひひひむりぃぃひひひひひぃぃぃぃいいいいい!!!」

俺の肩に後ろからそっと顎を載せるようにして、耳元で優しく囁く。
「…気持ちいいって言いましょう?そうすると、辛いのがだんだんましになっていくと思います♡」
ボソボソと囁くように甘い言葉を流し込んでくる。

「このままずっと辛いの嫌ですよね…?くすぐったくてくすぐったくて、もうこちょこちょ耐えられないですよね…♡」
それはくすぐったさことが気持ちいいと、自ら思い込んでいく行い。くすぐりマゾへの自己洗脳。

しかしもう他に選択肢は残されていない。
一秒でもはやくこの辛すぎるくすぐったさから逃げるために、自ら取り返しのつかない世界へと歩みを進めていく。

「…ほぉら、言いましょう。『気持ちいい』です♡てぇとくさん、どうぞ…♡」

「あひゃはははははははははは!!!!!!!き、きもちいぃっ!!あはははははははきもぢぃいぃいいいいいいいっっっ!!!!」
自分で宣言した瞬間、辛い辛いくすぐったさのことを、これは快感だと頭が誤認識し始めた。

「…あはっ♡言っちゃいましたね♡うふふっ、もう戻れませんよ♡ほら、もっと♡もっと言いましょう♡ほらぁ♡」
コリコリ♡コリコリ♡

「ぎもぢぃぃいいぃぃいいいいひひひひひひひい!!!!きも”ぢい”いのぉぉぉおおおおお!!!!♡」

「うんうん♡気持ちいいですね♡その調子で、もう完全に取り返しつかなくなっちゃいましょうね♡」

そう言ってひとしきり乳首を犯し尽くした後、鹿島はX字の台の横のレバーをガコン、と引くと、台ごと横に倒した。
仰向けにされた俺の足元に、鹿島は腰を下ろす。

「次はお足、くすぐっちゃいますね♡」
にゅるにゅると合わされた両手からは、粘液の糸が引いている。
そっと両足に手を添えると、足指の間に滑り込むように5本の指を入れ、にゅぷにゅぷと出し入れしてきた。
「ぉ!!!ぉ!ぉ!!!♡ぉぉおお!!!!♡」

足の指と指の間は敏感な性感帯になっており、そこを手袋越しの指が撫で回すだけで耐え難いくすぐったさが襲う。

「表側はどうでしょう♡」
足指の間から抜かれた指が、足の甲を指先がカリカリと走る。
「いひひひひひぃぃぃぃ!!♡ひひひひひひひぃぃ!!!」

「裏側もどうかな〜…♡」
今度は足の裏側を指の腹でぬるぬると撫でる。
「おひょほほほほほほほほほほほほ!!!!」

何度も、何度も、執拗に、執拗に、ぬるぬる、ぬるぬる。
もどかしすぎるくすぐったさは、むしろ激しくくすぐられている時よりも辛い。

そして指の動きは変わり、凹んだ土踏まずを部分を、かりかりと爪を立ててくすぐられる。
「足の裏かりかり、気持ちいいですよね♡ほら、ちゃんとさっきの言葉続けましょう♡」
「お”おほほほほほほほ!!!♡きもぢぃいいい!!!ぎもじぃいいい!!!」

足の裏は内臓と繋がっているという。
いま、俺の足の裏のくすぐったい快感は、全てちんぽに流れ込んできていた。
くすぐったさは自己暗示の結果快感へと変わり、その快感は射精欲を焚き付け身体を熱暴走させていく。

「あ”あ”あ”あ”あ”あ”ぁ♡!!!!!!!!!」
ビグンビグン!!
ビグンビグンビグッ!!

そうして股間に届いた足裏の快感は、ちんぽで爆発した。
破裂した快感は射精へと繋がるはず。
そのはずなのに、全くちんぽがスッキリしない。
足のこちょこちょだと、イケるのに、射精できない。

「へぇぇえ”え”ぇぇえぇぇええぇぇぇ!!!!ぎもぢぃぃぃいいひひひひひひひひひ♡」
「おちんちんビクビクしてますね♡身体が順調にくすぐったいのが気持ちいいって思い始めてます♡
じゃあ次は、『ちんちん気持ちいい♡』って言いましょうか?はい♡」

「へぇぇ”え”えぇ!!はず、恥ずかしいぃぃい!!!!」

「えー♡こんなにみっともなくわんわん叫んじゃってるのに、今更ですよ♡じゃあそんなてぇとくさんの理性も、こちょこちょでどろどろに溶かしちゃいましょうねー♡」

一番弱い、神経が集まっている足のすぼみを爪を立ててカリカリ♡カリカリ♡と犯される。
さっきのささやかな抵抗心は吹き飛び、少しでもくすぐりの手を緩めて欲しいと脳内が懇願を始める。

「ひえ”ぇぇぇえええええ!!!!♡やめでぇぇいうがらぁぁあぁああ!!!!!」

「じゃあ早く言いましょうねー♡」
カリカリカリカリこちょこちょこちょこちょカリカリカリ♡

「びゃぁぁああああははははは!!!!!ぢんぢんぎもぢぃいい!!♡ぢんぢんぎもぢぃいい!!!」
ビクンビクン!!!
ビクビクッッ!!

「うふふっ♡ちんちん気持ちいいですか?よかったですね♡もーっと気持ちよくなりましょう♡こちょこちょ♡」

「あじいいいいいいいいいい!!!うわぁぁあああぁぁ!!!!!わぁぁぁぁあああああ!!!!」

一切緩められないくすぐりの手に、くすぐったさと快感で限界を超えた身体は、目から勝手に涙が溢れ出すほどの拒否反応を示していた。

「わぁ♡てぇとくさん、泣きはじめちゃいました♡まだ30分しか経ってないですよ♡
女の子にくすぐられるだけで、えーんえーんって泣いちゃうんですか♡恥ずかしくないですか♡」

足の感覚がなくなるほど強烈なくすぐったさと、それが快感へと変換される感覚で脳内がスパークする。
もう自分の足の感覚は鹿島の手に落ちており、自分のものだと認識できなくなった。
「どげでるぅ!!!あじぃぃいィイイ!!!♡どげでぇええええるぅぅぅう!!!!♡」

「えー♡溶けてなんていませんよぉ♡溶かして欲しいんですか?」

白い両手のひらで足全体を包み込まれて、優しく撫で回される。
「ひ!!♡ひ!!!♡ひ!!!!♡」

「鹿島の特性お手手サンドイッチ、いかがですか?
包まれたお足溶けちゃいそうですよね♡
これをおちんちんにされたら…うふふっ♡」
想像してしまう。足にされるだけでも暴力的なほどの優しさで溶ける快感を味わっているのに、もしこのサンドイッチをおちんぽにされたら…

「…でも、まだお預けですっ♡」

しかし無情にも取り上げられた刺激の前で、俺は股間のどうしようもない焦ったさに突き動かされなりふり構わずみっともない懇願をしてしまっていた。

「ぢんぢんざわっでぇ!!ぢんぢんざわっでぇええぇええ!♡」

「もぉ、てぇとくさんったら、さっきのメニュー表を見てなかったんですか♡おちんちんのこちょこちょは最後、です♡」

「やだ♡もうやだ♡む”り!!!ぢんぢん、ざわっでぇえ!!♡」
「もう、てぇとくさん♡メッ、ですよ」
黒い靴下を履いた鹿島の足が、俺の顔の上に置かれる。
「んむッ?!」

「これはリフレなんです♡身体の悪い毒素を出すための、施術なんですよ♡
それなのに『射精させて♡』ってばっかり♡そんなエッチなてぇとくさんは艦娘たちから嫌われちゃいますよ♡」

ぐり、ぐり♡

「ふー♡んー…♡ふーー…♡」

顔に足を載せられ、その衝撃で俺は一瞬で黙らされる。
鹿島の足からは、靴下越しのしっとりとした感触と、蒸れた女性の匂いが脳を溶かしてきていた。あぁ…もっとこの匂い嗅ぎたい…

「…あ〜!♡もう、私の足の裏の匂いそんなに一生懸命嗅いで♡全然反省してませんね♡
そんな悪い子のてぇとくさんにはぁ……」

鹿島は怒ったような素振りで顔に置いていた足を退けると、X字の足の方を持ち上げられ、股間の間を鹿島にさらけ出す状態で固定される。
その股間に、ぎゅむ、と靴下に覆われた足を置かれた。
もしかして、この体勢って…

「わがままなおちんちんさんと一緒に反省してもらわなきゃです♡
おちんちんブルブルの、『電気あんま』の刑で〜す♡」
ぶるぶるぶるぶる♡
ぶるぶるぶるぶるぶる♡

「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!♡」
竿を、玉を、ぐりぐりと踏みしめてくる。
少しの痛みと、それを圧倒的に上回る快感。
女性の足に大事なところを踏まれるという屈辱が、輪をかけて気持ち良さを増幅していく。
くすぐりで焦らされ続けた肉棒は、それだけで絶頂へと達する。

ビクッビクッビクッ!!!

(い、イケない!!射精できてない!!)

確かさっき大淀は、「首から下を薄膜で圧着した」と言っていた。
もしかすると、今の俺の身体は全身真空パック状態になっていて、射精してもチンポの先からは精液が出せないんじゃ…!

「ふふ♡気づきましたか、てぇとくさん♡その薄い膜に身体が覆われてるとですね、絶対に射精できないんです♡
でも当然ですよね?てぇとくさんの身体の中から悪いものを出し切ってスッキリしていただくリフレなんですから、施術中に出しちゃったら意味がありません♡
でも射精さえしなかったらイッて頂いて大丈夫です♡どうですか♡てぇとくさん、私の足でおちんちん踏まれて、気持ちいいですか♡」

ふみふみふみふみ♡
ぶるぶるぶるぶる♡

「おおおおおおおおお!!!!!♡」

ビクビクビクッ!!
ビクビクッ!!ビクッ!
射精の感覚に肉棒は震えるが、その成果は何も得られない。ただ快感だけが股間に蓄積されていく。

「てぇとくさん、どうしたんですか?♡鹿島がせっかくおちんちんいっぱい踏んであげてるんですから、射精はできなくても好きなだけイッていいんですよ?♡」

鹿島の足裏は、射精を懇願したおちんぽを何度も躾け直してくる。
ぐりぐりと踏みにじり、ぶるぶると震わせられると、容易にペニスは射精行動へと移る。そうして射精を目指していた精子は、鈴口を覆う薄膜に弾き返される。
するとあとから登ってくる精子と、金玉に戻っていく精子たちが大渋滞を起こす。
竿が精子でパンパンに張り、異常な大きさまで勃起が膨らんでいった。

ぶるぶるぶるぶるぶる♡
ふみふみふみふみふみ♡

そうして出口を失いキンタマに逆戻りしてきた精液は、鹿島の美しいおみ足によって何度もシェイクさせられる。
玉の中でぐるぐる、ぐるぐると撹拌される精液は、濃厚なヨーグルトのようにドロドロになっていく。

「い”ぃひひひひぃぃぃぃぃいいいいいいい!!!!!♡ひぃぃいいいいいい!!!!♡」
「お精子さん、てぇとくさんが射精できないせいでタマタマさんの中で逃げ場がありませんね♡
私にいっぱいふみふみされて、なんだか嬉しそうです♡もっとぶるぶる震わせて、濃厚などろどろお精子さんにしてあげますね♡」

そうして幾度となく空射精を味わわされ、射精を懇願する体力すら尽き果てた状態で、ようやく股間から足が離される。

「あぁあぁ〜〜……♡あぁぁぁぁ…」

「はい♡じゃあそろそろおちんちんへのお仕置きは終了です♡またメニューの流れに沿ってリフレを進めて行きますからね♡」

そう言って、鹿島はX台を再度立ち上げ、元の立った状態へと戻す。

「うわぁ♡てぇとくさんのタマタマさん、すっごいでっぷりしてます♡さっき私の足でぶるぶる震わされたせいで、タプタプになっちゃったんですか?♡」
屈んで俺の股間の前に顔を持ってくると、射精できないまま情けなく腫れ上がった睾丸を、たぷたぷ♡と手のひらの上で弄ぶ。

「じゃあ、射精できなかったタマタマさん、私の指でよしよし♡って甘やかしてあげちゃいます♡こちょこちょこちょ〜♡」

「ぬわぁぁあああぁぁああああ!!!!!♡」
金玉を下から持ち上げるようにして、指先でコロコロと転がしていく。溜まりに溜まった精子のせいで、両方の玉とも極薄膜にぴっちりと締め付けられつつも膨れ上がっており、その血管の一本一本にこちょこちょと指が伸びる。

「お尻の方も、一緒にこちょこちょしちゃいますね♡ここも気持ちいいですか?」

「お”ぉへぇぇぇぇぇぇぇ!!!♡おじりぃぃいいいい!!!♡そこだめぇぇぇええええ!!」

油断していた後ろにも片手が伸ばされ、その穴のすぼみに指先が這わされる。
指入り口をツンツンと突かれ、なでなでと甘やかされ、果てはつぷつぷ♡と浅く指先を入れられてピストンされる。

「おしりの穴気持ちいいですか?♡おしり気持ちいいなんて変態さんですよ、てぇとくさん♡」

股間を鹿島の巧みすぎる指使いが蹂躙していくが、最も重要な部分には一切触れられない。
「ちんちんもぉぉおおお!!♡ちんちんもざわっでぇぇえええ!!」

「もう♡言う言葉が違うでしょう?私にくすぐられたら何て言うんでしたか?またお足くすぐられたいんですか?」
さっきの悪夢のような足の蹂躙を思い出させられ、口からは咄嗟にそれから逃れる言葉出てくる。

「あしはもうヤダァぁぁあああぁ!!!!!!
ぎもぢぃいい!♡ぢんぢんぎもぢぃいいいでずぅぅうううううう!!!!!」

「はい、そうです♡『ちんちん気持ちいい♡』でしたね♡
まだおちんちんには触ってあげませんけど、気持ちよくなったらイッていいですよ♡イッたら教えてくださいね♡」

そう言い、金玉、蟻の門渡り、尻たぶ、アナルを鹿島の指先により犯し尽くされる。
くすぐりという刺激に敏感になった身体は、呆気なく身体は絶頂へと登っていった。

ビグッッッ!!
ビグビグッッッッ!!

「あっ♡てぇとくさんイッてますか?♡イッてますよね♡
こんなにおちんちんビクンビクンッ♡って震えてるんですもん♡てぇとくさん、絶対イッてますよ♡嘘ついたらお仕置きにもっと激しいこちょこちょですよ♡」
「でぎでないぃぃぃぃぃぃいい!!♡ひゃあぁぁぁハハハハハはは!!!♡イ”ッでるげどじゃぜいできでな”ぃ”ぃぃぃいいいひひひひひい!!!♡」

「あー!♡こんなに気持ちよくお身体ビクビクさせてるのに、またそんなこと言ってー♡
そんなてぇとくさんには、お・し・お・き・です♡こちょこちょこちょ〜♡」

「びゃあぁぁあああぁぁぁああああぁぁぁ!!!♡♡」

ビグンビグンビグン!!!

肝心なところには触られないまま、肉棒が何度も痙攣を繰り返す。
玉と会陰から、脇腹と股の下まで指先が縦横無尽に駆け巡る。
こちょこちょされるのが性感と捉える身体に、また何度も絶頂の震えが襲う。

「あっ、すみません♡よく見たら、てぇとくさんのおちんちん、まだ一滴も精子出てなかったんですね♡もー、そういうことは早く言ってくださいよぉ♡」
「い”ッダァァァァアああああ!!!イッだのにぃぃいいひひひぃぃい!!♡」

「え?イッたんですか?♡てぇとくさんのおちんちん、ちゃんとイケたんですか?♡」
「ぢガウぅぅぅぅぅぅう”!!!いっだのぉぉおおおほほほほほほ!!♡」

「もぉ、何言っているかわかりませんよ♡てぇとくさんなら正しく指示を出してください♡」
捕まえたネズミをいたぶる猫のように、鹿島は捕らえた獲物をくすぐったさでいたぶり続けた。

「ひーっ……♡ひーー……」
「うふふっ♡焦らしすぎちゃいましたかね♡
じゃあ、お待ちかねの、おちんちんも一緒にこちょこちょしてあげます♡」

寸止めに寸止めを重ねられたちんぽは、薄膜越しにも血管をビキビキと浮き上がらせる。
鹿島はその血管を一つ一つ、慈しむように、指の腹で優しいくすぐりに浸していく。
「あっ…♡ひっ…♡や、やさし…ひっ♡」
びくっ
びくびくッ

しかしくすぐりに弱くなった身体はそれだけでも空射精へと連れて行ってしまう。

「さっきから、優しく触ってあげてるだけなのに、すっごいビクビク跳ねてます…♡
もしかして、このスーツに包まれた状態でも、てぇとくさんならお精子出せるんじゃないですか?
この大きくなった亀頭を重点的にくすぐってあげればどうでしょう♡
こちょこちょこちょこちょこちょこちょ♡」
「に”ょぉぉおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜ほほほほほほほほほほほほ!!!♡」

ビグッビグッビグッビグッ!!!
急に再開される激しいくすぐりに、また身体が絶頂の痙攣でバタバタと暴れ出す。

「あれぇ、まだ射精できませんか♡
じゃあやっぱり、こっちのお精子が行き止まり中の竿の裏筋部分をくすぐってあげればいいですかね♡
かりかりかりかり〜♡」
「み”ゃぁぁぁぁ”あああ”あ”あ”あ”ああ”!!!!!!!♡」

射精のたまに睾丸がぐっと凹み、射精管を通って精子が駆け上り、尿道がパンパンに腫れ上がる。
が、無残にもその出口は真空状態の薄膜で閉ざされており、行き場を失った精子はまた尿道を通り、金玉へと戻ってくる。

「タマタマさんから出たり♡入ったり♡
おちんちんの先っぽでオタマジャクシさんたち通せんぼで〜す♡」

ビグンビグン!!!
ビグッビグッ!!
頂点まで駆け上った精子たちは、その想いは虚しく最後でせき止められる。
「お”お”お”お”おおぉぉぉ♡!!!」

「はい♡お帰りくださ〜い♡」
精子が睾丸へと戻っていく間も、鹿島はくすぐりはやめてくれない。
延々と続くおちんぽと玉へのくすぐりのせいで、股間の感覚は絶頂感で溶け出していた。

「ひぃぃいいぃぃぃ♡ぢんぢんぎもぢいいぃぃいぃいいい♡ぢんぢんぎもぢぃぃぃのぉぉおおおおほぉぉお♡」
「うふふ♡てぇとくさんのお顔、完全にお馬鹿さんになっちゃいましたね♡
おちんちんはこちょこちょ地獄で大変大変♡もうてぇとくさんのお身体は取り返しつきません♡」
目の前の可憐な少女は、俺をくすぐりマゾに堕とす凄惨な悪魔と化し、俺はその存在に完全に屈服した奴隷だった。

イケないおちんちんくすぐりで幾度となく絶頂させた後、自分の手で堕としきった男の目を見て、鹿島は優しく問いかける。
「てぇとくさん、そろそろ射精させてあげてもいいかなと思うんですけど、てぇとくさんは私にこちょこちょされるの大好きで、くすぐったいのが気持ちいいくすぐりマゾさんになれましたか?♡」
「ぢ、ぢんぢん…ぎもいぃぃいいい…♡」
「あらら♡お口がもう壊れちゃいました♡じゃあ、お返事はお射精でしましょうね♡」

鹿島が俺の首の後ろまで手を伸ばすと、カチッとクリップのようなものが外された感覚があった、
急にスーツの中に空気が入り込んでくる。
すると、これまで尿道を薄膜によって締め付けられていたちんぽが、出口を見つけ湧き上がってくる精子によってだんだん膨れ上がっていく。

「これで、てぇとくさんはお射精できるようになりました♡じゃあ、頭おかしくなっちゃうぐらい、くすぐりで気持ちよ〜くイッちゃいましょう♡」
そう言い、鹿島は片手でおちんちんを、そして片手は脇腹をくすぐってくる。

こちょこちょこちょこちょこちょこちょ♡
こちょこちょこちょこちょこちょこちょ♡

「あ”っっっっっッッ!!!!ぢんぢんぎもぢいいぃぃっっ♡も”ッッっっっっっ!!!!♡ぢんぢんんんんん!!!!!♡」

尿道でぎっしりと詰まっていた精子たちが、圧迫感から解放され我先にと周りの精子を押し分けて出口を目指し始める。
密度の濃い物体が尿道を通る快感で、腰が壊れそうになる。

こちょこちょこちょこちょこちょこちょ♡
こちょこちょこちょこちょこちょこちょ♡

「ひぎっっっっっっっっ!!!!ぢんぢん!!!ギモヂィいいっっ♡あ”っっっっっっっ!!!!!でる!!!!出る出る出るでるぅぅううう!!!!♡」

「いいですよ…♡今までいっぱい焦らしちゃいましたからね♡くすぐったさに悶えるてぇとくさんが可愛くて、鹿島いっぱいイジメちゃいました♡
でも、もう出していいんですよ…♡いっぱいぷりぷりに溜め込んだお精子、ぜーーんぶ吐き出しちゃいましょう♡」

登ってくる。ずっと我慢していた精子が、金玉からどんどん登ってくる。
もう後に引けない。ちんちんの根元まで来た。もう上がる、上がってくる。だめ、もう無理。

くすぐったいのは気持ちいい。ちんちんが気持ちいい。
ちんちん気持ちいい。ちんちん気持ちいい。ちんちん気持ちいい。ちんちん気持ちいい。ちんちん気持ちいい。

「…ちんちん、気持ちいいですね♡

うふふっ♡
イっちゃえ♡てぇ・とく・さん♡」

鹿島の指が、裏筋と亀頭をひっかく。

そして、先端で固形物となった精子が弾け飛び、溜まりに溜まった白濁がおちんちんから放出し始めた。

ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅ!!!!!♡

「おヘえぇぇぇぇええええええええええぇぇぇ!!!!!!!!!♡♡♡」

プルプルに凝縮されたの固形の精子は、一本の糸に繋がった形で、次から次へと押し出されてくる。
あまりにも濃い精液は、普通ならゆっくりとしか上がってこれないほどにまで固まっている。
それを、くすぐりによる絶頂感で無理やり強く吐き出させられ続ける。

ぶりゅりゅりゅりゅりゅ!!!!♡
ぶりゅりゅゆりゅりゅりゅりゅ!!!♡

「あ”ッッッッっっっっ!!!!♡
あ”ぁッっっっっっっっっ!!!!♡」

ガクガク
ガクガク

イッている間も、鹿島はくすぐる手を一切やめない。
吐き出す途中も玉と竿の血管一本一本をこちょこちょされ、さらに射精が勢いを増す。
薄膜を突き破りそうな勢いで精子が内側に吐き出されていくが、全て中で跳ね返されて股間のあたりにドプドプと固形の白濁が溜まっていく。

