勇者はバスサキュバスのタオル掛け

「よし!ここまで上がってきたぞ!」
目の前に鎮座する扉を前に、つい達成感が込み上がってしまう。

今いるここのダンジョンは、50階構造という大きな規模のダンジョンだ。
勇者である俺は、ギルドのクエストを受けここを攻略しにきていた。
今は49階。
ここを突破すれば最上階へ行くことができ、魔物を生み出しているダンジョンコアを破壊することでクエストはクリアになる。
全てのダンジョンでは最上階の一つ手前の階層にボスが待ち構えており、毎回最も手強い戦闘になる。

「よし、行くぞ…」
ゴクリ、と唾を飲み込み、重い鉄製の扉をゆっくり開いていく。
ギギギ…という音ともに見えたその光景は…!

浴室だった。

(……え?)

壁と床は、白とピンクが交互になったタイル張りで、部屋全体に湯気が立ち上っている。
鼻に流れ込んでくるのは、石鹸の、甘い匂い。
四方が数十メートルはあろうかという巨大な浴室の中心には、優雅な曲線を描く白いバスタブがあった。

「…何かしら?人が湯浴みをしているというのに、無粋な人間ね」

バスタブの中では、金色の髪の美しい女性がこちらに脚を出してくつろいでいるところだった。
いや、女性ではない。
あまりの美しさに反応が遅れたが、頭にあるねじれた角、特徴的な金に光る眼。
(間違いない…サキュバスだ)
しかも上級の個体だ。
普通サキュバスというのは、ギルドが評価する魔物ランクの中でも上位に位置する種族ではない。
現に、俺も冒険の最初の方で何度か出くわしたが、魅了対策だけ施せば決して強敵では無かった。

しかし、それは通常個体の場合。
普通は赤い眼をしているサキュバスだが、突然変異種や上位個体になると眼の色が変わってくる。
金色というのは、最上位個体であると昔図鑑で読んだことがあった。

相手は今湯船に浸かっているため裸だと思われるが、どんな攻撃が飛んでくるかわからないため剣を構えて警戒する。
「…お前はサキュバスだな?俺は勇者、このダンジョンを攻略しに来た。ここのボスはお前なのか?」

「サキュバスだなんて…あんな下級魔族たちと一緒にしないでくれるかしら。私はバスサキュバスよ」
ちゃぷん、と脚を組み替えながら返答してくる。
(やはり上位種…!)
『バスサキュバス』という種族は聞いたことが無かったが、通常種とは比べ物にならない強さであることは間違いなさそうだ。

今相手は油断し切っているようで、まだバスタブの中にいる。
甘い匂いの発生源は恐らくあのバスタブとバスサキュバス自身で間違いないだろう。
バスタブは白い泡でいっぱいに満たされており、お湯の中に入っている身体は見えない。
ちゃぽん
と体勢を変えると、バスタブの淵に両腕をかけ、こちらに向く。大きな胸は泡とバスタブによって隠れていた。

「それで…?こんなところにやって来た勇者様は、私を退治するのかしら?」
「あぁ!お前を倒して、先に進ませてもらう!行くぞ!」
腕への筋力強化魔法と、足の速度強化魔法をかけて、未だバスタブから出ようとしない淫魔に向かって剣を振りかぶっていく。

「えらく単純な攻撃ね。ふぅ〜〜…」
バスサキュバスは手のひらでバスタブの泡を掬うと、息とともに泡を飛ばす。
泡とともに魅了効果を持った吐息が塊となり、勇者に向かって寸分たがわず飛んでくる。
(これは当たるとまずい?!)
「ぐっ?!」
咄嗟に軌道を変え、右側にゴロゴロと転がる。
ピンク色の吐息の塊がさっきまで俺が立っていた場所を通過する。
吐息はそのまま壁に当たって霧散した。肉眼で見えるほどの魔力だ。