「てぇとくさん、言うのやめちゃダメですよ♡ほらおちんちんどうなんですか♡」
こちょこちょ♡こちょこちょ♡

「ヂンヂンギモヂィいいいい!!!!ヂンヂンぎもじいいいいいいい!!!!!!♡」

射精はまだ続く。止まらない。出し切ったと思っても、まだまだ吐き出される。
出る、止まらない。止まって。ちんちん、壊れる、止まって、もう止まって、ちんちん壊れる。

「あ”あ”アアァァァァァ!!!!!ヂンヂンギモヂいいいいいいいい!!!!!♡♡」
「きゃあ♡まだ出てきます♡てぇとくさんどれだけ溜め込んだんですか♡こちょこちょこちょ♡」
そうして全て吐き出し切るまで、数分間の間射精が続いた。

ーーーーーーーーー

「うっわぁ…♡てぇとくさん、ぴっちりスーツ越しでもわかるぐらいどろっどろのお精子が塊になって出てきちゃいましたね♡お股のあたり、ひどいことになってます?♡」

これまで焦らされていた精液を全て搾り取られ、放心状態の俺の身体は、X字に縛り付けられたまま完全に力を失っていた。

「お、へ、へ…へ…♡」
あれだけ大量に出した精液は、極薄膜のスーツの中にすべて閉じ込められており、股間のあたりにたぷたぷに溜まっている。

「じゃあ、落ち着いたみたいですしリフレを再開します♡」

「……………へ…?」

聞き間違いであってほしい言葉が、鹿島の口から続く。

「うふ♡どうしたんですか、そのお顔♡
まだ始まってから60分しか経ってませんよ♡
60分ごとに一度、今みたいに空気を抜いてあげますから、そのときにおちんぽにギッシリ詰まったぷりっぷりのお精子を吐き出すんです♡
てぇとくさんは300分コースなので、あと4回スッキリできるんですよ♡おトクですね♡」

こんなに、もうあたまがおかしくなるぐらい気持ちよかったことが、まだあと4かい?
「くすぐりマゾになれたてぇとくさんは、こちょこちょされるのが大好きですよね♡だから、私にこちょこちょされるのは嬉しいことですよね♡違いますか?」

そう言い、笑顔で鹿島は次のくすぐり責めの準備をテキパキと開始する。
「は〜い、また密封しま〜す♡」

首の後ろから吸引機を差し込まれ、もう一度薄膜が身体に圧着されていく。また、目の前の少女に射精の自由が取り上げられる。
股の下あたりに溜まっていたプルプルの精子たちが身体と膜の間で、ぶちゅりと密着する。股間のあたりだけが大量の精液で白く染まっており、ぐじゅぐじゅした感触が気持ち悪い。

これからもう一度、あの気が狂う快感にさらされるなんて、むり、ぜったい、耐えられない。
「ぎもぢぃいい、しんじゃう♡ぢんぢんぎもぢぃいい♡ぜったいしんじゃう♡」

「何言ってるんですかてぇとくさん♡死んじゃうぐらい気持ちいいからこその天国コースなんですよ♡
ちょっと気持ちいいぐらいで天国に行けるわけないじゃないですか♡もぅ、おっちょこちょいのてぇ・とく・さん♡」

乳首を指先でつんつん♡とつつきながら窘められる。
話が絶望的に噛み合わない。いや、そもそも目の前のくすぐり処刑人は、受刑者の話を聞く気がそもそもない。
くすぐりに飢えた捕食者の前に自ら身体を差し出した哀れな獲物は、捕食者好みのマゾに性癖を書き換えられるまで、いや書き換えられても逃げることは絶対に許されないのだ。

「次は、この低周波振動手袋で、コースの①番から順にこちょこちょしていきますね♡
てぇとくさんのスーツの中、汗と精子で水分たっぷりのどろどろのぐちゅぐちゅですから、中の水分子が震えてさっきよりもも〜っとくすぐったくなると思います♡」

先ほどの手袋を新しいものに交換した鹿島は、ヴィーン…と微かに低い音を鳴らす手を身体に近づけてくる。

「やめでえ!ぎもぢぃいい!ぢんぢんぎもぢぃいいがらぁ!」

しかし散々くすぐられる際に鹿島から調教を受けた口は、もはや『くすぐられる』と感じた際には、同じ言葉しか喋れなくなっていた。

「ぷふっ♡ちんちん気持ちいいならよかったじゃないですか♡もっと気持ちよくしてさしあげますね♡」

「ぢがうのぉ!!♡ぢんぢんぎもぢぃいいのぉぉお!!」

「はぁい、おちんちん気持ちいいですね〜♡
もっと、気持ちよくなっちゃいましょうね♡」

「ひっ…ひっ…ぎもぢぃ…ぎもぢぃい…」

「はーい、脇腹ぱっくん♡」

「ぎぃひぃいっ!!!!!!!!!!!!!♡♡♡」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

[newpage]

「最近、うちの提督よく他の鎮守府に視察に行ってるわよね。なんか面白い戦術を使ってる鎮守府でもあったのかなぁ」
「でも今まで、休みらしい休みをほとんど取ってこられなかった提督ですから、お休みをされるのは素晴らしいことです」
「まぁ、そうだね。結構最近頻繁に休み取るようになったもんね。帰ってくるたび、げっそりしてるのかスッキリしてるのかよくわからない顔してるけど…」

……そうして、今日も提督はくすぐりリフレに訪れる。
「いらっしゃいませ。…あら、また来られたんですか♡今月何回目でしょう。ちょっとは我慢できないんですか?♡」

鹿島は呆れたように、目の前の男を見下ろす。
くすぐりマゾに堕ちた男は、いつものように土下座で少女に懇願を始める。
「もう♡かしまにくすぐられないと♡イケなくなったから♡今日も、死ぬほどこちょこちょ♡してください♡」

「うふふっ♡わかりました♡てぇとくさん、今日も鹿島のこちょこちょでいーっぱい身体から汚れを吐き出しましょうね♡」

勇者はバスサキュバスのタオル掛け

「よし!ここまで上がってきたぞ!」
目の前に鎮座する扉を前に、つい達成感が込み上がってしまう。

今いるここのダンジョンは、50階構造という大きな規模のダンジョンだ。
勇者である俺は、ギルドのクエストを受けここを攻略しにきていた。
今は49階。
ここを突破すれば最上階へ行くことができ、魔物を生み出しているダンジョンコアを破壊することでクエストはクリアになる。
全てのダンジョンでは最上階の一つ手前の階層にボスが待ち構えており、毎回最も手強い戦闘になる。

「よし、行くぞ…」
ゴクリ、と唾を飲み込み、重い鉄製の扉をゆっくり開いていく。
ギギギ…という音ともに見えたその光景は…!

浴室だった。

(……え?)

壁と床は、白とピンクが交互になったタイル張りで、部屋全体に湯気が立ち上っている。
鼻に流れ込んでくるのは、石鹸の、甘い匂い。
四方が数十メートルはあろうかという巨大な浴室の中心には、優雅な曲線を描く白いバスタブがあった。

「…何かしら?人が湯浴みをしているというのに、無粋な人間ね」

バスタブの中では、金色の髪の美しい女性がこちらに脚を出してくつろいでいるところだった。
いや、女性ではない。
あまりの美しさに反応が遅れたが、頭にあるねじれた角、特徴的な金に光る眼。
(間違いない…サキュバスだ)
しかも上級の個体だ。
普通サキュバスというのは、ギルドが評価する魔物ランクの中でも上位に位置する種族ではない。
現に、俺も冒険の最初の方で何度か出くわしたが、魅了対策だけ施せば決して強敵では無かった。

しかし、それは通常個体の場合。
普通は赤い眼をしているサキュバスだが、突然変異種や上位個体になると眼の色が変わってくる。
金色というのは、最上位個体であると昔図鑑で読んだことがあった。

相手は今湯船に浸かっているため裸だと思われるが、どんな攻撃が飛んでくるかわからないため剣を構えて警戒する。
「…お前はサキュバスだな?俺は勇者、このダンジョンを攻略しに来た。ここのボスはお前なのか?」

「サキュバスだなんて…あんな下級魔族たちと一緒にしないでくれるかしら。私はバスサキュバスよ」
ちゃぷん、と脚を組み替えながら返答してくる。
(やはり上位種…!)
『バスサキュバス』という種族は聞いたことが無かったが、通常種とは比べ物にならない強さであることは間違いなさそうだ。

今相手は油断し切っているようで、まだバスタブの中にいる。
甘い匂いの発生源は恐らくあのバスタブとバスサキュバス自身で間違いないだろう。
バスタブは白い泡でいっぱいに満たされており、お湯の中に入っている身体は見えない。
ちゃぽん
と体勢を変えると、バスタブの淵に両腕をかけ、こちらに向く。大きな胸は泡とバスタブによって隠れていた。

「それで…?こんなところにやって来た勇者様は、私を退治するのかしら?」
「あぁ!お前を倒して、先に進ませてもらう!行くぞ!」
腕への筋力強化魔法と、足の速度強化魔法をかけて、未だバスタブから出ようとしない淫魔に向かって剣を振りかぶっていく。

「えらく単純な攻撃ね。ふぅ〜〜…」
バスサキュバスは手のひらでバスタブの泡を掬うと、息とともに泡を飛ばす。
泡とともに魅了効果を持った吐息が塊となり、勇者に向かって寸分たがわず飛んでくる。
(これは当たるとまずい?!)
「ぐっ?!」
咄嗟に軌道を変え、右側にゴロゴロと転がる。
ピンク色の吐息の塊がさっきまで俺が立っていた場所を通過する。
吐息はそのまま壁に当たって霧散した。肉眼で見えるほどの魔力だ。

(あれは魅了魔法の塊か…。あんなに簡単な動作で、あれだけの密度の濃い魅了攻撃を仕掛けてくるなんて)
「あら、避けちゃったのね。ふふ、当たっていたら、抵抗せず幸せな気持ちになれていたのに」

ちゃぽん…
バスサキュバスはくすくすと笑いながら、またバスタブの中でゆったりと体勢を変える。
白く艶かしい肢体がお湯に濡れ、てらてらとエロティックに輝く。
泡を掻き分けて美しく伸びてくる脚は、今すぐにしゃぶりつきたくなるほどの淫靡さだった。
「でも…そろそろかしら。貴方、身体はちゃんと動く?」

「え…?は!?」
目の前のバスサキュバスの肢体を注意していて気づかなかったが、身体が異常にだるい。
剣を持つ手が、震えるほどに重く感じた。
「気づいて無かったのね。知らない間に魅了にかかっていたなんて、勇者失格よ?
…ふぅ、ちょっとごめんなさいね」
淫魔はそう言うと、ザパァ、とお湯から立ち上がる。
艶めかしく輝く美しい身体からゆっくり流れ落ちていく白い泡に目を奪われ、食い入るように見てしまう。

「もう私の身体に釘付けね…。泡を流すから、少し待っていてちょうだい」
バスタブの横に立っているシャワーヘッドを手にすると、小さなカーテンを下ろしシャワーを浴び始める。

…シャー…

ちょうど一人分の身体が隠れる程度のカーテンにバスサキュバスの豊満な肢体が影となって写っており、勇者は息を荒げてその影の動きを追う。
(待て…!なんで俺はあいつのシャワー姿なんかに見とれてるんだ?!)
「…貴方、この部屋に入ってきたとき、甘い匂いを感じなかったかしら?その空気、たっぷり吸い込んじゃったでしょう。
その時点で貴方にはもう勝ち目は無くなったのよ」

目を凝らしてよく見ると、この部屋の空気そのものがうっすらと桃色がかっていた。もしかしてこれ全部…!
「私のバスルームの匂いは、つまり私自身の匂いが凝縮された匂い…。
淫魔の、しかも私のフェロモンたっぷりの香りを吸い続けて、無事でいられるはずがないでしょう?」

バスサキュバスは身体を洗い終えたようで、シャワーを止めると羽毛のようにふわふわの白いバスタオルを手に取り、水に濡れた艶かしい肢体を丁寧に拭いていく。
そして、そのバスタオル一枚を身体に巻きつけた状態で、こちらに姿を現した。

淫魔はバスタオル一枚の姿のまま、こちらに向かってぺたぺたと歩いてくる。
大きな胸はタオル越しでもはちきれんばかりに盛り上がり、歩くたびにたゆん、たゆん、と揺れ、その豊満な谷間に目が吸い寄せられる。
引き締まった腰と、張りでたお尻にもタオルは張り付いており、もはや裸でいるよりもイケない想像を掻き立てられる扇情的な格好をしていた。

気がつけば目の前の淫魔の挙動に意識が集中させられてしまう。
もう自分の身体はほとんど言うことを聞かず、剣は持っているだけで精一杯なほど全身から力が抜けてしまっている。
はぁ、はぁ、と荒げた息のせいで、余計に部屋の空気を吸ってしまう。
完全に魅了状態に落ちた自分の状況を見て、絶望的だと判断する。
(まずい、これは一時退却を…!)
咄嗟にこの部屋から逃げようとした瞬間、

バサッ

「だから…こんなことをされちゃうと、もう勇者様はお・わ・り…」

(っっ?!!!?)

淫魔は今まで身体を巻いていたバスタオルを広げたかと思うと、後ろに向かって逃げようとしていた俺の顔に巻きつけてきた。

ふわりと顔に触れた瞬間、感じたのは、
しっとりと濡れた柔らかなタオルの感触。
頭を破壊するほど甘く色っぽいソープの香り。
その奥に確かに薫る、男を堕落させるサキュバスの強烈な淫臭。

一斉になだれ込んできた、上位サキュバスの圧倒的な魅了の力。
それがどんな匂いかを感じ始めた頃には、俺はとっくに射精していた。

(ぉぉおひぃぃぃぃいいいいいぃぃぃ〜〜〜!!)

ビュルビュルビュルビュルビュル!
ドピュドピュドピュドピュッ!!

「あらあら…気持ち良さそう。
どう、私の身体を隅々まで拭いたタオルのお味は…?
もう充分に魅了にかかってしまっているから、私の身体を拭いたタオル、ってだけで興奮して射精しちゃうでしょう?
顔にぴったり密着して、いい匂いで頭いっぱいかしら?
…ズボンから精液溢れてきたわよ」

ビュルビュビュルビュルッ!!
ドピュッドピュッドッピュッ!!

(甘いひぃぃぃい!!はひゃぁあああぁぁぁぁ!!!ひぃぃぃぃいいん!!)

そのバスタオルは、男を性的に殺す狂気だった。
あまりにも甘い。あまりにも柔らかい。あまりにも淫ら。
上位サキュバスの身体を隅々まで拭き、身体から溢れ出るフェロモンが染み付いたその柔布は、もはや下級サキュバスの膣内よりも遥かに危険な淫具と化していた。
それが顔に巻き付けられ、直接匂いを嗅がされて、俺は下半身から壊れた蛇口のように精液を漏らし続ける。

ビュルッビュルッ
ドピュッドピュッドピュゥゥゥ……

「じゃあ私の匂いを胸いっぱいに吸った勇者様のお顔を見てあげましょうか」

顔を包んでいたバスタオルを開いた中には、淫魔から受けた魅了の快楽で骨抜きになっただらしない英雄の顔があった。
「…あ〜あ、惨めね。もうアヘアヘに緩んで、舌までびろーんって出しちゃって。とっても恥ずかしいわよ?勇・者・サ・マ?」

くるりと翻ると、俺を今まで苦しめていたバスタオルで再び身体を覆う。
支えを失った俺はどさりと尻餅をつき、惚けた頭で状況を考える。
(あひぇ…いま…何を…。タオルで顔を、塞がれた、だけで…。こんな深い、魅了…)

「ほら、向かっておいで。まだ戦うんでしょう?」

大量の射精をさせられたせいで、疲労感でいっぱいの腰をなんとか持ち上げる。
ガクガクと子鹿のように震える脚。
(これが上位サキュバスの魅了の威力…こんな、勝ち目なんて…いや、心まで折れたらこいつの奴隷にされる…!)

なんとか剣を構えて心を奮い立たせ、敵の方向へ向かう
…と思ったが、駆け出した瞬間急に身体がつんのめり、バスサキュバスの足元まで転がっていく。
そこで止まると、なぜか俺は鼻をふがふがと鳴らし始めた。

「あぁ…この匂いを嗅ぎたかったの。仕方ない勇者様ね…。
いいわよ、好きなだけクンクンしなさい」

(え、な…なんで…!)
信じられないが、自分の身体が必死で匂いを嗅ごうとしているのは、目の前の淫魔が足蹴にしている白いもこもこのバスマットだった。
両手に握っていた剣を放り出し、その生地を両手でつかむ。
俺は犬のように鼻先をそのバスマットに近づけ、必死にそこに染み付いた淫臭を嗅ごうとしていた。

「いい匂いでしょう?毎日使ってるから、私の汗がいっぱい染み付いてると思うわよ」
「ふんッ…これ、スーハーッ、ど、どういうことだ!スンッ…」
立ち上がり、再び剣を取って立ち向かおう!と頭で意識するのだが、身体がなぜか全く反応しない。
バスマットの甘ったるい、いい匂いが脳をボーっと溶かして、判断力をどんどん奪っていく。

「どうしてかしらねぇ…ふふ。
…さっき、私の身体を拭いたバスタオルから、フェロモンの濃い匂いをいっぱい吸っちゃったでしょ?
意識よりも、身体が先に私に屈服したのよ。もう貴方は私の匂いを一生懸命嗅ごうとするワンちゃんになった、というところかしら」

自分の足元で鼻を鳴らす無様な勇者を見下ろし、嘲りを込めた笑みで言葉を紡ぐ。
「この魅了状態まで堕ちると、私の匂いが染み付いているものを無意識で求めてしまうの。貴方は私に刃向かうどころか、私の匂いから一生離れることさえできないわ」

「違う!ッスン…俺は…フガ…そんな変態じゃない!!…クン」
目の前の敵の…美しい淫魔の足を拭いている羨ましいバスマットの匂いを嗅ぎたいなんて…思うわけがない!
なのに、なんで身体の言うことが聞かないんだ!ふがふがと鼻を鳴らすのを止められない。
足元のバスマットの匂いを嗅ぎたくて仕方がない…!

「あらあら、じゃあそこから顔を上げて歯向かってきてご覧なさい。淫魔とはいえ、女性が使っていたバスマットをクンクンするなんて、とっても変態よ?」
くすくすと笑いながら、嘲笑の顔で見下される。

「こんな…!っスンッ…絶対、許さない…クンクン…ぞ!スーハーッ…」
心までは屈してはいけないと、鼻をマットに埋めながら頭上のバスサキュバスを睨む。しかしどう見ても、発言と行動がまったく一致しない滑稽な姿になってしまっている。

「怖いわぁ…じゃあ、勇者様にはもっと深〜く私の匂いに堕ちてもらわなきゃね。」
「ふむっ?!」
美しい足で頭を踏まれ、バスマットにより深く顔全体を埋めさせられた。

「…全く、こんなに魅了耐性が弱いのに、どうやって私に勝つつもりだったのかしら。
流石にここまで早く私にどっぷり魅了されたのは、貴方が初めてよ?」

頭をぐりぐりと踏まれ、バスマットに深く、深く顔を埋められる。
バスマットなんてものに、足で踏まれて匂いを嗅がされるなんてあまりにも屈辱的なのに、頭を踏みにじられていることも、バスマットの匂いを嗅がされていることも強い快感に感じてしまっていた。
(ちくしょう…!ちくしょう……!)