(あれは魅了魔法の塊か…。あんなに簡単な動作で、あれだけの密度の濃い魅了攻撃を仕掛けてくるなんて)
「あら、避けちゃったのね。ふふ、当たっていたら、抵抗せず幸せな気持ちになれていたのに」

ちゃぽん…
バスサキュバスはくすくすと笑いながら、またバスタブの中でゆったりと体勢を変える。
白く艶かしい肢体がお湯に濡れ、てらてらとエロティックに輝く。
泡を掻き分けて美しく伸びてくる脚は、今すぐにしゃぶりつきたくなるほどの淫靡さだった。
「でも…そろそろかしら。貴方、身体はちゃんと動く?」

「え…?は!?」
目の前のバスサキュバスの肢体を注意していて気づかなかったが、身体が異常にだるい。
剣を持つ手が、震えるほどに重く感じた。
「気づいて無かったのね。知らない間に魅了にかかっていたなんて、勇者失格よ?
…ふぅ、ちょっとごめんなさいね」
淫魔はそう言うと、ザパァ、とお湯から立ち上がる。
艶めかしく輝く美しい身体からゆっくり流れ落ちていく白い泡に目を奪われ、食い入るように見てしまう。

「もう私の身体に釘付けね…。泡を流すから、少し待っていてちょうだい」
バスタブの横に立っているシャワーヘッドを手にすると、小さなカーテンを下ろしシャワーを浴び始める。

…シャー…

ちょうど一人分の身体が隠れる程度のカーテンにバスサキュバスの豊満な肢体が影となって写っており、勇者は息を荒げてその影の動きを追う。
(待て…!なんで俺はあいつのシャワー姿なんかに見とれてるんだ?!)
「…貴方、この部屋に入ってきたとき、甘い匂いを感じなかったかしら?その空気、たっぷり吸い込んじゃったでしょう。
その時点で貴方にはもう勝ち目は無くなったのよ」

目を凝らしてよく見ると、この部屋の空気そのものがうっすらと桃色がかっていた。もしかしてこれ全部…!
「私のバスルームの匂いは、つまり私自身の匂いが凝縮された匂い…。
淫魔の、しかも私のフェロモンたっぷりの香りを吸い続けて、無事でいられるはずがないでしょう?」

バスサキュバスは身体を洗い終えたようで、シャワーを止めると羽毛のようにふわふわの白いバスタオルを手に取り、水に濡れた艶かしい肢体を丁寧に拭いていく。
そして、そのバスタオル一枚を身体に巻きつけた状態で、こちらに姿を現した。

淫魔はバスタオル一枚の姿のまま、こちらに向かってぺたぺたと歩いてくる。
大きな胸はタオル越しでもはちきれんばかりに盛り上がり、歩くたびにたゆん、たゆん、と揺れ、その豊満な谷間に目が吸い寄せられる。
引き締まった腰と、張りでたお尻にもタオルは張り付いており、もはや裸でいるよりもイケない想像を掻き立てられる扇情的な格好をしていた。

気がつけば目の前の淫魔の挙動に意識が集中させられてしまう。
もう自分の身体はほとんど言うことを聞かず、剣は持っているだけで精一杯なほど全身から力が抜けてしまっている。
はぁ、はぁ、と荒げた息のせいで、余計に部屋の空気を吸ってしまう。
完全に魅了状態に落ちた自分の状況を見て、絶望的だと判断する。
(まずい、これは一時退却を…!)
咄嗟にこの部屋から逃げようとした瞬間、

バサッ

「だから…こんなことをされちゃうと、もう勇者様はお・わ・り…」

(っっ?!!!?)

淫魔は今まで身体を巻いていたバスタオルを広げたかと思うと、後ろに向かって逃げようとしていた俺の顔に巻きつけてきた。

ふわりと顔に触れた瞬間、感じたのは、
しっとりと濡れた柔らかなタオルの感触。
頭を破壊するほど甘く色っぽいソープの香り。
その奥に確かに薫る、男を堕落させるサキュバスの強烈な淫臭。

一斉になだれ込んできた、上位サキュバスの圧倒的な魅了の力。
それがどんな匂いかを感じ始めた頃には、俺はとっくに射精していた。

(ぉぉおひぃぃぃぃいいいいいぃぃぃ〜〜〜!!)

ビュルビュルビュルビュルビュル!
ドピュドピュドピュドピュッ!!

「あらあら…気持ち良さそう。
どう、私の身体を隅々まで拭いたタオルのお味は…?
もう充分に魅了にかかってしまっているから、私の身体を拭いたタオル、ってだけで興奮して射精しちゃうでしょう?
顔にぴったり密着して、いい匂いで頭いっぱいかしら?
…ズボンから精液溢れてきたわよ」

ビュルビュビュルビュルッ!!
ドピュッドピュッドッピュッ!!

(甘いひぃぃぃい!!はひゃぁあああぁぁぁぁ!!!ひぃぃぃぃいいん!!)

そのバスタオルは、男を性的に殺す狂気だった。
あまりにも甘い。あまりにも柔らかい。あまりにも淫ら。
上位サキュバスの身体を隅々まで拭き、身体から溢れ出るフェロモンが染み付いたその柔布は、もはや下級サキュバスの膣内よりも遥かに危険な淫具と化していた。
それが顔に巻き付けられ、直接匂いを嗅がされて、俺は下半身から壊れた蛇口のように精液を漏らし続ける。

ビュルッビュルッ
ドピュッドピュッドピュゥゥゥ……

「じゃあ私の匂いを胸いっぱいに吸った勇者様のお顔を見てあげましょうか」

顔を包んでいたバスタオルを開いた中には、淫魔から受けた魅了の快楽で骨抜きになっただらしない英雄の顔があった。
「…あ〜あ、惨めね。もうアヘアヘに緩んで、舌までびろーんって出しちゃって。とっても恥ずかしいわよ?勇・者・サ・マ?」

くるりと翻ると、俺を今まで苦しめていたバスタオルで再び身体を覆う。
支えを失った俺はどさりと尻餅をつき、惚けた頭で状況を考える。
(あひぇ…いま…何を…。タオルで顔を、塞がれた、だけで…。こんな深い、魅了…)

「ほら、向かっておいで。まだ戦うんでしょう?」

大量の射精をさせられたせいで、疲労感でいっぱいの腰をなんとか持ち上げる。
ガクガクと子鹿のように震える脚。
(これが上位サキュバスの魅了の威力…こんな、勝ち目なんて…いや、心まで折れたらこいつの奴隷にされる…!)

なんとか剣を構えて心を奮い立たせ、敵の方向へ向かう
…と思ったが、駆け出した瞬間急に身体がつんのめり、バスサキュバスの足元まで転がっていく。
そこで止まると、なぜか俺は鼻をふがふがと鳴らし始めた。

「あぁ…この匂いを嗅ぎたかったの。仕方ない勇者様ね…。
いいわよ、好きなだけクンクンしなさい」

(え、な…なんで…!)
信じられないが、自分の身体が必死で匂いを嗅ごうとしているのは、目の前の淫魔が足蹴にしている白いもこもこのバスマットだった。
両手に握っていた剣を放り出し、その生地を両手でつかむ。
俺は犬のように鼻先をそのバスマットに近づけ、必死にそこに染み付いた淫臭を嗅ごうとしていた。

「いい匂いでしょう?毎日使ってるから、私の汗がいっぱい染み付いてると思うわよ」
「ふんッ…これ、スーハーッ、ど、どういうことだ!スンッ…」
立ち上がり、再び剣を取って立ち向かおう!と頭で意識するのだが、身体がなぜか全く反応しない。
バスマットの甘ったるい、いい匂いが脳をボーっと溶かして、判断力をどんどん奪っていく。

「どうしてかしらねぇ…ふふ。
…さっき、私の身体を拭いたバスタオルから、フェロモンの濃い匂いをいっぱい吸っちゃったでしょ?
意識よりも、身体が先に私に屈服したのよ。もう貴方は私の匂いを一生懸命嗅ごうとするワンちゃんになった、というところかしら」