「まぁ…ここで足を離したところで、貴方は自ら進んでマットの匂いに顔を埋めるでしょうけれどね…。ほら、惨めさを噛み締めながら、私の匂いに包まれて気持ちよーく射精しなさい」
ぐりっ
と、言葉とともにより一層強く踏みにじられる。
(ちくしょう〜〜〜〜……!!)
「すぅぅぅぅうう〜〜〜〜〜!!♡」

ドプッドプッドプッ!
ドププッドプッ

腰をヘコ、ヘコ、と振ってズボンの中で射精する。
バスサキュバスの匂いに魅了されて射精した白濁液はパンツの中で溢れんばかりに溜まっており、ズボンの裾から漏れ出すほどになっていた。

土下座のような体勢で、腰だけ上に浮かせたままヒクッヒクッと痙攣させる。
(こ、こんな…屈辱的な…くそぅ…くそぉ……!♡)
息を吸うたび、魅了がより深くなっていく。どれだけの恥辱を受けようと、既に勇者の身体は彼女からの全ての刺激に悦んで屈服してしまい、されるがままに精液を吐き出す奴隷と化した。

「貴方…精液の質は悪くなさそうなのに、汗と魔物の血の匂いがひどいわね。
私の管理するバスルームにいる以上、清潔な状態でいてくれないと困るわ。仕方ないから私自ら綺麗にしてあげる」

淫魔は身体を巻いていたバスタオルを床に放ると、近くにあった薄いピンクのバスローブを羽織った。

「貴方の身体中には十分すぎるほど私の魅了が浸透しているから、こんなこともできるの…ほら」
ぱちん、と細く美しい指を鳴らす。

土下座の体勢で崩れ落ちていた俺の身体が桃色に発色したかと思うと、浮き上がって足を地面につけられる。
全身に力が入らないというのに、無理矢理立った状態にされる奇妙な感覚。

「じゃあ、まずは服を脱ぎなさい」

操られ、全ての装備を自分の手で外される。
精液でドロドロに汚れて気持ち悪くなっていた下半身の装備を脱ぎ捨てると、ぴょこん、と今まで友人達にも秘めていた俺の密かなコンプレックスが顔を出した。

「ぷっ…あはは。勇者様、貴方おちんぽに皮被ってるじゃない。恥ずかしいおちんぽね?ちゃんと毎日洗ってる?」

(くぅうぅぅぅ……こんな、敵の魔物に…)
そのまま服や装備品を一つにまとめさせると、淫魔は一瞥し掌をかざす。
「もう服はいらないわね」
ボッという音とともに、俺が今まで着けていた装備品たちが全て消滅した。

「じゃあ、そんなおちんぽも汚い勇者様は、お風呂の時間よ」
すいっ、と腕を振る。
そのまま裸で宙に浮かされて、さっきまでバスサキュバスが入っていたバスタブの上で止まる。

(え?うわ…こ、これもしかして、
お湯の中身自体が全部、魅了魔法の塊…!)
泡でいっぱいのバスタブの中身は、解析すると魔力の塊で、しかもそれが高濃度の魅了効果を持ったものだとわかった。

「…あら、気づいたかしら?ここにある泡やボディソープは私の母乳100%…。
このバスタブの中のお湯も全て私の体液…つまり母乳や愛液、よだれ、汗なんかでできてるの。
まぁ、今の勇者様がもし全身で触れちゃったりしたら、ただでさえ私の匂いの虜なのに、更に大変なことになるわね」
淫魔は笑いながら、俺に勇者としての死刑宣告を告げていく。
バスタブからは、先ほど嗅いだバスマットの甘く堕落させてくる匂いを、さらに凝縮した濃い匂いが立ち昇っていた。
こんなところに落とされたら、さっきとは比較にならないレベルで深い魅了にかかってしまう。だめだ、逃げなきゃ、でも、ピクリとも身体が動かない。

「や、やめてくれ、こんな、ぜったいおかしく…」
「じゃあ、私の残り湯に浸からせてあげる。
心配しなくても、すぐに出なくてもいいわよ。ゆっくり寛ぎなさい…トロトロに蕩けるまでね」

ざぷん

命乞いも最後まで聞かれることなく頭まで沈められ、全身で魅了効果が詰まったお湯からの侵略を受ける。
(………!?!ふにゃぁぁあぁぁぁあぁ……♡)

ドピュルルルルルル

身体中に施される、魅了効果の重ねがけ。
バスサキュバスの淫液は、勇者の最後の反抗心を跡形もなく溶かしきった。
「ビクンビクンと震えて…もしかして、気持ち良すぎてお湯の中でお漏らししたのかしら?
顔を出してご覧なさい」
ざぷっ、と髪を掴まれてお湯から引き上げられる。
「ぉ、ぉぉ、ぉ、お、ぉ…♡」

「うふふ、素敵なお顔よ。お湯の中に出した精液は、後で全部吸い取ってあげるわ。
それじゃ、貴方の汚い身体、私が直接洗ってあげるわ。感謝しなさい」
柔らかいスポンジを手に取り、ブチュブチュ、とボディソープを染み込ませる。
ワシャワシャと淫魔の母乳成分によって泡だったスポンジが、全身を優しく這っていく。

「ぁん、あぁん、ぁぁ、ぁ、ぁ……」
淫魔の手で全身を隅々まで洗われて情けなく犬のような声をあげる勇者は、とても戦いに来たとは思えない惨めな有様を晒していた。

「ほら、恥ずかしい包茎おちんぽの皮も剥いてあげる。よかったわねぇ、上位サキュバスに皮を剥いてもらえるなんて、幸せなおちんぽよ?」
「ひやぁあぁぁん……ぁ、ぁ、ぁん…」
とぷっとぷっとぷっ
皮を被った弱々の肉棒をずるりと剥かれると、敏感な亀頭がバスサキュバスの淫湯に直接晒され、辛抱たまらずお漏らしのように精液を吐き出した。

「このお湯に浸かっているだけで、全身から魅了が貴方の身体中に染み渡っていくわ。
魅了度が高まれば高まるほど、私の体液を含んだものが身体に触れるだけで射精して、匂いが染み込んだものを嗅ぐだけでさらに射精するの。
どんどん私に弱くなっているのよ。悔しい?切ない?ふふ、その蕩けた顔を見ると、すごく嬉しそうね」

お湯に浸かればつかるほど、魅了が深く、深くなっていく。
射精をすると、抵抗感が弱くなるせいで精神と肉体への魅了が更に急速に進んでしまう。

「あはぁああぁぁぁん………♡♡」
とぷっとぷっとぷっ
とぷとぷとぷとぷ…
全身から力を奪われ、脱力しきったおちんぽからは失禁したように精液が漏れ出てくる。

蟻地獄のように際限なく魅了の深みに堕とされるバスサキュバスのお風呂の中で、勇者は取り返しがつかないほど徹底的に淫魔のフェロモンを精神と肉体に染み込まされた。

「はい、これで綺麗になったわね」

ふいっと指を振ると、バスタブからざぱぁ、と俺の身体が浮き上がる。
そのままタイルの床にべちゃりと放り投げられた。

四肢は投げ出されたまま力が全く入らず、目の前の絶世の美女に敵対心も浮かんでこない。
むしろ、もっと濃い匂いを嗅ぎたいと、全身が求めてしまう。
(こ…これが…重度の…魅了、じょうたい……♡)

「もう全身に私の魅了がどっぷりと染み付いちゃったわね。
それは貴方の皮膚どころか、神経や筋肉、魔力を司る回路まで浸透してるから、どんな強力な回復魔法でも治らないわよ」

…そ、そんな……!
この淫魔の言うことが正しければ、このまま解放されたとしても一生魅了状態は解けず、結局バスサキュバスの奴隷としての人生を生きていくことしかできない。うまく逃げ果せたことができたとしても、またこのダンジョンに進んで奴隷になるため戻って来てしまうだろう。

最後の希望は、勇者だけが持つ復活能力だ。
女神に与えられた権能で、勇者は魔物に殺されると、今までいた教会に転移して復活することができる。しかし逆に言うと、殺されない限り教会には転送されない。
この深い魅了状態がリセットされるかは分からないが、可能性があるのがもうその方法しか……!

「ほひぃぃ…こひょせ…せめてこひょしてくれ…」
魅了にどっぷりかかりながら、この快楽地獄から逃げようと最後の足掻きを懇願する。
もし、殺してくれれば最後の可能性が………!

「うるさいわよ。ちょっと黙っていなさい」
しかしその懇願は無視され、バスサキュバスが指を振ると強制的に仰向けの体制で寝かされる。

そして着ていたバスローブを脱いだかと思うと、そのバスローブを俺の顔に目掛けて、パサリ…と落とした。

「んんふぅぅぅぅう〜〜〜〜!!!♡」
ビュルビュルビュル
ビュビュビュビュ
どぷどぷどぷどぷ

バスサキュバスの匂いに極限まで弱くされてしまった俺は、彼女の匂いが染み付いたもの全てに魅了され、射精させられる身体にされていた。
(…ぁへぇ……♡い、い匂い……♡)

「バスサキュバスの匂いに敗北射精(マケイキ)…狂っちゃうほど気持ちいいでしょう?
私のバスルームの危険性を理解せず、戦いで汚そうとしたことを残りの人生全てをかけて反省しなさい」

「ふむっ……!っっ…!……♡」
ビュッビュッビュッ!
ビュルルッピュッ!
バスローブに上半身を埋めながら、濃い匂いの中で悶え続ける。
駄々をこねるように腕を振り乱して身体からどけようとするが、余計身体に絡まり甘い匂いに密封されていく。

「知っているわよ。貴方、勇者としての特権で、復活の権能を女神から与えられているんでしょう?
初めに勇者と名乗ったのが悪手よ、お馬鹿さん」

(ば、バレて…)

「復活されちゃうとまた人間が大勢で攻めて来たりしたら面倒だし、貴方は永遠にこのバスルームの置き物にしてあげる」

バスタブの淵に腰を掛けて脚を組み、自分の匂いが染み付いた服の下で快楽に苦しむ英雄の成れの果てを楽しげに見下ろす。
「足拭きマットがいいかしら。それともお風呂椅子…。
…そうね、ちょうど無かったし、私のタオル掛けになってもらいましょうか」

にこやかに手をパン、と叩くと、元勇者の行く末の判定を下す。
「これからの貴方の存在意義は、私の身体を拭いたタオルをかけておくことだけになるの。
光栄ね、私の身体を隅々まで拭いたフェロモンたっぷりのタオルを毎日堪能できるなんて」

(そんな……♡お、おれの……たびはここで…♡た、タオルかけって…♡)

「じゃあ、まずはタオル掛けらしく、掛けやすい格好になりなさい」

ついっと指を立てると、上半身を覆っていたバスローブがどかされ、手と脚を綺麗に揃えた気を付けの体勢で固められる。
直立のまま見えない魔法の縄でがんじがらめに拘束され、自分の意思ではピクリとも動かすことができない。

「あら…もう情けないおチンポもビンビン…。早く使って欲しくて仕方ないのね。
新しいタオル掛けとしていい心構えよ」
幾度となく射精を強要された元勇者のペニスは、それでも萎むそぶりは見せず、これから与えられる刺激に期待しているようにぴくぴく、とわなないていた。

「おチンポには、こっちね」
皮を剥かれたチンポに、ハンドタオルをパサリ、と掛けられる。

(んんんん〜〜〜〜!♡!!♡)
敏感な粘膜に、彼女の体液とフェロモンが染み込んでいる柔らかい生地が直接触れる。
それだけで感度の上がったおちんぽは射精直前まで高められ、我慢汁がピュピュッと噴射される。

「はい、今私の身体を綺麗にしたバスタオル、ちゃんと掛けておいてね」

そして床に落ちていた、さっき淫魔の艶かしい肢体の水分を全て拭ったバスタオルを、

パサッ

と顔に掛けてきた。

(んほぉぉおおおぉおぉぉぉぉ〜〜〜〜!!!!♡♡)

ドピュッッ!!
ドピュドピュッ!!!

「あら…堪え性のないおちんぽ…。ここに掛けていたらハンドタオルが精液でぐしょぐしょに濡れてしまうわ。少しは我慢なさい」

身体を震わせて、今日何度目かも分からない射精をする。
顔にかかったバスタオルを払って頭を搔きむしりたくなるほどの壮絶な絶頂感が幾度となく襲うが、倒れるどころか身じろぎすることも許されない。

ドプッ
ドププッ

(……♡……♡♡………)

「タオルが乾くまで、私の匂いをいっぱい嗅いでいなさい。
一度乾いたタオルを使っていくとフェロモンが凝縮されるから、何度か同じタオルで身体を拭き続けてあげるわね」

おちんぽと顔にタオルを掛けられた状態で固定された身体は、もう二度と動くことはない。

もはやペットや奴隷ですらなく、勇者の残りの人生はバスサキュバスのタオル掛けとして生きていくことになった。
淫魔に人としての尊厳を完全に取り上げられ、無機物として扱われるあまりにも無様な英雄の姿がそこにはあった。
しかし、彼にとっては幸せだった。ご主人様の美しい身体を余すところなく拭き、その汗やフェロモンをたっぷりと吸った魅惑的なタオルを、これからずっと掛けていただけるのだから。
そのタオル掛けは表情を快楽に歪め、顔にかかったタオルの匂いで幸せな絶頂に至り続けた…。

ドピュッ……

Happy end♡

おむつ使いきるまで帰れま店

息子が生まれる。
そう嫁に聞かされて思ったのは、喜びもそうだが「子どもの世話かぁ…忙しくなりそうだな…」という感想だった。

今年はじめに今の嫁と結婚してから、二人でラブラブな毎日をすごせるぞ!と思ったのも束の間。あっという間の「できちゃった」報告である。
もちろん自分の子どもができる、というのは感慨深いし嬉しいのだが、もうちょっと二人きりの時間を過ごせても良かったのになぁ…とは思う。
とはいえそのために諸々準備も必要なのだ。そろそろ出産1ヶ月前を迎え、子育てに諸々必要なものを揃える必要がでてきた。

ネットで調べると、ここの『Baby♡Bind』という総合ベビー用品店の評判が非常に良く、今日は嫁に頼まれて一人で買いにやって来た。
まずはひとまず消耗品一式を先に揃えておきたいとのことだったので、店内をうろつきながら目当てのものを探し始める。
「えーと、まずはおむつかな。おむつコーナー、おむつコーナー…」

「なにかお探しでいらっしゃいますでしょうか?」

声を掛けられて振り返って見れば、笑顔で店員の女性が立っていた。
格好は保母さんのようで、白とピンクのボーダーの半袖のシャツに、ピンクのエプロン、黒のスキニーパンツを履いていた。

しかし、普通に見えるのは服装だけで、エプロンはその大きな巨乳でぱつんぱつんに膨らんでおり、布地が悲鳴を上げているようだった。
パンツは非常に薄い素材のようで、ズボンというよりは少し厚めのタイツに見える。キュッと股間にくいこみ、お尻側もパンティのラインがわかるほどに張り付いている。
不自然なほどに扇情的に仕上がっているその格好は、その手の女優が企画モノでコスプレしているような不自然さがあった。

「…あ、え、えっと、すみません。実は今度子どもが生まれるんですが、いろいろ必要かなと。まずはおむつコーナーがどこかなと思ってたんですが…」
「まぁっ、お子さんが産まれるんですか!?」
無意識に女性の身体をジロジロ見回していたことに焦りつつ、来店の目的を告げると、女性店員はぱぁっと花が開いたような笑顔を浮かべた。

「それはおめでとうございます!ではでは、そのお子さんのためにも良い商品をオススメさせていただきますね。おむつコーナーはこちらになります」
「はぁ…ありがとうございます」
見ず知らずの女性だとはいえ、ここまで喜んでくれると嬉しさでむず痒い。ふりふりと揺れる目の前の大きなお尻を無意識で追いながら、女性店員についていく。

「こちらがおむつコーナーになります」
「これは…なんとも選ぶのが大変そうですね…」
女性店員につれてこられた場所は、4段ほどの棚が横に長く伸びた売り場だった。最近のおむつはこんなに種類があるのか、どんなのがいいか嫁に聞いてくればよかった…。

「はい、今どきはおむつにも非常に種類がございまして、吸収率が特に高いものや、ムレを防止するものや、匂いを抑えるものなんかもありますね」
「えっと…僕は正直違いがよく分からないので、店員さんのおすすめを教えてもらっていいでしょうか」
「ふふ、承知いたしました。では初心者パパさんに教えて差し上げまね。おむつで一番大事なのは、『漏れないこと』なんです。
赤ちゃんが急にお漏らしをしちゃっても、全部おむつの中で吸い取ってくれないとお世話が大変ですからね」

なるほど、そういうものか。とりあえず嫁には一番おすすめを買ったと伝えて許してもらおう。
「じゃあ一番漏れにくいものを「とは言っても、漏れ防止にもいろいろな種類のおむつがありますので、当店としては一度お客様に使っていただいて、その違いを判断していただこうかと思います」

「…ん?」
いま、お客様が使う、と言わなかったか?
「あの、試供品を頂いて、試しに使ってみて、とかじゃなくてでしょうか?」
「お客様、赤ちゃんは喋れないのに、その詳しい違いをどうやってお知りになられるのですか?」
できの悪い生徒をたしなめるような口調になぜか僕は顔を赤くされつつ、口をパクパクさせながら言葉を選ぶ。

「ふふ、そう驚かないでください。実はですね、赤ちゃんの一日に出すおしっこの量が、健康な成人男性が一日に出す我慢汁と同じ量なんです。
ですので、パパさんの我慢汁が沁み出てしまうまでのお時間が、そのおむつが赤ちゃんへの使用に耐えられるお時間、というわけです」

「は?!え?そんなわけ?!」
その情報の真偽もさることながら、目の前の店員の意図が掴めない。え?我慢汁?どういうこと?
客が文句を言わず購入するなら、それでいいじゃないか。なんでそんな真似を強制されなくちゃ…

するとその疑問を察したかのように、女性店員はにこやかに口を開く。
「実際にその価値を実感していただいてから購入されたお客様のほうが、商品継続率も高いので当店としても嬉しいのです。
カスタマーサポートのようなものだとお考えください。購入される前に実際に使い方を体験していただくような商品は珍しくないでしょう?」

それでも目の前の客が一歩踏み切れない様子を見て、困ったように手を頬に当て首を傾ける。
「そうですねぇ…ただ当店でお買い物を購入していただくには、実際に使ってみてその良さを体感していただく必要がございまして…」
女性店員は僕の手を掴み、両手で懇願するように握りしめる。大きな胸の谷間に指が埋もれる。
「ね?パパさん。どうかお願いいたします。私のような一般販売員ですとそういった決まりを勝手に変えることはできないんです…。ただ、当店の商品の良さは私が自信をもって証明いたします」

「わ、わかりました。え、ええと…それで、どうすればいいんでしょうか…?流石にここで着用というのは…」
「うふふ、心配なさらなくても、専用の部屋がございますのでそちらにご案内いたしますね?こちらに付いてきてください」

女性店員は手を取ったまま店の奥へと進む。
これから始めるそのサポートこそが、この専門店の最悪の罠であることを知らずに…

[newpage]

「それでは、お洋服を全部脱いでくださいますか?」
百貨店などによくある、幼児用の休憩スペースのような部屋に連れ込まれ、裸になるように指示される。
しかし、どう考えても初対面の女性の前で裸になるのはおかしいのでは。そう思い、最後の抵抗を試みる。
「あのー、やっぱり服の上から、とかじゃ…」

「もう、お一人で脱げないんでしたら、私が脱がせて差し上げますね」
するとためらいなく僕のズボンのチャックを下ろして、ベルトに手を掛けてくるので、慌ててその手を止める。

「だだ、大丈夫です!自分で脱ぎます!」
「あら、ふふ。お利口さんですね」
からかわれているのかよくわからない言葉をかけられつつ、顔を真赤にしながらなんとか服を全部脱いだ。

「お洋服全部脱げましたね。では、こちらのベッドに仰向けになってください」
片や一切服を脱いでいない女性店員にベッドで寝るように言われ、もそもそとベッドに横になる。

「はい、では脚を開いてください。…手を退けていただかないと、おむつを着けられませんよ」
最後の砦としてペニスを隠していた両手を開かされ、文字通り恥ずかしいところをすべて目の前の女性にさらけ出す。
なぜかそのことで興奮してしまい、半勃起状態の肉棒がぴょこんと店員の前に躍り出た。あまりの羞恥心に、股間から顔をそむける。

「では少し腰を浮かせてください?」
そのことに気づいていないのかよくわからないまま、店員は腰の下におむつの差し込んでくる。
ふわふわと柔らかい感触がした。
「腰をおろしてくださってだ丈夫ですよ。ではおむつ着けちゃいますね〜」
そうこうしているうちにテキパキと股間をくるみこまれ、最後にテープで腰の両横をピタリと留められる。

「はい、できました〜。ふふ、よくお似合いですよ」
そうして股間を見ると、可愛いキャラクターのプリントがある白い布地につつまれた、成人男性の情けないおむつ姿が鎮座していた。
あ、これ駄目だ。さっきの裸よりよっぽど恥ずかしい。変なものに目覚める前に、はやく終わらせないと…。
「そ、それでどうすればいいんでしたっけ?我慢汁を出すとか、なんとか…」

「はい。この状態で、おむつから我慢汁が沁み出てくるまでのお時間を図りまして、その吸収率の良さを実感していただきます。
とはいっても、我慢汁を出すのはお手伝いが必要かと思いますので、私にお任せください」

少し張り切った様子を見せると、ギシ、と同じベッドに乗ってきた。
「頭をあげてください。…はい、そうです。私の膝、感触はいかがですか?」
そのまま頭とベッドの下に柔らかい膝を差し込まれ、膝枕の体制にされる。
むっちりとしたふとももに後頭部が触れており、ドクンドクン、と自分の心臓の鼓動が聞こえる。
上を見ると、店員の顔の表情が見えないほどの巨乳が目の前に張り出していた。

「では、これから商品の購入サポートを始めます。しっかり、このおむつの良さを実感してくださいね」

さすり…
「はふっ…」
女性店員は急に、僕の乳首を指先でかすめてきた。
そこから、指の腹で何度も優しく撫でさする。
「ふっ…うふっ…んっ…」
突然刺激を受けることとなったピンク色の突起は、普段触られることがないこともあり固くその口を閉ざす。
しかし、その抵抗をそっと和らげるかのように、細い指先が丁寧に乳輪とともに刺激する。
羽根が舞い踊るかのように、つんと直立した肉芽の性感をだんだん開いていく。
「…んふっ…、ちょ、ちょっと…」
「声がちょっと高くなってきましたね。気持ちよくなってきましたか?」
「こ、これ、どういう、んふっ、ことです、か?!っ」

おむつを着けられ、膝枕をされたかと思うと、急に乳首を責められ始める。
あまりに非日常なことの連続で混乱しながら、いま起こっていることに頭が追いつかない。
「ただ、我慢汁を出せ、と言われても困られますでしょう?男性が我慢汁を出すというのは、快感を感じているときです。
ですので、こうやって乳首を優しく刺激して、ぴゅぴゅっとされるお手伝いをさせていただいているのです」
乳首を優しく刺激しながら、女性店員は説明を続ける。
「では、肌触りを良くするためにベビーパウダーを使っていきますね。このパウダーはすごく肌ざわりのよい商品ですので、こちらも気に入っていただけると思います」

そう言うと、ベッドの横から白い缶を用意すると、中からパフを取り出す。
パフにたっぷり白いパウダーをつけると、僕の胸の上にそっとかざしてきた。
「お胸、失礼しま〜す…」
ぽふん
「…ふぁ…」
ぱふぱふぱふ
ぱふぱふぱふ
丁寧に両乳首に、満遍なくベビーパウダーをつけていく。
パフで乳首を刺激されるのはむず痒くじれったい快感で、もぞもぞと身をよじらされた。

「これで良いですね。では、ふふ、乳首さん、本格的に触って参りま〜す…♡」
さらり
「ふぇっっ!?」

するする
さらり
さすりさすり
滑りが良い白い粉まみれの指先は、一切の抵抗なく乳首を責め立てる。
先程感じていたむずかゆい快感を嘲笑うかのような、強烈なくすぐったさと、じれったい気持ちよさが胸全体を襲った。
「ふぃっ!んうっ、ふぅぅ、あっあんぅ!う、うふぅん…」

あやすように指を立てて、こしょこしょと蠢く。
お菓子づくりの際に泡立てるホイップクリームをかぎ混ぜるように、五本の指が乳首をかすめてくすぐったさと快感を一つに混ぜ合わせていく。
中心に生えた肉芽は翻弄されるようにその波に囚われながら、気持ちいいと叫び声を上げ始めていた。

「ふぁ…あ、あっ、ん…んぅ♡」
「ふふっ、可愛いお声になってきましたね。乳首気持ちいいですか?いっぱい透明なお汁、おむつのなかに出していきましょうね」

桃色の桜貝のような爪で、こりっ、と乳首を引っ掻いた。
「ひゃっ!」

ぴゅるっ

おむつの中で、確かに我慢汁の塊が噴射したのを感じた。
乳首で感じるなんて変態じゃないか、そう思いながらも、確実に身体は胸の快感に支配され始めている。
こりっこりっ
くにゅくにゅ
こりこり
店員はまるで胸にこべりついたシールをめくるかように、「男が乳首で感じるのは恥ずかしい」という羞恥心を爪で剥き出しにしてくる。

ぴゅる
ぴゅっ
ぴゅるるっ

すでに乳首は完全に性感帯にさせられてしまい、その指の動きでいとも簡単に我慢汁が吐き出され始める。
「あら、腰がもじもじされて、赤ちゃんみたいですね。どうされたんですか?」

指先でくすぐり、指の腹で撫でさすり、爪でこりこりと弾く。
店員の的確すぎる責め方は、なんでもなかった男の一部を新しい性感帯に開発してしまい、その股間から先走った思いを手球に取ったように何度も吐き出させる。
むずがゆい快感は股間全体に広がり、無意識で左右に腰を揺らしてしまう。

ぴゅる
ぴゅっ
ぴゅるるる

乳首を責められる快感はペニスへと直結し、ガチガチに勃起した肉棒からは水鉄砲のように先走り汁が噴射させられる。
もはや胸の震えは身体全体へと広がり、乳首を弄られることで腕がビクンと跳ね、腰がビクビクと震えてしまう。

乳首への快感を刻み込まれてしまった身体は、それを絶頂へと登るための刺激だと勘違いしたようで、股間には後に引けない波がじわじわと押し寄せ始める。
おむつの中に囚われた肉棒は、びくん!びくん!と腰を震わせながら射精に向けての準備を開始していた。

「あっ駄目ですよ。今、パパさん射精しようとされていますね。
乳幼児というのは、もちろん精通前の体です。精液なんて出るわけありません」
びくびくと激しく跳ね上げた僕の股間を見て、店員は諌める言葉を口にする。

「私は今、パパさんの我慢汁を出すためのお手伝いをしているのです。なのに、どうして勝手に気持ちいいお射精をされてしまうんですか」

「あっ♡だ、だって、ゆび、指が、こしょこしょって、くりくりって、き、きもちいいことする、からぁ♡」
「もう。全然理由になってません。駄目ですよ?
もし、パパさんが精液出しちゃったら…。

ふふ、赤ちゃんの気持ちになれるように、ちょ〜っと工夫をしなければいけませんねぇ♡」

突然、女性店員の空気が変わる。
射精しては駄目だと口では言うが、その指の動きは完全に男を絶頂に淵に追いやろうとしていた。
とにかく射精するとまずいことが起きそうな気がする。

しかしもはやペニスと同じぐらいの敏感にされた乳首は、女性店員のあまりに卓越した指さばきの前では為す術がない。
その直立し続ける肉突起を、滑りがよい粉まみれの指で嬲り回す。

「順調におむつの中は、透明なお汁でだくだくになりはじめてそうですね…。では、もう少し強めのお手伝いをしますね」

人差し指と親指で根元から乳首をつまみ、指の腹でこしこしとしごき上げる。

「んひゃんっ!あっうっ」
こしゅこしゅ
こしこし
乳首を優しく縦にのばすように、二本の指が優しくこねながら、上下にこすりあげる。
まるでペニスを射精へと導くような指使いは、一切触られていないおちんちんにもその快感がリンクしてしまっていた。

「気持ちいいですか?乳首さん気持ちいですか?駄目ですよ。出していいのは我慢汁だ〜け。
精液は禁止です。ぴゅっぴゅっ。ほら、我慢汁さんだけぴゅっぴゅ〜〜♡」

おちんちんをしごかれている快感が胸から広がり、ひとこすりごとに射精へと追い詰められていく。

「ひっ、やだ、イッちゃう!イッちゃう!
やめ、やめてぇぇええええ!!♡」

ぶぴゅっ
どぴゅっどぴゅっ
どぷ、ぴゅっ
ぴゅるるるるる…

乳首しごきにより、一切おちんちんには触られていなかったにも関わらずびゅくびゅくと精液が発射される。
「ひっ…ひっ……」

「あらあら…我慢できずに射精しちゃったんですか…もうパパさんったら」
乳首だけを責められて精液を出したことに呆然としつつ、未だ胸を撫でさする指の感触に身を震わせる。

「では、新しいおむつに取り替えますね」

「……え、…は…?」
「申し上げましたでしょう?『我慢汁だけで』おむつに沁みをつくるまで、この購入サポートは続けます、と」

女性店員が告げたのは、あまりに絶望的な事実。乳首を責められて我慢汁を出すことを強制され、そして射精してしまったら振り出しに戻って責めが再開。
実質、これはもはや終わりがない乳首調教だった。

「い、いや、やめて、やめてくれ。わかった、もう買わずに帰るから、ゆるしてくれ!」
「あら…?当店の商品を購入せず、お帰りになってしまわれるのですか?」
「はい!帰ります!もうこのおむつは諦めますから!!」

その時、初めて店員の女性は本性をさらけ出すように、哀れな獲物を絡め取った嗜虐的な笑みを浮かべた。
「では…当店の商品の魅力をわかっていただけるまで、購入サポートを続けさせてください♡必ずお気にいっていただけると思います」

「やめてぇぇ!かえらせてぇ!!」
「うふふ、どれだけ騒いでも、この購入サポートルームは完全防音になっておりますので、鍵を掛けちゃったら誰も入ってきませんよ〜。
はい、お手手少し曲げてくださ〜い」
さっきの射精のせいで腰砕けなった僕の抵抗を一切ものともせず、肘になにかをはめてくる。
「では、脚も曲げましょうね〜」
関節を曲げたまま固定するサポーターのようなものを、両肘と両膝につけられてしまった。

「これで、何もできない赤ちゃんポーズ、完成で〜す。うふふ、可愛らしい格好ですよ」
「あ、あ、あ…」
「暴れちゃうと危ないから、お手手とお足も可愛くしちゃいましょ〜」

そして、両手と両足に、指がないミトンを着けられてしまった。
手を丸めたまま広げることができない状態。たとえ拘束が解けたとしても、この手ではおむつを脱ぐことすらできなかった。

「暴れやすい赤ちゃんは、こうやって手と足をミトンでくるんじゃうんです。今は大人サイズのものを着けていただいてますが、いかがでしょう?赤ちゃんの気持ちになれましたか?」
「これ、はずして!やめて!もうこんなことやめてくれ!」
「あらあら、まだ赤ちゃんのお気持ちにはちょっとなれてないみたいですね〜。大人の気持ちのままだと、またお射精しちゃいますね…。
…わかりました。じゃあ、少し口調を変えて、より赤ちゃんの気持ちになっちゃいましょうか。ね、ボ・ク・ちゃん♡」
口調でも完全に子ども扱いをされ、舐められきった態度をされているのに、おむつの中のペニスはもう既に硬く勃起してしまっていた。

「次は、新商品のベビーローションを使いますね〜」
店員は手に新しく、透明なボトルを握る。
ぶちゅちゅちゅ
とローションを手に取ると、手のひら全体に塗り拡げていく。
両手を組み合わせてもみ洗うようにぐちゅぐちゅと音を立てると、広げた両手の間には透明な橋がかかった。
「ボクちゃんの乳首さん、次はこのぬるぬるでぐちゅぐちゅしてあげまちゅね。
いまはお胸がさっきのパウダーが残っちゃってるから…混ざるとすっごいことになりまちゅよ♡」

ぷちゅ…
と濡れた指先が乳輪に触れると、中心の突起には当たらないように丹念にベビーローションを塗っていく。
「っっ…!ふぁ、ぁあ…」

「もどかしいでちゅねぇ。真ん中触られなくてじわじわしちゃいまちゅねぇ。
ねぇ、ボクちゃん?乳首さん触ってほしいでちゅか?」
「……!」
そんなこと…!自分の口から言えるわけがない!
僕はせめてもの抵抗で口を固く閉ざそうとするが、情けない赤ちゃんポーズで乳首だけをいじめられて喘いでいる男の姿は、もう既に十分みっともない有様だった。

「…ふふ、すっごく恥ずかしそう…。
ねぇ、言えないんでちゅか?じゃあ、ボクちゃんがお願いできるまで、お山にふれるのはおあずけで〜ちゅ♡」
にゅるにゅる
にゅる
ざらざら
ざらにゅる
元々乳首にたっぷりと掛かっていたベビーパウダーがベビーローションと混ぜ合わさり、ニュルニュルザラザラの感覚が胸を襲い始める。
その感触はベビーパウダーでいじられたときよりも遥かに強烈で、そそり立つ乳首はぴく、ぴくと触ってほしそうに戦慄いていた。
あまりにねっとりと磨き上げられるそのざらざらとした淫液に、僕はもう焦れったさが限界を越えようとしていた。

「ふっ…ぁっ♡……っ…ってください…」
「ん〜?何か言いましたか?ボクちゃん。ほぉ〜ら、乳輪にゅるにゅる〜」
「ぁっ…〜〜!!…ち!ちくび!!さわってください!」
「んも〜。ボクちゃん。そんな大人の男の人みたいな言葉遣いしないの。
い〜い?『ボクのびんかんちくび、いじめてくだちゃ〜い♡』でちゅよ?ほぉら、言ってごらん?」

店員はにまにましながら、精神的にも追い打ちを掛けてくる。
しかしその仕打ちに耐えられるだけの余裕は、もうボクには存在していなかった。
「ぼ!ボクのびんかんちくび!!!イジメてくだちゃい〜〜!♡」

「はぁ〜い、よく言えました〜♡乳首さん、ぶちゅり♡」
ぶちゅ
と両乳首をざらざらの指先でつねられた。
「おひん!♡」
「はぁい、激しくこりこりこり〜」
パウダーとローションが混ざってザラザラにゅるにゅるの感触になった綺麗な指が、両突起の蹂躙を開始する。

「ぬわぁぁああああ♡!!〜〜っっ!っ!♡っお♡っお!ほぉおん♡」

情け容赦ない乳首責めは新しい感触を手にし、ボクの胸をいたぶる。
気持ち悪いぐらいにビクビク跳ね回る身体は、店員の豊満な肉体による膝枕で完全に取り押さえられていた。

「このまま爪でこりこりしてあげたら、なにか乳首さんから剥がれちゃいそうでちゅね〜♡」
かさぶたを剥がすかのように、肉芽を激しく爪でめくりあげる。
「ぎゃぁあああ〜〜!!♡やぁめてぇ〜!!!♡ひぃぃぃいいいいい〜!」

「下品な叫び声はやめましょうね〜。ボクちゃんは赤ちゃんの気持ちになってるんでちゅよ〜。泣き叫ぶなら、わかりまちゅよね?
は〜い♡おぎゃあ、おぎゃあですよ〜♡」

ぐりゅんぐりゅん
と五本の指で乳首を嬲り回す。だんだんスピードが上がってきており、身体は痙攣しっぱなし。
言わなきゃもっとイジメられる。ボクはもう言われるがままになっていた。

「お、おぎゃぁあ〜〜♡おぎゃぁぁあああ〜〜〜〜!」
「わぁ〜!ボクちゃんかわいい〜〜!ほぉらぁ、もっとぉ、泣いちゃいまちょう〜?」
「あぁぁ〜〜!おぎゃぁあ〜〜!ほぎゃあぁああああ♡♡」

とぷ…♡

とぷとぷとぷ
とぷとぷとぷとぷとぷ♡

限界を超えた乳首責めにより、我慢する暇もなくあっという間に二度目の射精まで押し上げられた。
頭は完全に真っ白に飛んでしまい、口を開けっ放しにしながら放心する。
乳首で射精する度に、その突起の感度は際限なく上がり続けており、もはやペニスより敏感なまでになってしまっていた。

「あれぇ?ボクちゃん、もしかしていま射精しちゃった?」
「?!!!?」
そうだ、射精したら、また、おむつを替えられて最初から…!

「い、イッてません!射精してません!!」
「ほんとかな〜?だって、いますっご〜く、ボクちゃん、ビクンビクンって震えてたよ?
お顔もぽか〜んって可愛く呆けちゃって、お姉さんちゃんと見てたんだけどなぁ」
内股に両手を添え、ベビーローションを塗り拡げてくる。

優しく内股を撫でられつけられる感触は、だんだん股間全体を脱力へと誘い、過酷な射精をしたおちんちんから別のものを出そうとし始める。
「あっっやば、やめ、やめて」
「ん〜?どうちたのかなぁ。おまたきもちいいの?」
「お、おしっこ、おしっこ!がでちゃう!」
「そっかぁ、おしっこが出ちゃうのかぁ。でもいまボクちゃんの格好、赤ちゃんポーズのまま動けないから、おトイレにいくまでに多分漏らしちゃうよ?
だいじょーぶ。このまま、おむつの中にしーしーしちゃお?」

必死に我慢するも溢れ出る尿意。
お尻の穴に最大限力を入れながら何とか最後の予防線を張ろうとするが、内股を撫でる感触によってすべて無駄な努力に帰してしまう。

「おまたさすらないで!力ぬけちゃうからぁあ!」
「いいんでちゅよぉ。おしっこしーしーしまちょうね。でも、一つだけもう一度教えてくれる?
さっきボクちゃんは本当は射精しちゃってたんじゃないの?ほらぁ、お姉さんに正直に教えてくれたら、おしっこ漏らしていいでちゅよ〜」
さすり、さすり
にゅるりにゅるり

「あ、あ、あ…だだめ、でちゃう、でちゃう…」
あまりのみっともなさに、目から涙がこぼれ始める。
我慢した甲斐もなく、睾丸からどんどん尿が中の管を駆け上がり、少しずつ入り口に向けて登ってくる。
「いいんだよ…ボクちゃんはいま赤ちゃんなんだから…。はい、最後に正直になって、おしっこしーしーしまちょうねぇ〜♡」

「ぁぁあああ、ボク、しゃ、しゃせいしてましたぁぁああああ……」

じょわぁぁぁぁぁあああ〜〜……

おむつの中に、おしっこがどんどん吐き出される。
情けなさすぎて泣きながら失禁するその姿は、もう完全に赤ん坊そのものだった。
「ひっ…ひっ…ひぃん…♡」

「おもらししてるボクちゃん、かわいいでちゅねぇ〜。でもダメじゃないの、お世話してくれてるお姉ちゃんに嘘ついちゃ。
白いおしっこ出したら始めからっていいまちたよね?ふふっ、そんなイケないお口は塞いじゃいまちゅよ〜」

そう言ってとりだしたのは、おしゃぶりにベルトが付いた謎の器具。
「はい、お口あ〜ん♡」
「むぐっ?!」
口の中にボールのようなものを咥えさせられ、そのまま頭の後ろでベルトが固定される。
もう発言の自由さえ奪われ、無力な赤ん坊は店員の気が済むまで弄ばれる玩具と化した。

「ふぅ〜〜…ふぅ〜〜〜〜…♡」
「よだれが溢れちゃうと汚いから、これも着けてあげまちゅね」
口の下によだれかけを掛けられて、首の後ろで結ばれる。
頭にはふりふりのベビー用帽子を被せられ、顎の下に紐できゅっと縛られた。

「はい、また赤ちゃんの気持ちに近づきまちたね。
ちゃんと我慢汁ぴゅっぴゅでおむつしみしみできない駄目なボクちゃんは、また最初からぴゅっぴゅ再開でちゅよ〜♡」

そう言って、おしっこでびしょびしょになったおむつを取り替える。
度重なる責めで脱力した身体は言うことが聞かず、完全になされるがままにされる。

「きれいなおむつにとりかえっこ完了で〜ちゅ。今度こそ、ちゃんと赤ちゃんの気持ちになりましょうね〜。
ほらぁ、ばぶばふ、ばぶばふ。言ってみまちょう?ばーぶ、ばーぶ…♡」
「……!……!!」
「うんうん、何を言ってるかわかりまちぇんよぉ♡もう、まじめにやる気あるんで・ちゅ・か♡」
つんつん、と指で顔を突いてくる。おしゃぶりを咥えさせられているせいで、声が一切出ない。
それを分かっていながら、無力な玩具をいたぶってくる。

「何度も我慢汁だけぴゅっぴゅが失敗してるから、今度はもっと刺激のつよい乳首さんいじりしまちゅね?
この赤ちゃん用のやわらか〜い歯ブラシで、にゅるにゅるローションつけてごしごししちゃいま〜ちゅ♡」

両手に小さい歯ブラシを握り、ベビーローションをたっぷりと絡ませる。
嬲られ尽くした乳首は熟れ熟れになっており、新しいイジメられ方をされることに喜ぶように、ピクピクと痙攣していた。

「ボクちゃん、このままだといつまで経ってもおむつを使い切れないから、お姉さんの全部を使って気持ちよくしてあげまちゅね」
ぱふん♡
ずっと目の前で揺れていたエプロン越しの巨乳が、顔に落とされる。
ボクの頭はむっちりとした膝とおっぱいの谷間にはさまれて、横を向くこともできなくなっていた。
「〜〜〜〜!!!!
…………っっっ♡……っっ♡」
口を塞がれているせいで、鼻でしか呼吸ができない。
胸の中から香る匂いはミルクのような甘ったるい匂いで、脳を蕩かす淫猥な空気が閉じ込められた狭い空間に渦巻いていた。

ごしごし
にゅるにゅる

「…っっっっっ〜〜〜〜!!!♡」
甘い匂いで脱力していた身体を、強烈な電撃が走る。
指で触られるのとは段違いの暴力的刺激が胸を犯す。

「赤ちゃん用の歯ブラシ、柔らかいでしょ〜♡これで乳首さんごしごしさてあげると、どんな赤ちゃんでもおぎゃおぎゃ泣き喚いて、すっごい量の透明なお汁を吹いちゃうんでちゅよ〜」

(これだめなやつ♡ほんと、しげき♡つよ、すぎ♡)
折り曲げられた状態で拘束された手足を必死にパタパタしながら、逃げられない乳首調教の中で溺れる。

「〜〜〜っっ〜〜〜〜!!!♡っっ〜〜!!♡♡」
「すっごい反応でちゅねぇ。こんなに乳首さん一方的にイジメられたら、お尻の奥がむずむずしてきちゃいまちゅよ?わかるかなぁ?」
ごしゅごしゅ
にゅるごしゅ

「乳首のきもちいいはね、感じつづけると男の子はおしりの奥の『ぜんりつせん』ってところにつながっていくの。
そうすると、射精はしないのに、乳首いじめられてイッちゃって、我慢汁をい〜っぱいぴゅぴゅぴゅ〜♡って吐き出しちゃう素敵なイキ方ができるんでちゅよ♡
ボクちゃんも、おむつを我慢汁でしみしみしないといけないんでちゅから、そこまで連れて行ってあげまちゅねぇ」

ごしゅごしゅ
ごしゅごしゅ
胸から走る電流は、確かにお尻の奥、おちんちんの裏側に存在する前立腺にむかって走り出した。

(ちくび♡だめ♡おしりきちゃう♡ちくびおしりきちゃう♡)
ごしゅごしゅ
ごしゅごしゅ

(あ、つながった♡おしりのおく♡ちくび♡ごしごし♡だめ、おしりがごしごし♡されてる♡もうとぶ♡とんじゃう)
手足の痙攣は拘束具によって封じられ、上半身の震えはおっぱいと膝枕によって押さえつけられ、残す股間はおむつに包まれてもじもじと哀れな動きを店員の前に晒していた。

そして遂に限界が訪れる。

「はい、メスイキで〜ちゅ♡」

ごしゅごしゅごしゅごしゅごしゅごしゅ

「〜〜〜!!♡♡♡〜〜!!!!!!!!♡♡」

おむつのなかでペニスがぶるんぶるんと震え、大量の先走り汁が吐き出されてくる。

「あらぁ、ボクちゃんすっごい震えてまちゅねぇ。
そんなに気持ちよかったんでちゅかぁ♡」

「っっ♡っっっ♡っっっっっ♡
っっ♡っっっっっっ♡っっ♡」
だめ、ちくび、きもちいい、ちくびきもちいい、ちくびきもちいい
あたま、ジーンって、だめ、しびれる、びりびりくる
ちくびきもちいい、ちくびきもちいい
もうちくびさわんないで、ちくび溶けちゃう
ちくびきもちいい

「あらぁ、すっごく幸せそうなお・か・お♡
もっとゴシゴシしてあげると、も〜っと幸せになれそうでちゅねぇ♡」
!?!
ちくびとけた!とけた!なくなった!から、もうやめて!ちくびきもちいいからぁ!ちくびとけてるからぁ!
もうちくびむり!だめぇ♡
ちくびきもちいい♡
ちくびきもちいい♡

「ちくび溶けちゃいそうでちゅか〜。もう溶けちゃってまちゅかね〜。
ちょっとわかんないから、ごしごしして確かめてみまちょうね〜」

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぉ”!!♡ぉ”!!♡ぉ”♡」

「あれ〜歯ブラシでごしごししても乳首さんの感触わかんないなぁ〜。
コリコリしてるの、みつかりまちぇんね〜」

ちくびそこ♡
ちゃんとあるから♡
ちくびきもちいい♡
もうごしごしでさがさないで♡
ちくびきもちいい♡

「もうあたまトロトロでちゅね〜。
ぐずぐずに蕩かされちゃいまちたね〜。
でも我慢汁さんぴゅっぴゅっをおむつの中に出すのはやめちゃだめでちゅよ〜」

「ほらぁ、メスイキしても、おむつにはまだ全然沁みが見当たらないでちゅ。
おちんちんから透明なおしるぴゅっぴゅってして、おむつしめしめしないと、乳首さんごしごし終わりまちぇんよ〜♡」

ビクン!
ビクン!!ビクン!!