自分の足元で鼻を鳴らす無様な勇者を見下ろし、嘲りを込めた笑みで言葉を紡ぐ。
「この魅了状態まで堕ちると、私の匂いが染み付いているものを無意識で求めてしまうの。貴方は私に刃向かうどころか、私の匂いから一生離れることさえできないわ」

「違う!ッスン…俺は…フガ…そんな変態じゃない!!…クン」
目の前の敵の…美しい淫魔の足を拭いている羨ましいバスマットの匂いを嗅ぎたいなんて…思うわけがない!
なのに、なんで身体の言うことが聞かないんだ!ふがふがと鼻を鳴らすのを止められない。
足元のバスマットの匂いを嗅ぎたくて仕方がない…!

「あらあら、じゃあそこから顔を上げて歯向かってきてご覧なさい。淫魔とはいえ、女性が使っていたバスマットをクンクンするなんて、とっても変態よ?」
くすくすと笑いながら、嘲笑の顔で見下される。

「こんな…!っスンッ…絶対、許さない…クンクン…ぞ!スーハーッ…」
心までは屈してはいけないと、鼻をマットに埋めながら頭上のバスサキュバスを睨む。しかしどう見ても、発言と行動がまったく一致しない滑稽な姿になってしまっている。

「怖いわぁ…じゃあ、勇者様にはもっと深〜く私の匂いに堕ちてもらわなきゃね。」
「ふむっ?!」
美しい足で頭を踏まれ、バスマットにより深く顔全体を埋めさせられた。

「…全く、こんなに魅了耐性が弱いのに、どうやって私に勝つつもりだったのかしら。
流石にここまで早く私にどっぷり魅了されたのは、貴方が初めてよ?」

頭をぐりぐりと踏まれ、バスマットに深く、深く顔を埋められる。
バスマットなんてものに、足で踏まれて匂いを嗅がされるなんてあまりにも屈辱的なのに、頭を踏みにじられていることも、バスマットの匂いを嗅がされていることも強い快感に感じてしまっていた。
(ちくしょう…!ちくしょう……!)

「まぁ…ここで足を離したところで、貴方は自ら進んでマットの匂いに顔を埋めるでしょうけれどね…。ほら、惨めさを噛み締めながら、私の匂いに包まれて気持ちよーく射精しなさい」
ぐりっ
と、言葉とともにより一層強く踏みにじられる。
(ちくしょう〜〜〜〜……!!)
「すぅぅぅぅうう〜〜〜〜〜!!♡」

ドプッドプッドプッ!
ドププッドプッ

腰をヘコ、ヘコ、と振ってズボンの中で射精する。
バスサキュバスの匂いに魅了されて射精した白濁液はパンツの中で溢れんばかりに溜まっており、ズボンの裾から漏れ出すほどになっていた。

土下座のような体勢で、腰だけ上に浮かせたままヒクッヒクッと痙攣させる。
(こ、こんな…屈辱的な…くそぅ…くそぉ……!♡)
息を吸うたび、魅了がより深くなっていく。どれだけの恥辱を受けようと、既に勇者の身体は彼女からの全ての刺激に悦んで屈服してしまい、されるがままに精液を吐き出す奴隷と化した。

「貴方…精液の質は悪くなさそうなのに、汗と魔物の血の匂いがひどいわね。
私の管理するバスルームにいる以上、清潔な状態でいてくれないと困るわ。仕方ないから私自ら綺麗にしてあげる」

淫魔は身体を巻いていたバスタオルを床に放ると、近くにあった薄いピンクのバスローブを羽織った。

「貴方の身体中には十分すぎるほど私の魅了が浸透しているから、こんなこともできるの…ほら」
ぱちん、と細く美しい指を鳴らす。

土下座の体勢で崩れ落ちていた俺の身体が桃色に発色したかと思うと、浮き上がって足を地面につけられる。
全身に力が入らないというのに、無理矢理立った状態にされる奇妙な感覚。