「ん”!♡ん”♡!ん”!♡ん”!ん”!ん”!♡」

ぷぴゅっ

「あ〜〜♡これはまた白いおしっこお漏らししちゃいまちたね〜。
じゃあ、おむつかえかえして、また最初から、乳首さんいじいじされちゃいまちょうね〜♡
ちゃ〜んとおむつつかいきったら、お買い物してもいいでちゅからね〜♡」

その日閉店時間を迎えるまで、おむつを買いに来た一人の男性客は店内の奥から声にならない叫び声で助けを呼びながら、延々とおむつ購入サポートを受け続けた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日も「Baby♡Bind」には多くの客が押しかける。
その9割以上は男性であり、大量の商品をまとめ買いしに連日訪れる人間も珍しくないという。
継続率98%を誇る繁盛店の工夫を取材した動画があった。

 ー「Baby♡Bind」の店長インタビューー
「…はい、はい。え?当店の商品が、圧倒的な継続率を誇る理由、でしょうか?
ふふ、当店特別の、主に購入サポートがやはり決めて、でしょうね。
うちのスタッフはみんな優秀な子たちで、お客様の心をぐっ♡と掴んでいるんだと思います。

あなたも当店でお買い物されていきますか?今日は何をお探しで?…なるほど、おむつ、ですか。
…ふふっ。では、購入サポートルームまで、お連れいたしますね…♡」

ロリマゾ化ヒーローお掃除調教

ピンク色を基調とした部屋の中に、一人の少年が捕らえられている。

彼はN区で活動していたヒーローで、今日も怪人の手下たちと戦い、帰宅するところだった。

その途中に彼は、突然小学生ほどの小さい女の子たちに囲まれて、サインを求められた。
年下の可愛い女の子たちであることに油断していたところ、そのうちの一人が急に香水のようなものをヒーローの顔にプシュ、と噴射してくる。

(やばい?!敵か?!)と身を引こうとするがもはや遅く、
甘ったるい匂いが鼻を駆け巡った瞬間、身体からガクッと力が抜け、その場に崩れ落ちた。

「ヒーローさんって言ってもなんだか簡単だね」
「まだロリマゾさんじゃないはずなのに、小さい女の子にまとわりつかれると鼻の下伸びちゃうんだ〜」
「ほらみんな早く。連れて帰って、最初はお掃除してあげなきゃ」

そんな声が頭上で聞こえ、彼の意識は暗転した。

そうして気が付いた時、彼は小さい女の子の部屋のような場所に監禁されていた。
ベッドや勉強机など、レイアウトは一般的な女子の部屋で、キャラクターのポスターやピンクのフリフリのクッションなど、いかにもな女子小学生の部屋だった。

しかし、彼が拘束されている部屋の中心だけが異質な様相を帯びている。

彼は今まとめられた両腕を鎖で吊り上げられ、脚は肩幅よりすこし広めに広げられた状態で固定。
裸で『人』の字のように拘束されている。

少女趣味溢れる部屋の中心で、男が全裸で拘束されるという、なんとも背徳的なシチュエーションだった。

全身の弱い部分を存分にさらけ出したその姿は、これから始まるであろう行いがどんな過酷なものであろうと、一切の抵抗を許さないということを示していた。

彼が周りを観察していると、ぎぃ…と扉を開き、少女が姿を現した。

小学校低学年ほどに見えるあどけない少女は、天使の輪が光る美しい銀色の髪をなびかせ、白いリボンでツインテールに結んでいた。

ただの可憐な美少女に見えるが、女怪人ということを示す淫紋が下腹部に刻まれているのが見えた。
服装は看守のような帽子と服だが、一般的な看守服とは比べようもないほどに露出度が高い。白い上半身の服は袖がごっそりと無くなっていて、面積は胸の部分を隠すだけにとどまり、綺麗なおへそが大胆に露出されている。
下には黒の超ミニスカートと白のニーハイソックスという、露出度を高めたいのか下げたいのかよく分からない格好をしていた。

しかし、どんなに美しく、可愛い少女でも、彼にとっては憎き敵であることには変わりない。

「俺をいくら拷問しても無駄だ!
貴様らにとって重要な情報は、何一つ喋るつもりはない!」

彼はヒーローの中でも特に強い正義感を持っており、こんな絶望的な状況の中でも決して希望を損なわず、なんとか脱出の機会を伺っていた。

しかし怪人の少女は、彼にとって想定外の言葉を紡ぐ。

「あのね、ヒーローのお兄さんが私たちにとって有益な情報を持ってるかどうかなんて、どうでもいいの。

ヒーローさんは捕まったら、最初に私たちからお掃除を受けなくちゃいけないきまりになってるの。
今日捕まえられたヒーローさんのお掃除当番は私なんだ。
お掃除が終わってから、話したいことがあったらなんでも話していいよ?」

(なんだ…?じゃあこれは尋問じゃないのか?
ただ、この華奢な女の子の責めに耐えるだけでいいんだったら、勝機はある!)

「…掃除ってなんだ。お前らのアジトを雑巾がけでもすればいいのか」

「あ、お掃除って言い方が悪かったかな。
ごめんね。もっとわかりやすく説明してあげる。

ヒーローさんは、これから『お掃除調教』で、ヒーローとしてのプライドとか誇りみたいな汚れを、徹底的に洗浄されて、キレイキレイにされるの。

そうやって、小さい女の子のことを好き好き〜♡って言える素直なロリマゾさんになれたら、お掃除調教はおわり。

そのあとはなんか上の人たちがヒーローさんに尋問とかするかもしれないけど…
私の担当はお掃除だから、責任を持ってお兄さんを正しいロリマゾに堕ちれるように綺麗にしてあげるね?」

「なっ…?!」

少女が口にしたのは、少年の予想をはるかに上回る残酷な行い。
ヒーローを洗脳し、傀儡にするための徹底的な拷問…それが今から彼の身にふりかかろうとしている『お掃除調教』の中身だった。

「それじゃ、まずは下ごしらえからしなくちゃ」

少女は小瓶をスカートの中から取り出すと、そのままぐいっと口に含んだ。
口の中で何度かもにゅもにゅ、くちゃくちゅとした後、その小さな口を開き中を見せつけてくる。

(うわぁ…え、えっちな…いや!何考えてんだ!)

淫猥な湿り気が湯気としてほかほかと少女の口からのぼり、舌に絡みついている液体があまりにエロかった。

「ひーほーひゃん…ほんで」

「んうっ?!」

いつの間にか近づいてきていた少女からぐいっと柔らかい唇が押し付けられ、小さな舌が口内を蹂躙し始める。

キスと同時に拘束具の鎖を降ろされたせいで、少女は彼の顔を上から押さえつけるようにして、可愛らしい舌を絡めてくる。

ヒーローは怪しい液体を飲まないように対抗するが、喉元や脇腹をこしょこしょと脱力させられ、ごくん、と嚥下してしまった。

「…ふぅ。これで下ごしらえおわりだよ」

またジャラジャラと鎖を引っ張られ、脚を開いた直立の形に戻される。

「ぺっぺっ!…お前いま。なにを飲ませた?!」

「あ、安心して。
変なものじゃないの。ヒーローさんのお掃除をしやすくするために、全身がちょっと敏感になりすぎちゃったり、おちんちんの勃起が全然止まらなくなっちゃったりするだけのおくすりだから」

「なっ?!」

ドクン!
と急速に身体が火照り始めだし、股間に甘い疼きが走り出した。
急速に硬くなる肉棒を隠そうと内股になる彼の姿を見て、少女はくすりと笑った。

「じゃあ、最初は掃き掃除から始めるよ。
これで、ヒーローさんの身体を掃いて綺麗にしていくね」

少女が屈んで両手に持ったのは真っ白の羽でできた取っ手の短い二つのはたき。
ふわふわと揺れる羽がびっしりとついた、なんとも手触りが良さそうなもの。
表面にはうっすら白い粉が付いていた。

「このはたきについてる粉は感度をあげる効果があるから、すっごくくすぐったくなっちゃうかもしれないけど…ヒーローさんの汚れも頑固に染み付いちゃってるって聞いてるから、頑張って耐えるんだよ?」

さわっ

「ん”ひっ!♡」

脇腹をそっと一撫でされると、想像したよりも遥かに強いくすぐったさがヒーローを襲う。

(え…もしかしてこの二つのはたきで、これからくすぐられるのか…?!)

「この掃き掃除は、まず身体の表面に溜まっちゃってる汚れを取り除くためのものなの。

うーんと…ヒーローさんは今撫でてあげた感じ、すっごくくすぐったいのに弱そうだけど…
決まりだから、50分間は続けるね」

(?!)

今の一瞬だけでも身体にビリビリと稲妻が走ったかのように感じた刺激が、50分もの間の、絶え間なく与えられる?

「ご、ごじゅう?!
や、だ、だめ、むり、それだけは、そのくすぐったいのだけは」

「だいじょーぶ、
もし我慢できないほどくすぐったかったら、手を挙げて『くすぐったいです〜』って教えてね」

少女は愛らしくはにかみながら、両方の脇に純白の羽ばたきを近づける。

「は?!もう両腕を上に挙げて縛られてるじゃ「さわさわさわさわ〜」

こちょこちょこちょこちょ
さわさわさわ
すりすりすりすりすりすり

「あ”〜〜〜ひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

彼の言葉をさえぎり、無慈悲なくすぐり責めが始まる。

「ふふっ、すっごい顔ー。
ヒーローさん、お顔、すっごい変な笑顔だね。
どうしたの?くすぐったいの?きもちいいの?」

「んひょほほほほほほほほほ♡」

ヒーローの懇願は可憐に踏みにじられ、唐突に少女の掃き掃除が始まった。直接電流を流されているかのように、彼は激しく身体を震わせる。

はたきについている白い粉のせいなのか、彼の身体は不自然なほどに敏感になっている。

まるで、むき出しにされた神経を直接羽で撫でさすられているような快感は、もはや快感と呼ぶには相応しくないほどの拷問に近い刺激だった。

「〜〜〜〜〜〜””!!〜〜〜ぁ”っ!♡
〜〜〜〜〜ぁ〜!””♡」

「ふふっ。そんなに笑顔になってくれて嬉しい。
もっとお掃除して、ヒーローさんが気持ちよくロリマゾさんに墜ちれるようにしてあげるね?」

「〜〜〜〜〜ゃ”!!♡〜〜〜ゃぇ”!」

見当違いの理解を示す拷問官に、彼の主張は伝わらない。
あまりのくすぐったさに『やめて』の一言すら奪われた彼は、拘束された全身を僅かに震わせることしかできなかった。

何もくすぐったいのは粉など特殊な道具のせいだけではない。
少女の両手から生まれる繊細な動きは、彼の性感帯を的確に掘り当て、そして一切の容赦なく責め嬲った。

内股を丹念にくすぐられると、下半身全体から力が抜けて、びくんびくんと股間が震えた。

膝の頭をくすぐられると、必死に逃げようとする足ががちゃがちゃと拘束具に抑えつけられるだけで、逆に敏感な膝の裏表を激しくシャカシャカと擦られた。

背中を何度も上下になぞられると、背筋を伸ばしてゾクゾクする快感を逃がそうとする行いがさらに背中をくすぐりやすく真っ直ぐにさせてしまい、何度も上から下へ、下から上へと撫でられ成すすべなく悶えさせられた。

身体がもし動けば、瞬時にその羽ばたきから逃げだし、床に転げ回るほどのくすぐったさが、全身拘束されているせいでヒーローはサンドバッグのように逃げ場なく受け続けることしかできない。

ガチャ!ガチャ!と無情に響く拘束具の音が、少年の絶叫に近い笑い声と哀れなハーモニーを奏でていた。

「あれ?なんだか乳首さんも勃起しちゃったみたい。
男の人なのに、おっぱい気持ちいの?さわさわ〜」

しゅるしゅる
こちょこちょ

「〜〜〜〜〜〜ぃひひゃあぁああああ!!
ひん!♡ひぃんひぃん!♡」

少女は目ざとく乳首の勃起に気がつくと、両方の突起に羽を絡めるように、優しくはたきを回転させる。

「乳首さんこしょこしょしてあげると、お声お馬さんみたいだね。
ひんひーんって、もっと鳴いていいよ?」

しゅるるるしゅるしゅる
こしょこしょこしょ

「〜〜〜ん”ひぃぃん♡ひんひん♡ひぃぃぃぃん♡」

先ほどの全身を責め嬲った強烈なくすぐったさとは全く違う、どうしようもなく脱力してしまう快感が胸の突起から生まれる。

声を堪えるということなどできるわけがなく、ヒーローだった青年は、少女が奏でたい音を口から奏でる滑稽な楽器と化した。

「あはっ、おもしろ〜い…」

怪人の少女は、ダラダラと透明な汁を垂れ流す彼の剛直だけには絶妙に触れることなく、ヒーローが自らの責めによって無残な姿を晒している姿を満足げに堪能しながら、全身を綺麗に掃き清めつづけた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「ぁひぃ…ひぃ…♡」

少年は息も絶え絶えな状態にさせられながら、予告通り羽ばたきによる責めは50分ぴったりで止められた。

「ヒーローさん?
掃き掃除のあいだ、すっごく気持ち良さそうなお顔だったね。
ちゃんと、心の汚れ落ちてきた?」

「…う、うるさい……はぁ…俺は絶対…正義の心は失わない…!
はやくこんなことに耐えて、ここを脱出してやる…!」

「ふふ、あれだけいっぱい恥ずかしいお声出してたのに。
やっぱり頑固な汚れだね」

「じゃあ次は、拭き掃除するね。
一番汚れがひどい、おまたの拭き掃除だよ。
すっごく気持ちいいと思うけど、我慢してね?」

そういうと、部屋の隅からバケツと布を持ってくる。
厚手の布はよく見てみると、全面に触手のように突起した生地がついたタオルのようなものだった。

濃いピンク色のバケツには、粘度の高い液体がほのかな湯気を立てている。

「これはヒーローさんのお掃除道具。
このバケツの中のヌルヌルした液体はね、ヒーローさん調教用のお掃除ローション。男性ホルモンを退治する機能があるの」

「このヌルヌルで掃除してあげた部分の男の子の毛は、全部抜けちゃってツルツルになるの。
あと、このもこもこのタオルは触手タオルって言って、隅々まで汚れをとってくれるの。

お尻とかおちんちんとかを全部これでごしごしお掃除して、つるつるぴかぴかの子どもおちんぽにしてあげるね」

少女は触手タオルをバケツの中に沈めると、たっぷりと液体を染み込ませていく。
十分に粘液に馴染ませると、バケツの中からタオルを取り出した。

ドロォ…とゆっくりとピンクの粘液が、膜をつくりながら触手タオルから滴り落ちる。

少女はぐちゃぐちゃと両手で擦り合せて液体をタオルに染み込ませ馴染ませると、彼に見せつけるようにその淫布を開いていく。

両手で広げられた触手タオルは、間に
ぬちゃぁあぁ……
と透明なピンク色の橋がかかった。
そのあまりに淫美な光景は、彼の身にこれから降りかかるであろう責め苦の激しさを物語っていた。

「これで準備完了。
ヒーローさんのおまたごしごししてあげる。

これされたらみんな、あん♡あん♡って女の子みたいな声を上げて喘いじゃうんだけど、正義感いっぱいのヒーローさんはそんなことならないよね?」

少女はドロドロと糸を引く淫布をヒーローの股の間に通し、ゆっくりと近づけてくる。

「おまたがぴかぴかになったらやめてあげる。拭き掃除、はじめるよ」

べちょり

「ふあぁぁああぁぁぁぁぁん……♡」

ヒーローの股間に粘液まみれの柔らかい感触が張り付き、
ぬる、ぬる
と股になすりつけていく。

それと同時に、空気が抜けるようないらやしい声がヒーローの口から漏れた。

「あれれ、もう女の子より恥ずかしい喘ぎ声漏れちゃった。

ヒーローさんも他の男の人たちと同じぐらい、おまた弱いんだね」

少女は十分に粘液が股間に馴染むまで、ゆるゆると焦らすような刺激を続ける。
股間がねとねとの液体で満遍なくドロドロになった。

「じゃ、ちゃんとしたごしごしはじめるね。」

お尻と前側をぐいっ、と吊り上げるようにして、前後に触手タオルを動かす。

「はい、ヒーローさんのおまた、ご〜しご〜し」

まえ、うしろ
まえ、うしろ

ぬるぬる♡
ごしごし♡
ぬるぬる♡
ごしごし♡

「?!!!!?!?!
うぅにゃぁぁああああ!!♡♡♡
ぁぁ!ああぁ〜〜〜!♡」

ヒーローの股間を、想像を絶する快感が襲う。

お尻の割れ目から菊門、蟻の門渡り、玉、おちんちん、と順にしごき上げ、
また逆におちんちんからお尻の割れ目までなすり上げる。

とっさに脚を閉じようとするが、床に股を大きくおっぴろげた状態で固定されているため、快感から身を守ることは許されない。

「あ”っ〜〜〜〜〜〜!!♡あっあっあっ♡」

股間を吊り上げるように磨いているせいで、敏感な場所にべっちゃりと触手タオルが密着する。
その感触は、蛞蝓が股間を何千匹も往復して走っているかのよう。
彼はあっあっ、と意味のない喘ぎ声をあげることしかできなくなっていた。

ぶちゅるぶちゅ♡
ぐちゅぐっちゅ♡

ぶぢゅぶぢゅぶぢゅ♡
ぐぢゅるぶぢゅる♡

股間からはぶちゅぶちゅと粘液のいやらしすぎる音が響く。
普段触られない場所を男殺しの道具によって弄ばれ、ヒーローの頭の中はピンク色一色に染められてしまう。

「んっしょ。んっしょ。
気持ちいい?気持ちいいの?ヒーローさん。
まだおまたごしごししてあげてるだけだよ」

くいっ、くいっと絶妙に角度を変えながら、容易く刺激に慣れさせない。
見た目は少女だが、その手管は怪人らしく男の性感を完全に手玉に取っていた。

「にょ〜〜〜ほほほほほぉほぉおおおぉ♡♡
おぉおおおおおお〜〜♡♡♡」

男としての弱点を己よりひとまわりもふたまわりも小さい少女に完全に掌握されたヒーローは、声を出してなんとか快感を逃がそうという、意味のない哀れな抵抗もどきをすることしかできない。

「なんか変な声出してる…ちょっと気持ち悪い…
もう。ちゃんと聞いてるの?」

タオルにびっしりとついている突起した生地の表面には満遍なく男殺しローションが染み込んでおり、
股間の敏感な部分を優しくえぐりまわす。

少しでも股間を襲う悪魔の快感から逃げようとへっぴり腰になると、浮いたお尻の穴が開いてしまい、アナルがより深いところまで磨かれる。
次は前に逃げようと腰を突き出すが、金玉と竿に触手繊維がより強く密着してしまい、嬲られる。
最早彼は、少女の手の動き一つで腰をへこへことくねらせてしまう、惨めな操り人形と化していた。

「いやぁはぁぁ〜〜〜!!やぁぁぁあ〜〜〜!!♡やめぇえぇぇえ〜〜♡♡!!」

おちんちんの一番敏感な亀頭部分には触れられないせいで一気に射精に至ることはできない。
その代わり、他の性感帯をいっぺんに嬲られ、ヒーローの股間には逃すことのできない強烈な快感がじわじわと重くのし掛かってくる。

「おまたごしごしされてきもちい?
きもちいいの?ヒーローさん。
ダメだよ、ヒーローさんなら誇りとか守りたいものとか、ぴゅっぴゅ〜って出しちゃダメだよ?」

頭を振り乱して快感に抗うが、男性の最も弱い部分をすべて同時に嬲りまわされ、ヒーローは閾値を超えた快楽に脳が焼き切れる寸前だった。

「…あっ♡
あっあっもうだめ♡来ちゃうぅ♡
でちゃうぅぅう!!♡」

しかし彼にはもうその昂りを止める手段がない。
尻と性器と会陰の全てを無慈悲な快楽の坩堝に叩き込むその可憐な手技に、完全に屈服してしまっていた。

「だめだよ、ヒーローさん。
だめだめ。一回イッちゃったら、おまたゆるゆるのダメダメになっちゃうよ?
いいの?
それでもいいの?」

「あっ♡いっ♡もっ♡あっだめだめだめぁっ♡」

「ヒーローさん失格だよ?
もしおまたお掃除中にお漏らししたら、また洗い直してキレイになるまで追加でごしごしだよ?
いいの?
いやでしょ?

ダメ、我慢して?
ほら、ヒーローさん?
がまん。

が・ま・ん」

……ふぅぅ〜

「…あぁあぁぁぁ”っ♡

あっ
あっ
あっ

あ”っ♡
あ”!! ぁああああああ”〜〜〜〜!!!♡♡」

びゅるるるるるるる
どぴゅどぴゅどぴゅ
どっぴゅどっびゅ

「ひやぁぁあああぁぁぁ!!♡」

射精中の敏感な股間も容赦無くアナル、蟻の門渡り、玉々をねとねとの触手タオルで磨き上げられる。

「あ…ダメなのに…白いおしっこの汚れ、でちゃったね。

うん…仕方ないよね。このタオルでおまたごしごししてあげると、みんな出ちゃうもんね」

ぶっちゅぶちゅちゅ♡
ぬるぬる♡
ぼじゅるぐぢゅ♡
にゅるにゅる♡

亀頭を触られずにイカされた快感は、射精した後もなお股間全体を甘く責め立てつづけ、また極限まで膨れ上がってくる。

何よりも、何度も執拗に刺激されたせいで、玉とアナルの間にある会陰の性感が開発されてしまい、暴力的なまでの甘い切なさが、下半身を襲いはじめる。

「おまたのごしごしで一回漏らしちゃったら、おまたがどんどん敏感になって、みんな白いおしっこ止まらなくなるの。

ゆるゆるダメダメおちんちんからびゅるびゅる、どくどくってあたりいっぱいに白いおしっこ撒き散らしちゃう。そうなったら、もう空っぽになるまでごしごしやめてあげないよ?
白い汚れ、全部おちんちんから出し切ってね?」

新しい性感も加わり、射精の勢いが弱まっても絶頂感は引いてくれない。
むしろノンストップで責められているせいで下半身から力が抜け、少女の言う通り、射精を堪えるだけの力すら取り上げられた。

ニュルニュル、ごしごしとヒーローの股を前後に磨き上げるスピードは一切変わらず、少女は徹底的な洗浄を続ける。
すぐに二回目の絶頂が体を襲う。

どぷっどぷっ
どくどく
どぷ、どぷ、どぷ…

会陰を重点的に洗われペニスをほとんど刺激されずに至った絶頂は、おちんちんの先から力なく白濁液を垂れ流させるだけとなっていた。

タオルに染み込んだ液体の効果で、ヒーローのお尻やおちんちんの周りの毛は完全に抜け落ちてしまい、守るものがなくなった無防備な股間を少女は蹂躙し続ける。

「ぅぅぅぇえ”ぇえええ!!♡
やめ”でぇぇええ〜〜!♡もうゃ”めでぇえええ〜〜〜!!♡♡」

股間を襲うあまりの快感に脳が焼ききれそうになった少年は、プライドをかなぐり捨て必至に許しを請う。
正義感の強い彼ですら、もうこの快楽の天獄から逃げおおせるなら何でも良いと思ってしまうところまで追い詰められていた。

「ダメだよヒーローさん、お掃除中だよ。
お掃除中はお静かに、だよ」

しかし、少女はあくまで調教中であることを主張し、一切の聞く耳を持たない。

ぶちゅる♡ぶちゅる♡
むにゅる♡むにゅる♡
といやらしい音を立てて触手タオルで彼の股間を洗い続ける。

「♡もぅやめてぇぇえぇぇえ!!♡おまたごしごしやらぁあ!ごしごしやらぁああぁぁ!!♡♡」

「もう…仕方ないなぁ。

ちょっと汚いかもしれないけど、ロリマゾさんになったらいっぱい喜べるようになると思うから…
今は我慢してね」

少女はするする、と白いニーソックスを脱ぐと、脱ぎたてでまだホカホカとしているそれを口の中に突っ込んできた。

「ん”むっ?!
……♡♡」

甘酸っぱい匂いが脳を満たし、思考力を奪っていく。
ヒーローは叫び声をあげる力すら少女の淫臭によって奪われた。

彼は完全に手玉にとられきっていることに深い絶望を覚えながら、目の前の少女から与えられる『お掃除』の快感に、完全に肉体と心が屈し始めたのを感じた。

「あ…もう順調にロリマゾさんになってるみたいだね。
ふふ、わたしの靴下美味しい?

ほら、ごしごし続けるよ。
ダメダメになっちゃったおまたから、白い汚れぜんぶ出し切ってね」

絶頂と絶頂の境目が無くなり、白濁液がおちんちんの先から延々と垂れ流れるだけになっても、股間の洗浄は終わらない。

文字通りペニスから汚れを一滴残らず吐き出させるまで、少女のおまたごしごしは続いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「……………ぁ♡………」

鈴口がヒクヒクとわなないても、一雫の精液すら出ない打ち止め状態になって、ようやく少女による股間の洗拭は終わった。

使われた触手タオルは彼が出した精液で白く染まり、夥しい量のお漏らしをさせられたことが示されていた。

彼のおちんちんとお尻からはお掃除ローションの効果で毛が抜け落ち、つるつるの子どもおちんぽになってしまった。

「ふぅ。これで、おまたの拭き掃除は終わり。

最後は、全身のタオル掛けだよ。
頭の先から爪のさきっぽまで、ヒーローさんのからだ綺麗にふきふきしてあげるね」

ヒーローの彼はほとんど快感で気絶しかけており、虚ろな目で少女の動きを見る。

新たに少女が取り出したのは、白色でもこもことした厚手の手袋。柔らかそうな生地のそれは手のひらを覆う程度の一般的なサイズだが、その表面だけは違っていた。

先ほどのタオルの表面を覆っていたものより小さな触手生地が表面にデコボコとびっしり付いている。
おそらく男性殺しの粘液と合わせると、とんでもない快感をもたらすであろうそれは、責められる側の性感を抉り出す拷問具だということを暗に示していた。

手袋をつけた白い両手を粘液が入ったバケツに浸し、充分に液体を吸わせる。

バケツから手を上げた時、純白の手袋は薄いピンク色の粘液をたっぷりと吸い、淫猥な性具へと姿を変えていた。

「さっきのお掃除ローションの効果って、実はつるつるの子どもおちんぽにするだけじゃないの。全身に塗り込むと、だんだん小さい女の子に負けちゃう快感が強制的に染み込んでくるようになってるんだよ。

全身ふやけるまでお掃除ローションでぐしょぐしょにされた後はみんな、小さい女の子をみるだけで全身発情して、『僕のこと負けさせてください〜♡』っておちんちんふりふりしておねだりする立派なロリマゾさんになるの」

「ヒーローさんとして、頑張らなきゃ〜って思わせてる、誇りとかプライドっていう汚れを、これでゴシゴシ何度もこすってるうちに、だんだん削ぎ落とせていっちゃえるの。素敵でしょ?

そうやって、最後に残るのは、小さい女の子に完全に屈服しちゃった、つるつるよわよわのロリマゾさんの内側…。

立派なロリマゾになれるようにおからだふやけるまでお掃除したら、ヒーローさんに聞いてあげるの。

『ちゃんとヒーローさんとしての汚れ落ちましたか〜?』
って。

『ちゃんと落ちました。ぼくはロリマゾです』
って宣言できたら解放してあげる。

でも、
『ヒーローとしての汚れがまだ落ちてません。もっとお掃除してください』
って言ったら、まだまだお掃除つづけてあげる。

一人じゃ歯が立たなかった汚れだから、今度は2人とか3人でお掃除するね。

も〜っと効果のあるお掃除道具も使って、一人じゃできないすっごく強力なお掃除方法で、ヒーローさんの身体と心、キレイキレイにしてあげるね。

お掃除から解放されるか、これからも私たちにお掃除調教され続けるか、ヒーローさんが選んでね」

ヒーローは意識が朦朧としながら、死刑宣告の中に潜む、最後のチャンスをつかもうと必死で少女の言葉を聞き取る。

しかし、現実はそれ以上に無情だった。

「でもぉ…。

ロリマゾになりましたって宣言するヒーローさんたち、これまでいたことないんだ。

お掃除中はすっごく素直なのに、ヒーローさんの汚れ落ちた?って聞くと、
『まだ落ちてません♡もっとヒーローとしての誇りをお掃除してください♡僕のこと立派なロリマゾに躾けてください♡』

って言うんだ。おかしいよね。
解放されたいなら、嘘でも汚れ落ちましたって言えばいいのにね?

ヒーローさんは、立派なロリマゾ宣言、できるかなぁ?」

ぽきり

と明確に彼の心が折れた。

先ほどのお掃除ローションの効果を聞く限り、このままさらに責めらると確実に彼もロリマゾに洗脳されてしまう。
その状態で、もっと少女たちにイジメられたいか、それともイジメるのをやめて欲しいかなんていう二択を迫られて、ロリマゾの性に屈さないことなんでできるはずがない。

最初から、勝ち目のない戦いだったんだ。
捕まった時点で、俺の人生は少女たちによって掌握されていたんだ。

そう自覚すると、ポロリと一筋涙が零れた。

「…あれ?
ヒーローさん、泣いてるの?
泣くほど、私にこれからお掃除イジメされるのが嬉しくなっちゃったの?」

もはや訂正する気力もなく、彼は項垂れる。
いや、もしかしたら、嬉しかったのかもしれない。彼は、自分が既にロリマゾに堕ちているのか、それともこれから堕ちるのかもわからなかった。

ずにゅり♡

そんな彼の思考を吹き飛ばす強烈な快感が脇腹から走る。

少女が両手を彼の脇腹に当て、彼の顔を見て、にこっと微笑んだ。

「じゃあ、最後のお掃除だよ。
お掃除ローションでのおからだふきふき、はじめ〜〜」

ずりゅりゅりゅりゅ
ずにゅずにゅずにゅ

「ひぎやあああぁぁあああぁぁぁぁ””!!♡♡」

声が枯れるほどの絶叫が走る。
先ほどまで全身から力が抜け落ちていた彼は、脇腹を蹂躙するえげつない快感によって強制的に覚醒させられた。

「いひゃひひひひゃゃはぁはゃひゃあひひゃあ♡♡」

脇腹を上下、上下と汚れを落とすように粘液まみれの手袋でさする。
微細な突起のせいで本来甘ったるく優しい感触が与えられるはずの手袋からは、発狂させることを前提とした度を超えたくすぐったい快感が与えられていた。

「おからだ気持ちいい?
こんなつぶつぶにゅるにゅるの手袋で全身ふきふきされちゃってるんだから、気持ちよくないわけないよね。
ふふ、ヒーローさんの目、どこかにイッちゃいそう。

はい、次は脇を綺麗にするねー」

脇腹を上下に何度も撫でさすり苦悶させた後、淫手はその上の脇へと移る。

五本の指をばらばらに動かし、まるで楽器を奏でるように彼の脇を少女の指が舞い、ほじくる。

彼の口からはもはや楽器とも言えないような、声になっていない叫び声があがるだけだ。

それから両腕、手のひら、首筋、耳、胸、背中、腰、お尻、両脚、足裏と順にたっぷりのお掃除ローションでぐしょぐしょに磨かれ、身体中がロリマゾ化の薬液で漬け込まれた。

今や彼は、少女から与えられるあらゆる刺激にたいしてより一層敏感になり、同時に強い悦びを感じていた。

そして彼の身体は最後の快楽の階段を登り始める。出し尽くした精液により、彼が感じる絶頂はウェットからドライへと切り替わる。
愛しの少女の手から直に与えられる洗拭によって蓄積された快感は、彼をまだ経験したことのない絶頂へと運び始めていた。

「わぁっ、全身ガクガクしちゃってる。
もうお射精は出し切ってるから、ドライかな?
ヒーローさん、ドライでイッちゃうの?
男の人なのに女の子のイキ方しちゃうなんて、恥ずかしいよ?」

少女に指摘された通り、彼の身体は無意識下で小刻みにガクガク震え始めた。

身体中に走る快感はズーン…と重さを増していくのに対し、背筋から脳天に駆け上がる桃色の絶頂感はふわふわと舞い上がる。心と身体が真っ二つにされそうなほどの相反する感覚が、駆け巡っていた。

「あっ…ヒーローさん、もうダメみたいだね。
男の人はそのどうしようない切なそうな顔になっちゃうと、もうダメ。

小さな女の子におまたもゆるゆるにされたのに、おからだもダメダメにされちゃうんだね」

少女は後ろからそっと抱きつくように身体を寄せると、優しく彼の内股に手を滑らせる。
これからここの性感を散々に犯すことをアピールするようにゆるゆると撫でさすりながら、耳に小さな唇をそっと寄せて囁く。

「…いいよ。

『僕は小さい女の子に全身お掃除されてイッちゃうロリマゾです♡』

って宣言したら、ドライでイッていいよ。

ほら、言って?」

敏感な内股を手のひらが大きくにゅる、にゅると粘液を広げ始める。
だんだんスピードは速くなり、おちんちんの付け根やアナルのすぼみや蟻の門渡り、脇腹などの際どいところを、ねちっこく、指先がくすぐり回す。

下半身が溶けたかと錯覚するほどの快感で彼の腰が抜ける。

前立腺から脳天に走る快楽の電流は、もはや秒単位まで迫っていた。

「ほ、ぼひゅはぁ!♡
ちぃさぁぃおぉんなのごぉおに!♡
ぜんしんおぉおぉぉ、ぉ、お♡」

ぐしゅぐしゅ
ずりゅずりゅ
ずにゅるずにゅる
しゃわしゃわ

アナルの表面を指で丹念に撫でながら、会陰を繊細に指先でくすぐりまわす。

「ほら、聞こえてるよ?
最後まで頑張って?」

さりゅさりゅ
すりゅりゅずりゅ
ぐしゅぐしゅぐしゅ

「お、おそぉおおほぉぉじぃ!さえへぇぇ!♡
いっひゃう!い、いっひゃぅっう♡

へんたぁいぃ!♡でしゅぅぅぁぅうぅ♡」

「ふふ。はーい、

ヒーローさん、
よくできました…」

…ぴとり♡

少女はその可愛らしい人差し指を、鈴口を塞ぐように優しく置いた。

「…ぁあ♡
ぁああ♡あ♡
ああぁぁあああああ”あ”あ”あ!!!!!♡」

ぷしゃーーーーーーーー!!

おちんちんの先っぽに触れた少女の指の刺激が決壊のきっかけとなり、彼は肉棒の先から溢れんばかりの潮を吹き始めた。

「きゃあっ!
ヒーローさん、おからだふきふきされてお潮吹いちゃったの?
もう、ダメだよー。

そんなことしたら、おちんちんまた最初からふきふきしなくちゃいけないでしょ〜」

そう言って、ピンク色に腫れ上がり、いまだ潮を吹き続ける亀頭を、祈るように組んだ手のひらで完全に覆ってしまった後、もみ洗いをするようにずにゅる、ずにゅると責め立てる。

「♡の”っっっっっ♡♡の”っっっっ♡」

ぷしゃーーー、ぶしゃっ
ぷしゅっ、ぷしゅーっ
ぷしゅーっ、ぷ、ぷしゅっ

「お…お……おほ…ほ…♡」

パク、パク…
と潮吹きが終わり、何も出なくなった鈴口が力なく開閉する。

ガクン、ガクンと首を振ってふり乱れた彼からは、生気がだんだん失われてきていた。

「…うん、おちんちん、やっとまた綺麗になったね。
もっかいおからだふきふきし直さなきゃ」

バケツに再度手を入れ、お掃除ローションを手袋に補充する。

ロリマゾ化調教液でひたひたになった手のひらが、振り出しに戻った全身洗浄を改めて開始した。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

全身に満遍なく何度も何度もお掃除ローションを塗り広げられ、首から足先まで全身が淫液でふやけきった状態で、ようやく調教は終了した。

可愛らしい調教部屋の中は彼の撒き散らした体液で悲惨な状態となり、彼の体中からヒーローとしての”汚れ”が搾られ尽くしたことを表していた。

ダラリ、と吊り上げられた鎖にぶらさがるように脱力してしまった虚ろな彼の顔を、少女は両手でつかんで審判の言葉を投げかける。

「ヒーローさん、お掃除調教、おつかれさま。
全身さわさわ、おまたごしごし、おからだふきふき、気持ちよかった?いっぱい汚れ出せたね。

でも…ほんとにヒーローさんとしての汚れ…ぜーんぶちゃんと落ちた?

もし、まだすこ〜しでも残ってる、ってヒーローさんが言うなら、お掃除当番の私の責任だから、もっとしっかりヒーローさんのお掃除続けてあげるね。

どう…?まだ汚れ、残ってるかな…?」

そしてヒーローは目の前の少女に向かって、ゆっくりと口を開き…

ーーーーーーーーーーーーーーーー

今日も、新しく捕えられたヒーローたちに、少女怪人たちのお掃除調教が施される。

ただ、以前から捕まっているヒーローたちもお掃除が完了する者はおらず、より毎回激しくなる本格的なお掃除が続けられている。

先日捕まり、一度目のお掃除調教を受けた彼も、複数人の少女怪人たちから更に過酷なお掃除を受けていた。

悦びの絶叫をあげ、何度もロリマゾとして躾け直され続ける。
お掃除ローションでふやけきった身体からは男性として逞しさが完全に消え去り、つるつるぴかぴかの幼い女の子のような肌に変わっていた。

だがそこまで惨めな姿になっても、なぜか彼は一向にヒーローの誇りが堕ちたことを認めようとしなかった。

なぜなら彼にはもう、『ヒーローの誇りという汚れを持ち続ければ、頭がおかしくなるほど気持ちいいお掃除を少女たちがずっと続けてくれる』
という浅ましい期待が身体に刻み込まれてしまったからだ。

今日も、ヒーローたちがロリマゾとして綺麗な身体になるため、そして立派なロリマゾになったことを認めさせるために、少女たちの『お掃除調教』が始まる。

「「「もう、ほんと、しつこい汚れ…♡」」」

Happy end♡

清楚な匂いに誘われて

(今日も講義めんどくさいなぁ)

彼はH県の大学に通う、大学1年生だ。
どうやら1年生というのは必修授業が非常に多いようで、ここのところ毎日大学に通っていた。
今日は久しぶりの午後からの講義というので、人がほとんどいない電車に乗り、大学に向かっている途中だった。

(午後からの講義は朝起きるのが楽な分、サボっちゃいたい気持ちにもなりやすいんだよなぁ。ふわぁ〜)

彼の所属する学部は理系ということもあってほとんどが男子である。
女性っけがない学部だと、このまま年齢イコール彼女いない歴があとどれぐらい更新されるんだろう…とどうでもいいことを考えながら、電車に揺られる。

ー…駅〜、…駅〜ー

淡々としたアナウンスと共にドアが開くと突如、ふわり、と風に乗って甘い匂いが漂ってきた。

ばっと顔を上げて入り口に目をやる。

電車に乗り込んできたのは、まつげが長く優しげな目をした、すらりとした美人だった。

白いワンピースで、丈はくるぶしの少し上ぐらいまであるロングタイプ。
袖は短く、上半身にはレースのカーディガンのようなものを羽織っている。
全体を白色を基調としたその格好は、まさに『清楚』そのものといった女性だった。

(わ…すっごい綺麗な人…モデル?)

女性経験のない彼にとっては、見ているだけで顔が赤くなるほどの美人。
またその清楚で可憐ないでたちは、彼の女性の理想そのものといったものだった。
ただ、彼女の身体の一部のみが清楚とは正反対の魅力を振りまいている。

(胸、おっきい…)

清楚なワンピースの胸部を大きく押し上げる彼女の乳房は、その全貌を服の中に納めているとはいえ十分な威力を持っていた。

彼女は人がまばらな車内を見渡すと、
ふと何を思ったのか、こちら側の席に目線を向ける。

そして、本当に何気なく、といった感じで、彼の隣に腰を下ろした。

(え?!なんで!?他に空いてる席もあるのに?!)

困惑するが、隣に理想の美人が座ってきたことの嬉しさの方が大きく、ドギマギしながら居住まいを正す。
あまり見つめるのも変だと思いながら、ちらりと隣の女性の方に目を向けた。

スカート部分は内側のテロっとしたベルベット生地と、外側のレースの透けた生地が重なったようになっている。
テロテロした生地が女性の太ももから下の脚線美に張り付いており、それに被さるように白く透けた生地がふわりと乗っている。

おしゃれな服装のはずだが、それ以上にエロいと感じてしまい、彼は素足よりもそのスカート越しの足に情欲を感じていた。

そして何よりも、

(なに…このすごく甘い…匂い…)

彼に今届いているのは、彼女から発される、女性としての魅力が体現した香り。

例えるなら、女性が身体を洗うのに使う石鹸の匂い。
ただ、それはソープの匂いというには、あまりにも甘ったるかった。

花のような、男殺しのその香りは思春期の童貞男子の理性を文字通り搦め捕り、そして殺すフェロモンのようで、嗅いでいるだけで彼の顔は上気し始めた。

(これ…ずっと嗅いでちゃダメになりそうな気がする…でもすごく…いい匂い…もっと…もっと…)

女性はカバンから本を取り出して読み始めた。
ページをめくるその指先は細く優美で、まるで紙が彼女の白い指でやさしく愛撫されているようだった。

(あぁ、あの綺麗な指で、僕のことも撫でてくれたら…
…やば!?こんなに見つめてたら、怪しく思われちゃう!)

ばっと目を自分の足元に向け、こっそりと隣の女性の様子を伺う。
だが女性はこちらの不自然な挙動に気づいていないようで、本に目を落としていた。

(よかった…
この人の匂い、もっと…嗅ぎたい…)

彼はギリギリ不自然に思われない程度に女性に身を寄せ、鼻でその香りを胸いっぱいに吸い込む。

(やばい…隣にいるだけで頭おかしくなりそうなぐらいいい匂い…これもうちょっと近くで嗅げたら…!)

すると、突然列車が急停車する。

「う、うわわ!」
「きゃっ」

彼は隣の女性の方に上半身ごと倒れ込んでしまい、肩に鼻を埋めてしまう。
その瞬間、
(〜〜〜〜!!///)

ぴゅ、ぴゅる

今まで香ってきた匂いとは比べ物にならない濃さの匂いを彼女の服から直接嗅いでしまい、たまらず少年の肉棒から先走った汁がズボンの中を汚す。

ー急停車いたしました。申し訳ございませんー

彼は、女性の匂いだけで先走りを漏らしてしまったことに驚きながらも、急いで身を起こし女性に謝罪する。

「す!すみません!」
「いえ、大丈夫ですよ」

女性は気にしていないようで、また膝に乗せた本に目を落とし始めた。
何事もなかったかのように電車が動き出す。
だが、彼だけは先ほどのアクシデントで大きく状況が変わってしまった。

(…やば…この匂い…すごい…もっと…もっと…)

彼女に密着したときに嗅いだ、男の性欲を搦めとる匂いが忘れられず、より濃い匂いを求めてしまう。

「…どうしました?」

どうやら今度こそ不自然なほどに顔を隣の女性に近づけていたらしく、怪訝な顔をしながらこちらに声をかけてくる。

「えっ!あ、ご、ごめんなさい!」

女性は謝る彼の目の奥をじっと見つめてくる。
綺麗な黒目の奥に吸い込まれそうになり、彼は目を反らせない。

その目の奥に、涼しげな表情とは正反対の、何か静かに燃え盛る熱のようなものを感じた。
すると、くすり、と微笑んだかと思うと、急に彼の手を取り言った。

「じゃあ、降りましょうか?」

「え?は?」

ー…駅〜、…駅〜ー

さも当然というかのように、今しがた止まった駅に降りる。
もちろん大学の駅からはまだ離れており、このあたりだとほとんど人通りというか、降りる人が少ない駅だ。

彼女に手を引かれながらホームに降り立った彼は、そのまま待合室まで連れて行かれる。
そして待合室の扉が閉まるまで、彼女は一切口を聞かなかった。

密室となっている待合室で二人きりになり、彼は女性と向かい合わせに座っている。
どうやら怒っているようには感じられないが、何も言われないままというのも非常に気まずい。
彼は耐えられずに口を開く。

「あの…なんで僕も電車降りたんでしょうか…?」

(もし痴漢として突き出されたらどうしよう…!そうなら必死に謝らないと!)

すると、まるで彼の言葉を聞いていないかのように、女性は言葉を紡ぐ。

「私の匂い…いい匂いでしたか?」

(……??!!!!)

「必死になって私の匂いを嗅ごうとしていましたもんね。
倒れ込んできたときに、いっぱい吸い込んでしまって、我慢できなくなってしまいましたか?」

(え、気づかれてた…?!ていうか、この人何を…?!)

予想とは全く違う彼女の対応に困惑する。
そんな彼のことを気にかけず、女性はその清楚な出で立ちからは想像もできない睦言を奏で始める。

「たまにいらっしゃるんです。私の匂いにすごく惹かれてしまう男性が。私としては普通にしているんですが、どうやら私のフェロモン?のようなものが一部の男性にとっては非常に良い匂いに感じてしまうみたいで」

「私の匂いに嵌まってしまった男性が、どうなってしまうか…知りたいですか?」

カツ、カツ

とヒールのついたサンダルが音を立てながら、彼に近づく。
徐々に距離が狭まるにつれてまた強くなる甘い匂いが、彼の緊張をさらに加速していた。

(……ゴクリ)

「…私の匂いに顔を包まれてしまうだけで、大事なところからピュク…ピュクとお漏らしをしてしまって、男性として完全にダメになってしまうんです」

「あなたも…そうなってみたいですか?」

(〜〜〜〜〜!!////)

「あ、あの!僕!もう!!」

「きゃっ」

「あっ?!ごめんなさい!」

頭が働かず、このままでは危ないと直感し咄嗟に立ち上がった瞬間、彼女が仰け反ってしまい、抱き起こそうとぐっと肩を掴む。

その瞬間、

ムワワァァ〜〜ン♡

(ーーー??!!)

彼が触れた服から、スポンジを握った時に泡が溢れ出すように、甘い石鹸のような匂いが急に染み出して来た。

(えっ…?!なにこれ、力が…)

彼女の甘い匂いが踏ん張ろうとする力を奪い去り、半分ベンチに押し倒すように彼女に覆いかぶさってしまった。

(これ…ダメだ…やばい…力が…入らない)

「いたた……あら。
ふふ。やっぱり私の匂い、もっと嗅ぎたかったんですか?」

近くで嗅ぐ彼女の匂いはやはり破壊力が高く、その清廉で石鹸のような甘い匂いは、彼の力を優しく屈服させてしまい、力が入らなくなってしまっていた。

「ふふ、いいですよ。
じゃあ、ちょっと両手を後ろに回してください、
…はい、できました。」

そうこうしている間に彼女の手によって何かをされてしまう。
気が付いたときには、両手が後ろに回されて、動かなくなってしまっていた。

「匂いを嗅ぐだけなら、って言っているのに、どうしようもなく興奮した男の人がたまに無理やり押し倒してくることがあるんです。

ふふ、そうなった男性も、私の匂いでもう一度包んであげると、完全に脱力して成す術なくなってしまうんですが…

念のため、両手をスカーフで縛ってあげました。
これで、思う存分クンクンしていいですよ」

でも、

「男性として取り返しがつかなくなる前に…ちゃんと止めてくださいね?」

ぱふん♡

できの悪い子どもを愛しく抱きしめるように、女性は彼の顔を腕で抱えると、ワンピース越しのその大きな乳房で包み込んだ。

(お”〜〜〜!!!〜〜〜!!♡ん”〜〜〜??!!♡)

ぴゅ
ぴゅる、ぴゅ、ぴゅ
ぴゅる

股間からはまるで栓が壊れたかのように、先走り汁がとめどなく溢れ出す。

この快楽の沼から逃げようともがくが、力が入らない上半身は彼女の胸に沈み込んだままむぐむぐと身悶えることしか許されない。

「あら…そんなに嬉しいんですか?
ふふ、いつ見ても私の匂いで身悶える男性は可愛らしいです。
ほら、もっと深く深呼吸しましょう?