「じゃあ、まずは服を脱ぎなさい」

操られ、全ての装備を自分の手で外される。
精液でドロドロに汚れて気持ち悪くなっていた下半身の装備を脱ぎ捨てると、ぴょこん、と今まで友人達にも秘めていた俺の密かなコンプレックスが顔を出した。

「ぷっ…あはは。勇者様、貴方おちんぽに皮被ってるじゃない。恥ずかしいおちんぽね?ちゃんと毎日洗ってる?」

(くぅうぅぅぅ……こんな、敵の魔物に…)
そのまま服や装備品を一つにまとめさせると、淫魔は一瞥し掌をかざす。
「もう服はいらないわね」
ボッという音とともに、俺が今まで着けていた装備品たちが全て消滅した。

「じゃあ、そんなおちんぽも汚い勇者様は、お風呂の時間よ」
すいっ、と腕を振る。
そのまま裸で宙に浮かされて、さっきまでバスサキュバスが入っていたバスタブの上で止まる。

(え?うわ…こ、これもしかして、
お湯の中身自体が全部、魅了魔法の塊…!)
泡でいっぱいのバスタブの中身は、解析すると魔力の塊で、しかもそれが高濃度の魅了効果を持ったものだとわかった。

「…あら、気づいたかしら?ここにある泡やボディソープは私の母乳100%…。
このバスタブの中のお湯も全て私の体液…つまり母乳や愛液、よだれ、汗なんかでできてるの。
まぁ、今の勇者様がもし全身で触れちゃったりしたら、ただでさえ私の匂いの虜なのに、更に大変なことになるわね」
淫魔は笑いながら、俺に勇者としての死刑宣告を告げていく。
バスタブからは、先ほど嗅いだバスマットの甘く堕落させてくる匂いを、さらに凝縮した濃い匂いが立ち昇っていた。
こんなところに落とされたら、さっきとは比較にならないレベルで深い魅了にかかってしまう。だめだ、逃げなきゃ、でも、ピクリとも身体が動かない。

「や、やめてくれ、こんな、ぜったいおかしく…」
「じゃあ、私の残り湯に浸からせてあげる。
心配しなくても、すぐに出なくてもいいわよ。ゆっくり寛ぎなさい…トロトロに蕩けるまでね」

ざぷん

命乞いも最後まで聞かれることなく頭まで沈められ、全身で魅了効果が詰まったお湯からの侵略を受ける。
(………!?!ふにゃぁぁあぁぁぁあぁ……♡)

ドピュルルルルルル

身体中に施される、魅了効果の重ねがけ。
バスサキュバスの淫液は、勇者の最後の反抗心を跡形もなく溶かしきった。
「ビクンビクンと震えて…もしかして、気持ち良すぎてお湯の中でお漏らししたのかしら?
顔を出してご覧なさい」
ざぷっ、と髪を掴まれてお湯から引き上げられる。
「ぉ、ぉぉ、ぉ、お、ぉ…♡」

「うふふ、素敵なお顔よ。お湯の中に出した精液は、後で全部吸い取ってあげるわ。
それじゃ、貴方の汚い身体、私が直接洗ってあげるわ。感謝しなさい」
柔らかいスポンジを手に取り、ブチュブチュ、とボディソープを染み込ませる。
ワシャワシャと淫魔の母乳成分によって泡だったスポンジが、全身を優しく這っていく。

「ぁん、あぁん、ぁぁ、ぁ、ぁ……」
淫魔の手で全身を隅々まで洗われて情けなく犬のような声をあげる勇者は、とても戦いに来たとは思えない惨めな有様を晒していた。

「ほら、恥ずかしい包茎おちんぽの皮も剥いてあげる。よかったわねぇ、上位サキュバスに皮を剥いてもらえるなんて、幸せなおちんぽよ?」
「ひやぁあぁぁん……ぁ、ぁ、ぁん…」
とぷっとぷっとぷっ
皮を被った弱々の肉棒をずるりと剥かれると、敏感な亀頭がバスサキュバスの淫湯に直接晒され、辛抱たまらずお漏らしのように精液を吐き出した。

「このお湯に浸かっているだけで、全身から魅了が貴方の身体中に染み渡っていくわ。
魅了度が高まれば高まるほど、私の体液を含んだものが身体に触れるだけで射精して、匂いが染み込んだものを嗅ぐだけでさらに射精するの。
どんどん私に弱くなっているのよ。悔しい?切ない?ふふ、その蕩けた顔を見ると、すごく嬉しそうね」

お湯に浸かればつかるほど、魅了が深く、深くなっていく。
射精をすると、抵抗感が弱くなるせいで精神と肉体への魅了が更に急速に進んでしまう。

「あはぁああぁぁぁん………♡♡」
とぷっとぷっとぷっ
とぷとぷとぷとぷ…
全身から力を奪われ、脱力しきったおちんぽからは失禁したように精液が漏れ出てくる。

蟻地獄のように際限なく魅了の深みに堕とされるバスサキュバスのお風呂の中で、勇者は取り返しがつかないほど徹底的に淫魔のフェロモンを精神と肉体に染み込まされた。

「はい、これで綺麗になったわね」

ふいっと指を振ると、バスタブからざぱぁ、と俺の身体が浮き上がる。
そのままタイルの床にべちゃりと放り投げられた。

四肢は投げ出されたまま力が全く入らず、目の前の絶世の美女に敵対心も浮かんでこない。
むしろ、もっと濃い匂いを嗅ぎたいと、全身が求めてしまう。
(こ…これが…重度の…魅了、じょうたい……♡)

「もう全身に私の魅了がどっぷりと染み付いちゃったわね。
それは貴方の皮膚どころか、神経や筋肉、魔力を司る回路まで浸透してるから、どんな強力な回復魔法でも治らないわよ」

…そ、そんな……!
この淫魔の言うことが正しければ、このまま解放されたとしても一生魅了状態は解けず、結局バスサキュバスの奴隷としての人生を生きていくことしかできない。うまく逃げ果せたことができたとしても、またこのダンジョンに進んで奴隷になるため戻って来てしまうだろう。

最後の希望は、勇者だけが持つ復活能力だ。
女神に与えられた権能で、勇者は魔物に殺されると、今までいた教会に転移して復活することができる。しかし逆に言うと、殺されない限り教会には転送されない。
この深い魅了状態がリセットされるかは分からないが、可能性があるのがもうその方法しか……!

「ほひぃぃ…こひょせ…せめてこひょしてくれ…」
魅了にどっぷりかかりながら、この快楽地獄から逃げようと最後の足掻きを懇願する。
もし、殺してくれれば最後の可能性が………!

「うるさいわよ。ちょっと黙っていなさい」
しかしその懇願は無視され、バスサキュバスが指を振ると強制的に仰向けの体制で寝かされる。

そして着ていたバスローブを脱いだかと思うと、そのバスローブを俺の顔に目掛けて、パサリ…と落とした。

「んんふぅぅぅぅう〜〜〜〜!!!♡」
ビュルビュルビュル
ビュビュビュビュ
どぷどぷどぷどぷ

バスサキュバスの匂いに極限まで弱くされてしまった俺は、彼女の匂いが染み付いたもの全てに魅了され、射精させられる身体にされていた。
(…ぁへぇ……♡い、い匂い……♡)

「バスサキュバスの匂いに敗北射精(マケイキ)…狂っちゃうほど気持ちいいでしょう?
私のバスルームの危険性を理解せず、戦いで汚そうとしたことを残りの人生全てをかけて反省しなさい」

「ふむっ……!っっ…!……♡」
ビュッビュッビュッ!
ビュルルッピュッ!
バスローブに上半身を埋めながら、濃い匂いの中で悶え続ける。
駄々をこねるように腕を振り乱して身体からどけようとするが、余計身体に絡まり甘い匂いに密封されていく。