ゆっくり、吐いて〜、吸って〜…」

(〜〜〜〜〜〜!!!”!”!”♡♡)

ぴゅるるる
ぴゅ、ぴゅ
ぴゅるる

止まらない、我慢汁が止まらない。
匂いで蛇口を開けたままにされた彼の鈴口は、ズボンの中に透明な汁をぶちまける。

頭を抱きとめられているせいで抵抗もできず、彼女の濃い匂いを胸から嗅がされ、
へこ、へこ
と力なく腰を振りながら受けている快感の強さを主張することしか許されなかった。

「……♡♡……あ、あへ…♡」
しばらく抱きとめてから、彼女はゆっくりと彼の顔をあげた。

口元がゆるゆるになってしまったその顔は、男として順調にダメになってしまっている情けない表情を浮かべていた。

「ふふ、すっごく頭悪ーい顔になっちゃってますよ?
大丈夫ですか?
もっとおっぱいしますか?」

彼女は優しく、彼に問いかける。
口調はまるで優しく心配するようだが、その中身は彼を更なる責め苦に至らしめる宣告だった。

(ダメ、だめ、これ以上僕のこと抱きしめないで
狂っちゃうから、おかしくなっちゃうから…♡)

「遠慮しなくても大丈夫ですよ。
私の匂いで気持ちよくなって、ビクビク身体を震わせる男性を見るのが、私好きなんです。
情けなくて、可愛くて…
女の子の匂いだけで、男性としてダメになってしまうお姿…
すごく、みっともないですよね♡」

「はい、じゃあ続きのおっぱいしましょう?
ゆっくり息を吐いて…うん、じゃあもっと、いっぱい私の匂い、吸いましょうねー」

(やだ、やだもうだめ!あれはもうだめおかしくなるからダメダメ!!)

「は〜い、
ぱふん。
ふふ、深呼吸ですよ〜」

(に”ょおっっっっ!!!!!♡♡♡)

ーーーーーーー

それから暫くの間、彼女の豊満な胸からスポンジのように溢れてくる甘い匂いで犯された彼は、その股間から先走り汁を全て出し切ってしまい、ピク、ピクと身体を震わせていた。

「ふふ、私のおっぱい、いい匂いでしたか?
ズボンの部分、もうぐっしょり濡れてしまいましたね。
すごく恥ずかしい格好ですよ」

情けなく緩んだ彼の顔を、歪んだ愛しさを向ける彼女の笑顔が覆い尽くす。
彼はその花のような濃い匂いに、もはや恐怖すら覚えていた。

「じゃあ、突然ですが、クイズをしましょうか。
間違ったら、もう一回おっぱいしてあげます。
正解したら…ふふ、ナイショです。

どうします?クイズ、しますか?」

(もう…なんでもいいから終わって…♡
もうこのいい匂い…嗅いだらあたまおかしくなる…♡)

こくん、と彼は自らを断頭台に進めることになる愚かな肯定をしてしまう。

「ふふ、ではクイズです。

あなたが一生懸命嗅いだ、私のこの匂い、どこが一番強いか、わかりますか?」

(…は?!え?!♡)

「今嗅いでいた胸でしょうか?」

彼女はグッと両腕でその豊満な乳房を寄せあげる。

「それとも脇でしょうか?」

すっと右腕をあげ、毛など一切ないツルツルの脇を見せてくる。

「それとも…。

ふふ、間違えたら、もう一度、おっぱいです。
正解したら、その場所の匂い、いっぱい嗅がせてあげますね」

(?!そんなの…そんなの…!♡)

彼はすぐにその場所に思い至ったが、そんなことをされたら完全に狂わされることが明らかだった。

「あら…
思いつきましたか?
では頑張って、当ててみましょうね。

ここだ、と思うところ、鼻を近づけてください」

(あ…だめ、だめなのに…こんなの絶対あたまおかしくされちゃうのに…
でももうおっぱいだけはいやだ…♡おっぱいだけはぁ…♡)

彼は直感から発される危険信号より、先ほどのおっぱい責めの苦しさから逃げたい一心で、更に危険な最も強い匂いを発するであろう部分に顔を近づけていく。

そして、ぽふん、とスカート越しの股間に、鼻を落とした。

「あらあら…ふふふ。

大正解です。
では、正解のご褒美ですね。

はい、少し頭上げてください」

そう言うと、彼女はゆっくりとスカートを持ち上げ、その内部を彼だけに示す。
薄暗いその中には、彼女のきめ細やかな肌、太ももと、その奥に潜む蜜壺、それを覆うレースの白い下着が見えた。

そしてスカートを上げた瞬間、

(ん”っっっっ♡♡♡)

彼の頭を桃色に染め上げる、禁断のフェロモンが襲った。
これまでの匂いとは比べ物にならないほどの淫臭。
清楚な可憐さと、淫猥な臭いが絶妙なまでに絡み合ったその男殺しの香りは、まるでピンク色の色がついた空気となって脳内を犯し尽くす。

間接的に嗅いだその匂いで、彼はその場に倒れ伏していた。

「あぁ、やっぱりそうなっちゃいますよね。
私のここの匂い…ふふ、正気でいられた男性は一人もいないんです。

みなさん、力がふにゃふにゃになって、お股を白濁液でドロドロにされて…
ふふ、あなたも男性としていっぱいダメになってくださいね」

彼女の足がすす…と彼の顔を浮かせる。
足先で顎をすくい、狙いをスカートの奥に定めさせる。

「では、息を止めてここまで来てください。
途中で息を吸ってはダメですよ?
また振り出しに戻ってしまいますからね」

彼は言われるがまま、息を止めてゆっくりと彼女のスカートの中に頭を入れる。

「まだ息を止めていてください。
まだですよ、まだ…」

そのまま膝、太ももへと進み、ついに鼻先が魅惑の花園へちょん、と触れた。

その瞬間、パサリ…とスカートが彼の上半身を包み、匂いの牢獄に閉じ込められる。

「ふふ、私のスカートがあなたの身体を食べちゃいましたね。
じゃあ…
はい…吸っていいですよ。
男性としてダメになった姿、私にいっぱい晒してください…?」

(すぅぅぅぅーーーー???!!!!?!?!♡♡♡/////??!!?♡♡)

びくんっ!と大きく身体を跳ねさせて、彼は絶頂した。
股間からは先ほど焦らされた結果ドロドロに濃くなった白濁液がとめどなく溢れる。

(ん”〜〜〜〜!!!♡♡ん”〜〜〜〜♡)

しかし彼の全身から力を奪うその淫臭は、絶頂で身を震わせる事は許しても、もがく事は許さない。
スカートの中に上半身が埋まった彼は後ろ手に縛られていることもあり、体重を彼女の股間に乗せたまま、一切の抵抗ができないのだ。

(お”お”おぉぉおおおぉ♡♡おお”お”おっお”っお”っ♡)

ビクッビクッ
ドクドクドクドク

そうして暴力的なまでの匂いで彼をいたぶりながら、彼女自身は優しげな手でスカートごしの彼の頭をよしよし、と撫でる。

その不自然なまでのギャップで、彼はまたイッた。

(の”〜〜〜〜!!!♡♡に”ょお〜〜〜〜!♡
やさしくしないでぇ〜〜!♡かいほうじでぇ〜〜〜〜〜♡)

スカートの再奥に潜む純白の禁断の布は、その見た目の清楚さと裏腹に暴力的な匂いで彼をいたぶる。

じゅん、と少し濡れたその秘部は、彼が身悶えるほどに濡れるようで、太ももでぎゅっと顔を締め付けられると、そのあまりにも良い肌触りの良い感触で、彼を絶頂へと導く。

絶頂する彼の顔をさらにむぐむぐ、と太ももがこね回し、射精感を長引かせる。
彼女の男性殺しの手管は、あまりにも彼によって優しく、そして破壊的だった。

ズボンに収めきれなくなった精液がばたばたと床に滴り落ちる。
彼の股間の下には、白い水たまりができてしまっていた。

「もっといっぱい吸っていいんですよ?もっとダメになってしまいましょう?

んっ…♡ふふっ。あら、私のソコ、美味しいですか?
情けなく悶えるあなたの姿を見て、私も興奮してしまいました。

ほら…もっと濃い匂いを嗅いでください…」

ベルベットのスカート生地は密封性が高く、密室の空間から淫靡な匂いを逃さない。
ぐいっとスカート越しに頭を抑えて、太ももで股間の奥に、奥にと彼を閉じ込めてくる。
するとここまで匂いだけで絶頂していた彼は、さらに深い絶頂にはまってしまい、ドライに至った。

(に”ょおお”お”お”お”お”お”お”お”アァァオアおおおおお♡♡♡♡♡
おおああおおおおお♡♡♡お”オ”オ”おおおおおオォォォ……♡♡)

彼のいるところだけ地震が起きているように、ガクンガクンと全身を急激に震わせる。
同時にまるで彼女に許しを乞うかのように、無様に腰をへこへこと振り乱す。

「〜っ♡
…ぁはっ。
ふぅ、あなたがみっともなく私の匂いだけで絶頂する姿でイッてしまいました。

私のスカートの中、いますごいことになってしまってるでしょうね。
今のはドライでしょうか?すごく震えましたね。

少し、どこまで堕ちてしまったか、お顔を見てみましょうか」

そうして彼女はスカートを持ち上げ、自分の股に問われた哀れな奴隷の顔を見る。
太ももに挟まれたその顔は、涙とよだれと彼女の愛液でぐしょぐしょになっており、許しを請うように彼女を見上げる。
上半身には彼女の匂いが染み着き始めていた。

「ふふ、順調に男性としてダメになってしまっているお顔ですね。
では、引き続き、私の匂いだけでお股からお漏らし、いっぱいしましょうね」

(やだやだ♡♡出して、もう出して出し♡)

パサリ、と無慈悲にスカートが落ち、二度目の投獄が始まる。

「ほら、もっと私の匂いで身体を震わせて、情けない姿を見せてください。
もっとスカートの中を濃い匂いでいっぱいにしてあげます。
みっともなく、女性の匂いだけで絶頂するお身体になりましょう?
男性の機能をダメダメにしちゃいましょう?」

ぎゅ、と柔らかい太ももで顔を抱きとめられ、スカートの上から顔を撫でられる。

(お”!♡お”!♡お”!♡お”!♡お”!♡)

無残にもスカートに食べられた彼は、彼女の匂いによって理性と男性機能を散々に蹂躙され尽くした。

ーーーーー

肉棒から精液を出し尽くし、何度もドライで身体を震わせてから、ようやく彼は解放された。

「ふぅ…もう動かなくなってしまいましたか…

では、また機会があれば…
もし次お会いしたら、完全に私の匂いで壊してあげますね…」

そうして、その女性の匂いで満たされきった密室空間で放置された彼は、別の乗客がその待合室の扉を開けて空気を入れ替えるまで、延々と彼女の匂いが生み出す幻覚に嬲られ続けた。

・・・

・・

ガタン、ゴトン

彼は今日も大学に向かっている。
一緒に電車に乗って来た女性に散々匂いで犯されたあの体験は、確かに彼の性癖に消えない影を落としており、今まで意識していなかった女性の香水の匂いや、石鹸の匂いで自然と下半身が硬くなるようになってしまっていた。

だが、あのとき嗅覚と脳を犯し尽くした暴力的なまでの甘い香りほどに魅力的な匂いには結局出会えず、どこか悶々とした毎日を過ごしている。

(…もし…もし、もう一度あの女性に会えたら、あの時ぐらい気持ちよくなれるのかな…頭の中真っ白になって、魂ごとあの人の匂いに染められるような感覚…
味わったら、もう二度と戻って来れないかも…)

そうして彼も今日は帰って、女性用の香水をおかずにオナニーに励もうとした。

その瞬間、

(………??!!!!)

あの、男としての理性を完全に殺しつくすような甘ったるい石鹸の匂いが、開いた車両の扉から吹き込む風と共に流れ込んで来た。

そして彼はドクン…ドクン…という鼓動を感じながら、
手がカタカタと恐怖と、それを少し上回る喜悦に塗れた期待と共に、今まさに乗り込んでくる乗客の方にゆっくりと目を向ける。

ふわり…とワンピースの白い裾が視界の隅で揺れた。

Good end♡

ヒーローは女怪人のガムペット♡

俺は結城ヒロ、高校に通いながらS区でヒーロー活動をしている。
悪の組織である「女怪人結社ゴルゴーム」と日々戦う毎日だ。

ゴルゴームの怪人は全て美しい女性の姿をしており、民間人もその色香にホイホイと釣られてしまう被害があとを立たない。
ゴルゴームが引き起こす被害自体は大したことないのだが、それらが引き起こす男性の社会的な堕落が無視できないとのことで、平和を守る有志のヒーローたちが活動しているというわけだ。

だがそのヒーロー自体も女怪人の色仕掛けに負けてしまい、傀儡のように操られてしまっている奴もいるから嘆かわしい。
俺はこれまで女怪人を何人も倒して来ており、そんな女に簡単に負ける腑抜けのヒーロー気取りのやつとは一回りもふた回りも上の力を持っている。

「待て!お前が怪人”ガムガール”だな!今度こそ逃がさんぞ!」

そして今回は、S区に無視できないレベルの清掃被害を引き起こしている怪人を追い詰めたところだ。
今回のターゲットの怪人はどうやらガムを武器として使用するようで、被害現場は毎回、ショッキングピンクの粘着ガムが広範囲にぶちまけられたようになっている。
ガムからは強烈な甘い匂いが漂っており、しばらくはあたり一帯がゴルゴームのフェロモンで汚染されてしまう。

そして不可思議なのが、その現場にはネチャネチャのガムに何重にもくるまれた被害者が転がっているのである。
これまでの被害者は全員男性で、裸にガムが全身まとわりついてピンクのマネキンのようになってしまっており、救出後もガムにトラウマを持っているという。

怪人にどんなことをされたかはさっぱりわからないが、俺なら問題なく倒せると確信した。
そして今回出現場所の尻尾を掴み、とうとう路地裏に誘い込むことに成功したのだ。

「うーん…君ってヒーロー?なんか随分若いみたいだけど」

そういう女は一般人に擬態した姿をしており、ホットパンツに白いタンクトップ、派手なブレスレットにキャップという、アクティブで美しい肌を大胆に露出した扇情的な格好をしている。

年齢は女子大生ぐらいだろうか。
目がさめるほどのスタイルだ。きゅっと引き締まった腰回りと、暴力的なまでに魅力を振りまく胸とお尻が強く自己主張する。
これまで見たどんなグラビアアイドルよりもセクシーだった。

クチャクチャとガムを噛んでいるようで、時折ぷーと膨らまし、パンっと弾けさせてからまた口の中に納めることを繰り返している。

「めんどくさいなぁ。
ね?見逃してくれない?ほら、ここで君と戦っても意味ないしさ」

「なに言ってるんだ!今日も街を好き勝手に汚しやがって!今日こそ必ず捕まえてみせる!変身!」

俺はヒーロースーツに着替え、女怪人に向かって突っ走る。

「仕方ないなぁ…戦う意味ないっていうのは、どうせ勝てないって意味なんだけど…

ま、いっか、せっかく相手してあげるんだから、いい泣き声…いっぱい聞かせてね♡」

そう言うと急にゾワっとするような嗜虐的な笑みを浮かべ、臨戦態勢を取ってくる。

「(このプレッシャー…もしかして手強い?!)」

早く勝負を決めきらないと危ないかもしれない。
そう俺の勘が警鐘を鳴らすので、右手に全力のパワーを込め、殴りかかる。

女怪人はガムを膨らまし始め、その大きさはだんだん顔の大きさを越え…
待て!どれだけ大きくなるんだ!

俺が彼女の前に届く頃には上半身より大きく大きくなっており、パンチはその膨らんだガムに当たってしまう。

ぐにぃぃ……

と驚くほどへこんだ後、その膨らんだガムは急にパンッ!と弾けた。

「うわっなんだこれ!」

弾けたガムが全身にべっとり張り付いてしまい、急いで引き下がる。

「あーあ…残念。
身体にガムついちゃったね。
もう君は、これから私のガムに負けちゃうかわいそうな運命に決まっちゃった♡」

そう言って姿を見せた怪人は先ほどとは格好が変わっており、ピンクの髪をポニーテールにし、ピンクの薄く透けるぴっちりした生地でできた、セパレートの水着のような衣装になっていた。

先ほどよりも更に性欲を掻き立てる姿になっており、胸や股間などの隠れている部分も粘膜のような素材のため裸よりもエロくなってしまっている。

「な!なんだその格好!はしたない!卑怯だぞ!」

「あれれ?なあに?もしかして恥ずかしいの?ウブな子だね。
うん、私気に入っちゃった。
めちゃくちゃにいじめ抜いてから、散々恥ずかしい目に合わせて、私のことが大好きなガムペットくんにしてあげるね♡」

「なに言ってんだ!お前言ってることおかしいぞ!」

「大丈夫、まだわからなくてもいいよ。
それよりほら、まずは全身に張り付いちゃったガムがどうなってるか確認した方がいいんじゃない?」

全身を舐め回すように見てくるので自分の身体を確認する。

「…は?!え、なんだこれ!」

身体を包んでいたヒーロースーツは、ガムが飛び散った部分のみシュワシュワと蒸発しており、素肌を見せてしまっていた。

「私のガムは、100%ゴルゴーム特性の誘惑フェロモン成分でできてるの♡
ヒーローさん達が使ってるパワーと真逆の力だから…もしそれ同士が重なった時は、より強い力に屈服しちゃうんだよ」

「なっ…!」

彼女の言うことが本当だとしたら、俺のヒーロースーツが溶けてしまっている以上、この怪人は俺より圧倒的に強い力を持っていることになる。
まずい…。俺は逃げ道を確認しようとちらりと後ろを向いた。

「あぁ、わかってると思うけど、君のことは逃がさないって決めたから♡」

その路地の来た道はいつのまにかピンクのガムでべっとりと封鎖されていた。
上を見ても、建物と建物の間に蜘蛛の巣のようにガム繊維が幾重にも張り巡らされており、強行突破以外は難しそうだった。

「大人しく私のガムにベタベタにされて、ね?まぁ無理やり脱出してもいいけど、そのガム…直接身体に張り付いちゃったら…どうなっちゃうんだろうね?」

「くっ…」

まずいまずいまずい。
スーツが半分以上溶けてしまった今、残されている武器は腰の銃から発射するビームぐらいだ。
ガムの壁はどれぐらいの耐久性かわからないから、上のガムの巣をいくつか焼き切って…

「もちろん、考える暇は与えないからねー。んっ」

怪人はクチャクチャと口を鳴らすと、顔の大きさぐらいのガム風船をいくつも発射して来た。

ガム風船の速度はゆっくりしたもので、避けるのは造作もない。

「んぱっ。
そうそう。頑張って避けるんだよー。ふふ…そのガム風船に捕まっちゃったら…知らないからね?」

だがその路地の空間に避けられないほどのガム風船に埋め尽くされると、だんだん動きが制限されてきた。

いや、避けられないんだったらもう、ビーム攻撃でこの風船を割るしかない!

そう判断し、目の前の風船に銃を構え、ビームを発射する。

「あ、攻撃しちゃうんだね。まぁ、いつか避けられなくなるし、仕方ないかな」

そしてそのビームがガム風船に当たった瞬間、

「ま…不正解(ハズレ)、なんだけど…♡」

パンッッ!!と大きな音を立てて、大量のガム粘液があたりに飛び散る。

「う、うわぁぁぁぁ!!!」

すると近くのガム風船も連鎖的に破裂し、俺の身体は大量のガム粘膜に覆われベトベトになった。

「はーい…ゲームオーバー♡じゃ、今度は私の番ね。
私のガムでいーっぱいベトベトネチャネチャにして、嫌ってぐらいヒーロー君の身体汚していじめてあげるね。
大丈夫♡そのうち『もっとお姉さんのガムで全身汚してー♡』ってお願いするようになっちゃうから…♡」

「はぁ…はぁ…」

もはやヒーロースーツは最後に残っていた武器ごと完全に消失してしまい、全身をさらけ出すばかりか体の大部分をピンクのガム粘膜に覆われた恥ずかしい姿になってしまっている。

だが、そのことに頭が回らないほどの奇妙な感覚が全身を苛んでいた。

「うぅ…なに、この粘膜…身体が…熱い…ムズムズ…するぅ♡」

「うふ、わかっちゃった?私のガム粘膜はね、すっごく強い催淫効果があるの。
男の子の肌に張り付いちゃったら、その部分がとんでもなく敏感な性感帯になるの。
ほら…」

そう言い、女怪人は近づくと、うずくまる俺の粘膜に覆われた脇腹を指で撫で上げた。

「きゃうん!!♡」

まるでおちんちんの一番敏感な部分を撫でられたような強烈な快感が全身を走り、身体を飛び上がらせる。

「あはっ♡かーわいい♡
ほーらぁ。ヒーロー君の美味しそうな全身、負けさせてくれた敵の怪人さんにちゃんと差し出して?」

そう言って力の入らない俺の身体を起こすと、頭上を走るガムの巣の繊維に両腕を貼り付け、足も新しく口から吐き出したガム粘液で固定される。

俺は半分釣り上げられたような形で、女怪人の前で自らの身体を差し出す生贄のような姿になった。

「うぅ…♡やめろぉ…」

「そんなこと言って…もう半分以上私のガムペットとおんなじ目に堕ちちゃってるよ。
可愛い身体、こんなにいやらしく発情させちゃって♡」

細く美しい指先が、囚われた全身をゆっくりと嬲り始める。
粘膜に包まれたところはヌルヌル、ネチャネチャと滑り、素肌の部分もいつの間にかガム粘膜に包まれた女怪人の手により、絶妙な強さで愛撫しながらガム部分を身体に塗り広げる。

「あっ、あっうぅん…んっ!ン♡んあぁ!」

「もう、いやらしい声出すなぁ。
ほーらぁ、ヒーローさんが敵の怪人に捕まって、そんな声で喘いじゃっていいの?ほら、ほぉらぁ♡」

「あっ!んっ!♡やめ、やめて!♡もうやめてぇぇ!♡」

ガムに包まれてる部分を重点的に責められ、頭が真っ白になるぐらいの快感が襲う。
なんだこれ、おかしい。
こんなの体を直接弄くり回すような力なんて知らない。
今ガムに包まれているのは、両腕、お腹、脇腹、右足だ。
まだ体の6割ぐらいだが、もし全身包まれたら…

「んふ♡もしかして、想像しちゃったのかなぁ…私のガムに全身包まれたと・こ・ろ♡」

女怪人はにまぁ、と笑うと、耳元でボソボソと囁いた。

「んひぃ!」

「君も今までの被害現場で見たでしょ…?あの全身ガム粘膜に包まれた男の子たち…ふふ、身体で味わってる今ならわかると思うけど、全身を私のガムに包まれると、すっ…ごく気持ちいいんだよ?
みんな最初は汚いとか言うんだけど、だんだん私の口でくちゃくちゃされたガムをボーッと見るようになって、体に貼り付けられると嬉しい顔になるの。
最後には、『もっとガムください。ガムで体包んで、頭おかしくしてください〜♡』って私に懇願する、可愛いガムペットになっちゃうの。

最近ガムペットとして飼ってた男の子は頭がおかしくなっちゃったから昨日捨てたんだけど、次は君を飼ってあげるねー♡んっ…♡」

ジュップゥ……

「おン?!!!」

女怪人は耳の中にゆっくりと肉厚な舌を挿入し、犯し始めた。

ジュプッ
ジュポジュポ
レロンレロロレロレロ
グジュッグジュッ
ズジュゥゥゥゥぅ…ンポッ!

「おぉ、オン!!オ、オ、おぉお…♡」

耳を十数秒舐められただけで、完全に思考が飛んでしまった。
ガムに包まれている部分だけでなく、全身が少しずつ敏感になってしまっている。

「んぱ♡
ふふ、耳掃除はおしまい。じゃあ次は、ちゃんとガムで耳をいじめてあげるね♡」

女怪人の唾液でふやけた耳の穴はヒク…ヒク、と力なく蠢めき、彼女の舌に明らかに屈服してしまっていた。

ふと女怪人は強烈に主張する胸の谷間に指を突っ込むと、胸元から丸いピンク色の球を取り出した。
それをゆっくりと口に含むと、クチャ、クチャと噛み始める。

その一部始終から目を離せないでいると、俺の鼻先に顔を近づけ、ハァ…♡と甘い吐息を吐いてくる。

「んぅ……♡」

その甘すぎる匂いは被害現場で嗅いだ匂いと同じだった。
正気をなんとか取り戻そうと思っても、ガムの匂いを嗅ぐたびに思考がまとまらずに霧散する。

「いい匂いでしょ♡
じゃあ、はい…いくよー」

女怪人は右耳に口を近づけると、ぷー、と風船を膨らまし始める。

そして

パンっ

と破裂すると、顔半分と耳の中がガム粘液で犯された。

「ンァ!♡」

「はい、これからが本番ねー」

間髪を入れず、耳の中の粘膜をさらに奥に奥に塗り広げるように、蛞蝓のような舌が耳内で暴れまわる。

グジュグジュグジュグジュ
グジュルグジュル
ジュポジュポジュポジュポジュポジュポ

「ああああああああアアア!♡いやぁ、いやアァァン!!♡耳ぃひ!耳ダメめえああひぃぃ!」

「ふふ。女の子みたーい♡
ガムに包まれたら、耳の中何倍も敏感になっちゃったでしょー。
もっと可愛い声で泣いてねー?ほらぁ…んっ♡んっ♡」

ジュルジュルジュルルルル
グッチャグッチャ
ヌチュヌチュヌッポヌッポ

「にゃあああああああ♡♡
もうぅだめぇぇええ!!イヤァ!!♡やだ、やだやだやだやぁぁぁ!!!♡♡♡」

脳みそを直接舌でかき回されるような快感で頭がスパークする。

「にゃあって、ふふ♡猫みたい♡
それに、やだやだ、じゃないでしょ?
ヒーローくんは何を言わなくちゃいけないんだっけ?
小さい子供じゃないんだからわかるよね?」

「へぇええ?!♡♡あぁああんひぃぃ!な、なにぃぃぃぃ!!♡♡」

女怪人はあんあんと泣き叫ぶヒーローを容赦なく快楽で問い詰めるが、ヒーローは壮絶な快感で正常な思考を取り上げられており、駄々をこねる子どものような言葉しか出せなくなっていた。

「そっかー、わかんないか♡
じゃあわかるまで、女怪人のお姉さんに教育してもらうしかないね?」

「やだぁぁあああア!!♡♡ゆるじぃぃい!!♡ゆるじぃえぇえええ♡♡」

「答え教えちゃったら教育にならないからねー♡
ほらほらぁ、ちゃんとしっかり考えて♡んっんっ♡」

ーーーーーーーーーー

ガム粘膜耳レイプは、ヒーローが何度も身体を震わせドライの快感で絶頂を重ねたのち、ようやく中断された。

犯されきった右耳は内側も外側もピンクの粘膜でベットリと覆われ、感度は女性の性器並みへと変わってしまっていた。

「ふふ♡
気持ちよかったねー♡
でも、私まだヒーローくんから聞きたい言葉、聞けてないんだ。
だから、
ほら、次♡反対側の耳、だ・し・て♡」

「??!!ひぇ?!!
や、やだ!もう耳舐めないで!!
もうだめぇ!!無理むりむりやだやだやだぁぁ!」

泣きながら懇願する少年の姿を見て、女怪人はこれ以上ないほど幸せそうな笑みを浮かべる。

「んっ…はぁぁ…♡
その泣き顔…最高…♡

そうだよねぇ、私のガム粘膜で女の子のおまんこ以上に敏感になった耳をこれだけ虐められて、もう頭おかしくなっちゃってるよね?

なんだかわからないけど、もうこんなに気持ちいいこと味わいたくない♡これ以上気持ちいいことされたら絶対耐えられない♡そんな感じでしょ?」

左耳にクチャクチャとガムを咀嚼する唇を近づけ、囁く。

「だー、かー、らーぁ♡

もっともーっと、お耳犯してあげるぅ…♡」

ぷー……

ぱんっ♡

「っ!♡あ、あ、あ、あ…!♡」

今度は逆の顔半分を埋め尽くすガム粘液の感触を感じながら、これからまた始まるであろう地獄の快感を予想し、絶望する。

「ヒーローくんが言うべき言葉、正解を教えてあげるねぇ…

ヒーローくんは、私に『勝てるはずのない戦いを怪人のお姉さんに挑んでごめんなさい♡』って言わなきゃいけないんだよ♡

ほら、あ・や・まっ・てぇ♡

んっ♡」

ヌッ……チュウウゥゥゥ
ジュポッ、ジュポ、ジュポ
ジュルジュル
グジュグジュグジュ
グッポグッポ
ヌチュヌチュ
ヌリュリュリュリュリュ
ッッッッッポ
ブヂュブヂュブヂュ
ンポッンポッンポッンポッ、

「んぉぉおおあぁあああああごめんなざあい!!♡♡♡ごべんなぁぁぁ!!♡♡」

「あはは♡ほらほらなに言ってるかわかんないよぉ。
ちゃんと、真面目に、真剣に謝ってぇ♡」

もはや彼のヒーローとしての心は折れてしまっていた。
早く謝罪の言葉を口にし、少しでも楽になりたい。

しかしそんな彼の願いをあざ笑うかのように、謝罪の言葉をいいきろうとした瞬間に耳責めの勢いを強め、最後まで喋らせない。

もはやヒーローとしての姿は跡形もなく、女怪人の手のひらで好き勝手に弄ばれる哀れな玩具と化していた。

彼女はそんな玩具を壊さないように、丁寧に少しずつ快楽で壊していく。

取り返しがつかない部分のネジを一本一本取り外すように。

丁寧に丁寧に。

「んっんっ♡

くちゅ…ほら…ん、ほら♡

謝って♡謝って♡」

「♡んひぁいいいぃ♡ごべ、ごめ、んんあああいいぃ♡♡ん、んんんにやぁぁああ!!♡♡」

もはや言語能力はほぼ退化するほどに快感で狂わされている。

しかしそんなことは女怪人には関係ない。

耳元に口づけをするように唇を近づけ、逃げ道がない状態で言葉をヒーローの頭の中に刷り込んでいく

早く♡

ほら早く♡

謝れ♡

謝れ♡

謝れ♡

謝れ♡

謝れ♡

謝れ♡

あ・や・ま・れ♡

ーーーーーーーーーーーーーーー

「…♡…んほ…お…♡お…♡」

ほこ、ほこ♡と熟れ熟れになってしまった両耳はピンクの粘膜でいやらしくデコレーションされており、
ヒーローは無理やり犯された幼い女子のように力なく身を震わせていた。

目からは完全に反抗心が失われ、瞳の奥にはハートマークが浮かんでいる。

もはや女怪人のことを敵として認識できず、心も身体も完全に屈服してしまっていた。

「お耳気持ちよかったねー♡
結局『ごめんなさい』って言葉聞かなかったけど、こんなに情けなく泣き叫ぶヒーローくんの姿に免じて許してあげる」

女怪人は新しいガムをおっぱいの谷間から取り出してかみ始めると、力なくピクピクと震える男性器を見おろし、嗜虐的な笑みを深める。

「はーい、じゃーあ、お待ちかね♡

ヒーローくんを徹底的に堕とすために、最後、どこをガムで包まれちゃうか…
もうわかるよね?

そう♡
これまでずーーっと、放置されててヒーローくんのおちんちん♡

私のガムで耳を包まれただけでも、頭狂っちゃうほど気持ちよかったよね?

もしその粘膜に、君の大事なおちんちん包まれちゃったらどうなるか…わかる?」

「包まれてるだけで、だんだん気持ち良さが上ってきちゃう…射精したくてしたくて、おちんちんのうずうずが耐えられなくなっちゃうんだよ?

その快感に耐えられずに、ヒーローの人も皆あっという間に屈服宣言して、私のガムペット志願しちゃうの♡

ふふ、楽しみだねー♡んっ」

クチャクチャクチャ

ガチガチにそそり立つ肉棒の前で見せつけるようにガムを咀嚼しながら、逃げ場がないことをわからせる。

ヒーローは、はっ♡はっ♡と荒い息を吐きながら、完全にこれから自らを襲うであろう快感に期待をしてしまっていた。

「じゃ、ヒーローとしての君とはこれでバイバイ♡
新しい世界、見せたげる♡」

ぷーー…

首を断つギロチンが少しずつ近づくように、ゆっくりとガム風船が膨らみ続ける。

…ぷーー…

…ぱんっ

べ………チャア

「んほぉぉぉお!!♡!!♡!!!♡

!!♡♡!!!♡」

声にならないピンク色の絶叫が溢れた。
それほどまでにヒーローの股間を襲った快感は彼の身には過ぎたものだった。

「はーい♡
まだまだいくよぉー♡」

しかし彼女は間髪いれず、何度もおちんちんの目の前で風船を破裂させ、何重にもガムでくるみこんでくる。

ぱんっ

ぱんっ

ぱんっ

ぱんっ

「あああぁあああ!!!♡♡
やぁぁああああ!!!!!あああああ♡♡!!!!♡♡!!!♡♡♡♡!!!!♡♡♡♡」

そうして彼の股間には、ピンクの薄い粘膜で何重にもくるみこまれた、ギンギンの無残なおちんちんがそそり立っていた。

「…♡♡♡!!!♡!!!♡♡っはぁ…♡♡」

「ふふ♡
すっごい恥ずかしい格好だね♡

そのガム粘膜、おちんちんすっっごい気持ちいいでしょ?♡
催淫効果のある膜がぴっちり張り付いてるせいで、何もしてなくてもずっとジワジワ、ジンジンって快感で責められ続けるの♡

しかも、直接触られるよりガム粘膜越しに触られる方がおちんちん敏感になっちゃっうんだよ?♡
試してみよっか♡」

女怪人は舌なめずりしてそのピンク粘膜に彩られた肉棒に狙いを定めると、先程耳をレイプした舌での技巧を、口の中に捉えたおちんちんに余すことなく降り注ぐ。

グヂュグヂュグヂュグヂュグヂュ
ジュルルルジュルルル
レロレロレロレロレロ
ブッッッチュュュウウウウ

「??!!!??!!!♡♡♡んにゃぁぁぁああ””あああ”!!♡♡♡♡」

ビクッ!!
ビクビクビクビクッッ!!!

彼の身体は限界を超えた快感に、絶頂を迎え、その肉棒の先から精子を激しく…
激しく…

「…んっふ♡

ごちそうさま♡
ん?なに?♡どうしたの?♡
そんなキョトンとした顔しちゃって♡」

ビクッビクッ
と力なく震える肉棒は未だそりたったまま。
その先からは精液どころか、なにも出ていない。

なんで…何で…イッたのに…
ぜったいイッたのに…

「じゃあ、種明かし♡

この私のガム粘膜に包まれたおちんちん…
効果は敏感になること、催淫効果があることと…

ふふ、射精できなくなっちゃう効果もあるの♡

おしっこの通り道もぴっちり粘膜で塞がれちゃってるせいで、ぜーったい射精できないんだよー♡

よかったねー♡
どこまでも、どこまでもいーっぱい気持ちよくなれるよー♡」

彼女は、ヒーローの快楽地獄からの最後の逃げ道すらも、にこやかに奪い去った。

「そんなぁぁあ!!♡
ごべんなざい♡ごめんざい♡♡
ゆるして♡ゆるじで♡ゆ、ゆるじてぁぁあ!♡!!!♡♡」

「はーい♡うるさいうるさい♡
そんなうるさい口は、こうだー♡」

顔の前で大きく膨らませた風船を破裂させると、口周りがガムに覆われ、喋ることができなくなった。

「♡!!♡…!♡」

「かわいそうだね♡
惨めだね♡
もう敵の女怪人に好き放題されて、悔しくて悔しくて…
それ以上にすっごく嬉しいよね♡

射精はできないけど、いーっぱい思う存分気持ちよくなっていいからねー♡」

女怪人は胸元を少し開くと、コスチュームでキツキツに締め上げられた乳内に粘膜ペニスを

ぐっっちゅうぅぅ

と収め、パイズリを開始した。

ぐちゃぐちゃ、ぐちゅぐちゅ
ぐぢゅるぐぢゅる、むにゅむにゅ
むっにゃむっにゅむっにゅ

「!!!!♡♡!!!♡!!!♡♡♡♡♡っっっっっ!!!♡♡」

マシュマロのような柔肉の中でもちゃもちゃと粘液まみれの肉棒を咀嚼され、あっという間に絶頂に至るが、ビクンビクンと磔にされた身体を震わせるだけで、なにも出ない。

硬さを失うことすら許されず、乳内に閉じ込められたおちんちんは、自らを縛る粘膜の滑りのせいでさらにそのおっぱいの中でなんとか脱出しようと一生懸命にもがき、そのせいでさらに快感を享受してしまっている。

その動きを戒めるように、
こね、こね、こね
と優しく巨大なおっぱいをこねまわす動きのせいでさらに何度も絶頂まで押し上げられ、ジーン♡と響く快感が積み重ねられる。

「いっぱいイッてるねー。
気持ちいいね♡嬉しいよね♡
でも気持ちよすぎて苦しいね♡

大丈夫。精液は出なくても、ヒーローくんが絶頂した時に、ヒーローパワーが少しずつガム粘膜を通して私に吸収されるの。

その時に、ちゃんと絶頂に近い快感を感じることができるよ♡

射精はできない、ヒーローとしての屈服絶頂♡

でもその快感は、ジーン♡って全身にすっごく強く響くのに、全然スッキリしないの♡
甘い疼きはそのまま強くなる一方なのに、屈服絶頂の快感は蓄積されるしかないの♡

そん感じでヒーローパワーを吸われつづけちゃうと、どうなると思う?♡

これまでのヒーローさんたちと同じように、君も『お願いです、もっとヒーローパワー吸ってください♡もっとガムの中でイカせ続けてください♡』
って泣き始めるんだよ?

さっきまで「射精させてください♡」って言ってたくせに、ほんとヒーローさんたちって惨めだよねー♡

どう?これが、一般人の男の人じゃできない、ヒーローパワー持ってる、ヒーローさんたちにしか味わえない、ご褒美の快感…♡
嬉しいでしょー♡
ほらぁ♡もっと私に感謝の気持ちを、泣き声で伝えて?♡

こね♡こね♡こねこね♡」

そうして、ガム粘膜に包まれた射精禁止ペニスを、手コキ、フェラ、パイズリで散々に嬲り回され続けた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(………♡♡♡♡……♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡)

「どーお?
もう何度も何度も屈服絶頂させられ続けて、頭真っ白でなんにも考えられないぐらい、甘い快感蓄積しちゃったでしょ♡

じゃあ、最後に私のガムペットに堕ちる儀式♡ヌルヌルぴちぴちの催淫ガム粘膜に、全身ぴっちり包まれて、ぐちゃぐちゃに弄ばれようね♡」

彼のあたりにはふわふわと女怪人が作り出したガム風船が漂い、破裂の瞬間をいまかいまか待ち望んでいた。

ヒーローの頭の中も、射精とりあげられた絶頂を何度も経験したせいで、これ以上気持ちよくしてくれるならなんでもいいと諦めきってしまっていた。

むしろ、あの被害者の男たちのようにガムで全身を包まれたらどれだけ気持ちよくなれるかと、明確に期待していた。

「これからヒーローくんの全身をガム粘膜で何重にもくるんじゃうね?
そしたらヒーローくんはもう完全に私のガムの虜♡新しい私のガムペットとして、エネルギー私に捧げ続けるんだよ?
わかった?♡」

彼女はすっと右手を上げ、

「じゃあ、
ようこそ、私の新しいガムペットくん…♡」

パチン

と指を鳴らすと周囲の風船が弾け、ガム粘膜がヒーローの身体中を襲った。

(♡♡♡!!??!!!♡♡♡ーー!!!!♡♡♡)

全身に何重にもガム粘液が張り付くと同時に、ヒーローはこれ以上ないほど背すじをのけぞらせて、長い長い絶頂を感じていた。

「あーあ♡
ガム粘液の虜になっちゃった時に感じるその快感感じちゃったかー♡

それ、なかなか終わんないよー♡
意識弾け飛ばないように、がんばってねー♡」

弾けた時に感じたジーン♡という快感が、まだ、まだ、まだ、終わら、ない

(…♡なに…これ…♡ダメ…もう…イッたから…♡
止まって……♡♡もう気持ちいいの止めて……♡♡♡♡)

「あっ……はぁ……♡私のガムペットに堕ちちゃったヒーローくんの姿、素敵…♡

ふふ♡これから、いっぱい気持ちいいご褒美あげるね♡
ほーらぁ♡もっともっと気持ちよくなるの、手伝ったげる♡
次は、こちょこちょこちょこちょこちょー♡♡」

(んひぃぃいひぃひぃいいいい!!!♡♡♡♡♡♡)

ビクンビクンビクンビクビクビクッッッ

全身がおちんちん以上の性感帯になってしまったヒーローは、くすぐりすらも絶頂まで押し上げる責めになってしまい、また何度もガム粘膜に覆われた身体を震わせて、屈服絶頂を繰り返す。

「ふふ♡普通、男の子は射精っていう快感の最後の逃げ道があるのに、
それも私が取り上げちゃったからねー♡

そのまま、際限なく気持ちよくなっちゃえ♡♡
どんどん登っちゃいけない快感の上まで、登って行っちゃえ♡♡

こちょこちょこちょこちょこちょー♡♡♡♡」

(んんんんんに”ゃああああぁ!!♡♡♡♡♡んひいひひひひひひぃいひひひいいあいひぃぃぃぎいぃぃ♡♡♡♡♡♡)

ビクンビクンッッッッ

ビクビクビクビクビクッッッッ

(んぎぃぃぃいぃいいい!♡♡♡♡終わって♡♡♡♡もう終わって♡♡♡むり♡♡♡♡お願い♡♡♡♡)

「ダメ押し♡
はーい、追加の催淫ふ・う・せ・んっ♡」

さらに彼の周り取り巻く空間に、先程とは比べものにならない数のガム風船が浮かべられる。

(ひっ♡やめて♡やめて♡やめて…♡やめ

「私のガムで天国に、イッちゃえーー♡」

パパパパパパパンッ♡♡♡♡

(っっっんお””ッッッッッッッッッッッッッッッッッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡!!♡♡♡♡!!!!♡♡♡♡♡♡♡♡!!!!!!!!!♡♡♡♡♡♡♡♡)

・・・・・・

・・・

・・

「…♡♡♡♡♡…♡♡♡」

「…あ、もう動かなくなっちゃたかぁ♡
まぁこれからいっぱいいじめてあげるから、今日はこれで許してあげる。

じゃあ帰ろっか♡
ガ・ム・ペッ・トくん♡」

……………

それからS区のヒーローは姿を見せなくなった。

一方ガムガールはその勢力を拡大して、複数の地区で手下を使って被害を撒き散らすようになっていた。

「はーぁ。今日も疲れたぁ」

彼女がアジトに帰ると、その一室に奇妙なものが吊り下げられていた。

「今日の絶頂回数はぁ…♡
ふふっ♡今日は私が出かけてる間に216回もイッちゃったんだね♡」

女怪人ガムガールのアジトに吊り下げられた、ガム粘液でできたピンクの繭のような物体。

ピク、ピクと蠢き、たまに激しくビクンビクンと身を震わせている。
これがあのヒーローの成れの果てである。

ヒーローは今や、女怪人のガムペットとして毎日過酷な調教を受けていた。

時折繭の外に出されておちんちんをガム粘液に包まれた状態で散々に焦らされ、
数時間にわたっていじめ抜かれた末に、おちんちんからヒーローパワーのみをゆっくりと吸い取られる。

その際にはもちろん射精を許されず、ヒーローパワーを吸い取られる時に感じる甘くジーンと響く快感を、さらに数時間かけて味合わせられる。

彼女の機嫌が悪い時はそれでもおわらず、ガム粘液で亀頭をネトネトに散々に磨かれ続け、潮やおしっこを漏らすこともできないまま最も敏感な部分を嬲られ続ける。

快感に脳が耐えきれず失神したらようやく調教は終わり、
また催淫ガム粘膜に全身を何重にもくるんでもらい、繭の中でギリギリ耐えられるレベルの甘い快感を与えられ続ける。全身を包むフェロモンの塊の中で、敵である女怪人に捧げるヒーローパワーを蓄積させられ続けるのである。

このサイクルが3回続いた頃から、彼は完全に心が屈服してしまい、土下座してガムペット宣言を行った後、もはや女怪人のエネルギーをせっせと作るための苗床となってしまっていた。

それでも彼女のガム粘液で包まれて、射精すら許されずにおちんちんをいじめてもらえる日々は、彼にとってはこれ以上ない幸せとなったのである…

Happy end♡