「知っているわよ。貴方、勇者としての特権で、復活の権能を女神から与えられているんでしょう?
初めに勇者と名乗ったのが悪手よ、お馬鹿さん」

(ば、バレて…)

「復活されちゃうとまた人間が大勢で攻めて来たりしたら面倒だし、貴方は永遠にこのバスルームの置き物にしてあげる」

バスタブの淵に腰を掛けて脚を組み、自分の匂いが染み付いた服の下で快楽に苦しむ英雄の成れの果てを楽しげに見下ろす。
「足拭きマットがいいかしら。それともお風呂椅子…。
…そうね、ちょうど無かったし、私のタオル掛けになってもらいましょうか」

にこやかに手をパン、と叩くと、元勇者の行く末の判定を下す。
「これからの貴方の存在意義は、私の身体を拭いたタオルをかけておくことだけになるの。
光栄ね、私の身体を隅々まで拭いたフェロモンたっぷりのタオルを毎日堪能できるなんて」

(そんな……♡お、おれの……たびはここで…♡た、タオルかけって…♡)

「じゃあ、まずはタオル掛けらしく、掛けやすい格好になりなさい」

ついっと指を立てると、上半身を覆っていたバスローブがどかされ、手と脚を綺麗に揃えた気を付けの体勢で固められる。
直立のまま見えない魔法の縄でがんじがらめに拘束され、自分の意思ではピクリとも動かすことができない。

「あら…もう情けないおチンポもビンビン…。早く使って欲しくて仕方ないのね。
新しいタオル掛けとしていい心構えよ」
幾度となく射精を強要された元勇者のペニスは、それでも萎むそぶりは見せず、これから与えられる刺激に期待しているようにぴくぴく、とわなないていた。

「おチンポには、こっちね」
皮を剥かれたチンポに、ハンドタオルをパサリ、と掛けられる。

(んんんん〜〜〜〜!♡!!♡)
敏感な粘膜に、彼女の体液とフェロモンが染み込んでいる柔らかい生地が直接触れる。
それだけで感度の上がったおちんぽは射精直前まで高められ、我慢汁がピュピュッと噴射される。

「はい、今私の身体を綺麗にしたバスタオル、ちゃんと掛けておいてね」

そして床に落ちていた、さっき淫魔の艶かしい肢体の水分を全て拭ったバスタオルを、

パサッ

と顔に掛けてきた。

(んほぉぉおおおぉおぉぉぉぉ〜〜〜〜!!!!♡♡)

ドピュッッ!!
ドピュドピュッ!!!

「あら…堪え性のないおちんぽ…。ここに掛けていたらハンドタオルが精液でぐしょぐしょに濡れてしまうわ。少しは我慢なさい」

身体を震わせて、今日何度目かも分からない射精をする。
顔にかかったバスタオルを払って頭を搔きむしりたくなるほどの壮絶な絶頂感が幾度となく襲うが、倒れるどころか身じろぎすることも許されない。

ドプッ
ドププッ

(……♡……♡♡………)

「タオルが乾くまで、私の匂いをいっぱい嗅いでいなさい。
一度乾いたタオルを使っていくとフェロモンが凝縮されるから、何度か同じタオルで身体を拭き続けてあげるわね」

おちんぽと顔にタオルを掛けられた状態で固定された身体は、もう二度と動くことはない。

もはやペットや奴隷ですらなく、勇者の残りの人生はバスサキュバスのタオル掛けとして生きていくことになった。
淫魔に人としての尊厳を完全に取り上げられ、無機物として扱われるあまりにも無様な英雄の姿がそこにはあった。
しかし、彼にとっては幸せだった。ご主人様の美しい身体を余すところなく拭き、その汗やフェロモンをたっぷりと吸った魅惑的なタオルを、これからずっと掛けていただけるのだから。
そのタオル掛けは表情を快楽に歪め、顔にかかったタオルの匂いで幸せな絶頂に至り続けた…。

ドピュッ……

Happy end♡

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